『Super Jr. Tag Tournament 2017』1回戦、KUSHIDA&川人拓来組が現IWGPジュニアタッグ王者組の“ROPPONGI 3K”SHO&YOHと対戦。川人は前日の10.22栃木で「小松(YOH)・田中(SHO)、二人を倒して絶対勝ちます!」とマイクアピールを行ない、番狂わせを狙う。
ゴング前に川人がROPPONGI 3Kをエルボーで奇襲。そして、YOHにティヘラ、串刺しエルボー、ヒップトスとたたみかける。だが、YOHはカウンターのジャンピングエルボーを叩き込んで川人の動きを止めるとSHOにスイッチ。
ROPPONGI 3Kは川人にすばやいコンビネーションから低空キック。SHOは川人の胸板に張り手を見舞い、さらにコーナーのKUSHIDAにもエルボー。そして、SHOは川人に変形のコブラツイスト。続いてYOHが川人の頭を蹴りつけていく。川人は必死に張り手を胸板に叩き込むが、YOHは軽く受け流すとボディスラム。そして、ニードロップ、フットスタンプをお見舞い。
すばやいタッチワークを見せるROPPONGI 3K。続いてSHOが川人の首筋にキックを叩き込み、さらにキチンシンク。そして、グラウンドで川人を翻弄していく。ロープに逃げた川人は、SHOの胸板に張り手を見舞っていくが、SHOはお返しの一発でダウンを奪う。さらに川人を肩に抱え上げるが、切り抜けた川人は打点の高いドロップキック。ここでようやくKUSHIDAとスイッチ。
KUSHIDAはSHOに逆水平チョップからハンドスプリングエルボー。だが、ここでYOHがリングイン。しかし、KUSHIDAはハンドスプリング式のキックで迎撃。さらにロープワークの展開から、SHOの顔面に低空ドロップキック。
SHOはロープワークで加速したKUSHIDAをスリーパーで捕獲。だが、KUSHIDAも切り返して飛びついてのアームロック。しかし、田中は力尽くでカナディアンバックブリーカーで抱え上げ、豪快に前方に叩きつける。ここでROPPONGI 3Kは3Kを狙うが、KUSHIDAは切り抜ける。そして、川人がYOHをスワンダイブのドロップキックで場外に吹き飛ばし、ノータッチ式のトペ・コンヒーロを敢行。
リング上、KUSHIDAはSHOに飛びつきDDTからホバーボードロック。さらに腕ひしぎ逆十字に移行するが、SHOはロープエスケープ。ここから両者はエルボー合戦。KUSHIDAは右ミドルでSHOの動きを止めると川人にスイッチ。
川人はSHOにロープで加速してからエルボー。そして、YOHには左ミドルの連発でダウンを奪い、返す刀でSHOにもキック。だが、SHOはその足を受け止める。すると、川人は飛びつき式の腕ひしぎ逆十字にきって取る。さらに三角締めに移行するが、SHOは力づくで持ち上げてパワーボムのように叩きつける。
続いてROPPONGI 3Kは連携攻撃を狙うが、切り抜けた川人は同士討ちを誘い、YOHに横入り式エビ固め。KUSHIDAはSHOを場外戦に連れ出す。川人はYOHに逆さ押さえ込みを決めるが、YOHはカウント2でキックアウト。ならばと川人はキックの連発から回転延髄斬りをヒット。しかし、YOHはカウント2ではねかえす。
川人はロープに走るが、YOHはロールオブK。これはKUSHIDAが必死にカット。しかし、ROPPONGI 3KはKUSHIDAをダブルのジャンピングニーで排除。すると、川人はROPPONGI 3Kにエルボーで応戦。だが、SHOはかわして背中にコードブレイカー。続いてYOHが低空ドロップキック。最後はROPPONGI 川人に3Kが3Kを決めて勝利。1回戦を突破した。
試合後、SHOとKUSHIDAはにらみ合いを展開した。
ロッキー「(※先に来ていた2人の間に入って)失礼するぜ! 両国は俺たちの始まりに過ぎなかった。今日はただの第2章だ。そして大事な第3章がすぐにやってくる。SHOとYOHがこのジュニアタッグトーナメントに出てるヤツら全員ぶっ倒すぜ! そしてその先にはコイツらが世界中のジュニアタッグチームの頂点に君臨するんだ!…いや、世界中の“タッグチーム”の頂点だな! コイツらは若くて、強くて、速くて、どんなヤツらよりも3000倍すげぇからな! それが俺の、ROPPONGI 3Kだ!よーしオマエら! 今夜はロッポンギでちょっとだけパーティーするか! 俺のおごりだぜ!」
YOH「サンキュー、カントク!」
SHO「ビッグマネー持ってるの?」
ロッキー「俺のフトコロにはビッグマネーがあるぜ! なぜか分かるか? コイツらがタイトルマッチに勝ったから、俺にはビッグビッグマネーが転がり込んだんだ! でも今夜はちょっとだけな。スコシ、スコシ。チョット、チョット。なぜなら俺たちはまたハードトレーニングしなきゃだからな! トーナメントの次のステップで勝って、その次の決勝も勝って、俺たちはチャンピオンになるんだ、フォーエバー!」
YOH&SHO「フォーエバー!」
ロッキー「ありがとよ、オマエら!(※と言って去る)」
YOH「サンキュー、カントク!」
SHO「どうぞお先に」
YOH「川人、楽しかったよ。熱い試合だったと思う。俺の信念は、生え抜きで新日本プロレスを引っ張っていくことだから。それは昔から変わってない。みんなで誓い合ったことだから。俺らの時代で必ず、生え抜きで新日本プロレスを作っていかないと意味がないと思ってるから。戦いはこれからだよ。そのためにこのトーナメント、俺らは絶対優勝しなきゃいけない。俺らの時代を作るために。必ず俺らの時代で、ジュニアを、新日本プロレスをもっともっと高いレベルにしてみせます。何やかんやゴチャゴチャ言ってくるヤツらにはね、こう言ってやればいいんですよ。“SHUT YOUR MOUTH!”口を閉じろってね」
SHO「今、YOHが言ってくれたことプラス、今日、後楽園のみなさん、最高にシビれましたね〜! 久々にこんだけシビれましたよ! これから日本中、全部の会場、俺たちROPPONGI 3Kと一緒にシビれようぜ!」
※KUSHIDAが川人をおんぶしてインタビュースペースに連れて来る。
KUSHIDA「大丈夫か!?川人は練習生のころ、デビューしてからもずっと怒られっぱなしで、だけど今日道場で流した汗はウソをつかないってお前は教えてくれたよ。絶対やり返せ!キャンパスにはみ出るくらいの絵を書けよ!デッカイ男になれよ。絶対だぞ!もっと練習して、たくさん飯食って、また組んだら絶対男にしてやるから」
川人「悔しい…。この借りは絶対に返してやる…。」