新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN GENERATION
- 日時
- 2007年9月13日(木) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 埼玉・秩父市民体育館
- 観衆
- 1100
-
第7試合 30分1本勝負
レフェリー|田山正雄
MATCH REPORT
山本対平澤の場面になると、両者は激しいエルボーの打ち合い。そのまま押し込まれた平澤は、替わった中西のストンピング連射を浴びるが、その蹴り足をキャッチして中西を自軍コーナーへ押し込んだ。
だが、平澤は永田と山本のダブルミドルキック、山本の逆片エビ固め、中西の逆水平チョップなどで徐々に失速。それでも平澤は、中西へ果敢に張り手を連射するが、1発のチョップでダウン。顔面を捻ったキャメルクラッチなどでさらにピンチに追い込まれる。
その後も永田のショルダーアームブリーカー、ナガタロックIIなどで苦しんだ平澤だったが、永田の串刺し攻撃をかわしてジャーマンスープレックスホイップで逆襲。辛うじて棚橋にタッチする。
棚橋は永田へドロップキック、フライングフォーアーム、フラッシングエルボー、サンセットフリップ。さらに、ドラゴンスリーパー、掟破りのナガタロックIIと攻め込んで行く。
これに対し永田はエクスプロイダー、フロントハイキックで反撃。しかし、棚橋はカウンターのスリングブレイドでさらに逆転した。
中西対飯塚の場面。中西が、ローリング串刺しラリアット、野人ハンマー。さらにアルゼンチンバックブリーカーで飯塚を担ぐが、飯塚は空中でスリーパーホールドを極める切り返し。これで中西がひざまずくと、永田がその中西を踏み台にして飯塚へシャイニングロケットキック。
さらに永田のシャイニングロケットキック&中西のマッケンローという合体攻撃が飯塚にさく裂する。
最後は山本対平澤となり、棚橋組が山本を捕らえてトレイン攻撃を敢行。そこから平澤がジャーマンスープレックスホイップで山本を投げてフォールするものの、カウントは2。
対する山本は、カウンターの膝蹴りで平澤の動きを止め、サッカーボールキック。そして、バックドロップで平澤をマットに叩きつけて3カウント奪取。永田、中西、山本組の勝利となった。
試 合後、棚橋が「永田! テメェの首は必ず俺が獲る!」とマイクで絶叫。これに対し永田は「棚橋、元気があっていいじゃないか。タイトルマッチ、待っているからな。最高の試合をし て、お前を倒す」と、不気味なまでに冷静な対応。10月8日のIWGPヘビー級選手権試合を前に、対照的な印象を残した。
COMMENT
中西「それぞれが与えられた課題をしっかり把握して、そしてそれを乗り越えていくために、レスラーであるために、男であるために、やるべきことをしっかりやっていく。今日の相手もそうやった。これから、そういう風にずっとやっていくから」
山本「とにかく俺は(9月24日)広島の後藤洋央紀しか見えてないから。俺も背水の陣で臨みます。(9月2日幕張で)1回負けているから、広島では絶対に負けない!」
永田「俺に余裕は無いよ。余裕なんか無いよ。あれだけの覚悟を決めて、棚橋が来てるんだから。正面から叩き潰して、ベルトを防衛するには余裕は無いですよ。余裕が見えるとすれば、アイツの力不足ですよ」
平澤「一言だけ。まだぺーぺーの俺だけど、山本、お前を絶対超えてやるからな!」
棚橋「マジふざけんじゃねぇっつうの! なめんなよ、この野郎! 俺はチャレンジャー。今日も永田を打ち込んだ。俺の攻撃力は必ず上がっている。それに俺が何者かということを忘れないでくれ。俺は棚橋弘至!」
※飯塚はノーコメント