バディファイト Presents G1 CLIMAX 26

日時: 2016年7月24日(日) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,744人（超満員札止め）

第8試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦

柴田勝頼
中嶋勝彦

境界線

（1勝1敗＝2点）
（1勝1敗＝2点）

14分08秒　PK→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　Bブロック公式戦で、ここまで1敗の柴田と1勝の中嶋が激突。両者は06年4月に一度だけ対戦、そのときは柴田が勝利を収めている。柴田は右肩をテーピングして登場。

　ゴングが鳴ると、互いに間合いをはかる両者。ロープに押し込まれた中嶋は、身体を入れ替えてクリーンエスケープ。続いて、互いにフライングメイヤーからサッカーボールキックを繰り出すが、どちらも寸前で交わし、場内からはどよめきが起こる。
　柴田は中嶋をフライングメイヤーで投げるとチンロックに固め、さらにヘッドシザース。そして、三角締めに移行したところで、中嶋がロープエスケープ。続いて柴田は中嶋の左腕を固めると、ストンピングを落として痛めつけていく。
　怒りの中嶋はフロントキックで柴田を場外に落とすと、エプロンを走り抜けて柴田の右肩にランニングキック。さらに柴田の右腕を鉄柵に固定し、そこを蹴りあげる荒技を披露。
　中嶋は柴田をリングに戻すも、ダメージの深い柴田はもう一度場外にエスケープ。だが、中嶋は力尽くでリングに戻し、コーナーに追い詰めてエルボー連発。さらに柴田のお株を奪う串刺しドロップキック。場内からは中嶋にブーイングが飛ぶ。
　続くエルボー合戦を制した柴田は、串刺しフロントキック。そして、本家本元の串刺しドロップキックをヒット。さらにリング中央でコブラツイストを見舞う。中嶋はなんとかロープエスケープ。
　続いて柴田がキックを繰り出すも、中嶋は受け止めてドラゴンスクリュー。そして強烈な右ミドルで柴田からダウンを奪う。中嶋はトップコーナーに登ると、柴田の肩めがけてミサイルキック。さらにバックドロップを繰り出すが、柴田もすぐに起き上がってバックドロップ。そして、二人同時にフロントキックを繰り出すが、これは相討ちに。
　中嶋はエルボーで柴田を交代させると、串刺しフロントキック。だが、柴田も同じ技。すると、中嶋はコーナーに登った柴田にニールキック。さらにコーナーめがけて投げっぱなしジャーマン。
　ここを正気と見た中嶋はヴァーティカル・スパイクを狙うが、うまく着地した柴田はバックを取る。だが、中嶋はその腕にエルボー。そしてトラースキック3連発を決めると、PKを狙う。だが、柴田はそれを両腕で受け止めると、中嶋に強烈な張り手を見舞い、スリーパーで捕獲。これでグロッキー状態になった中嶋に、最後は柴田がPKを叩き込んで激勝。

COMMENT

※柴田はノーコメントのまま、控室に戻っていった

中嶋「そうですか。でも、俺は勝たなきゃいけねぇんだよ。良い試合だけじゃ、俺は、満足せん。何のために、この『G1』に上がることになったか。それは、自分の中で、しっかりと理解しているつもりだ。クソ！柴田戦。完敗でした！でも、柴田勝頼、アンタの名前は、絶対に忘れない。必ず、必ずまた、向き合う日が来る。必ずだ、覚えとけよ。そして、まだ『G1』も、まだ俺は2戦目だ。まだまだここから、夏の『G1』、面白くなるぜ。俺は、俺は、止まらねぇんだ！」