新日本プロレス会社説明会 特別試合
- 日時
- 2016年4月12日(火) 12:00開場 12:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 参加者:474人
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第2試合 30分1本勝負
8人タッグマッチレフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
まずは柴田組の入場となり、ライガーの登場で「ライガー」コールが起きる。そして、真壁対オカダで試合が始まると、場内が両者への大コールに包まれた。その後、オカダが真壁をダウンさせ、トップロープ越えのセントーンアトミコを発射。しかし、真壁が回避し、ショルダータックルをお見舞い。
ライガー対オカダとなり、ライガーがスライディングキックで先制。ところが、控えの外道がライガーのロープワークを妨害し、チンクラッシャーで叩きつける。
これを合図に激しい場外乱闘へ突入し、オカダ組が柴田組を圧倒。大ダメージを負ったライガーが孤立し、外道踏みつけ攻撃、石井がヘッドバット連射などで追い討ちをかける。
それでもライガーは、ジャンピングネックブリーカーで後藤に逆襲。さらに、オカダたちが仕掛けたトレイン攻撃から脱出し、オカダと石井に掌底、外道に風車式バックブリーカーで逆襲。
ここで「柴田」コールが起こり、ライガーからタッチを受けた柴田が石井にエルボー連打。続いて対角コーナーへ走るも、石井が追走式串刺しラリアットで巻き返す。
さらに石井はエルボーを連打して行くが、柴田が強烈なエルボーで吹き飛ばし、串刺し低空ドロップキックで撃ち抜く。そして、フロントネックチャンスリーからコブラツイストを極める。それを後藤がカットに入り、柴田と至近距離で睨み合う。そこから両者が激しいエルボー合戦を繰り広げ、柴田が後藤を排除。
その後、石井が柴田のフロントハイキックを受け止めてラリアットを放つも、後藤がさらにフロントハイキックを浴びせ、カウンター武者返しで沈黙させた。
本間対後藤の場面。本間が逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー。そして、小こけしを繰り出すも、かわされて自爆してしまう。
ここから後藤は、エルボー連打、串刺しニールキック、バックドロップで本間に追撃。さらに両者がエルボー合戦を展開し、競り勝った後藤がロープへ走る。だが、本間がカウンターアームホイップで投げ捨て、小こけしを命中させた。
真壁対後藤となり、両者のラリアットが2連続で相打ちになる。しかし、後藤が追走式ラリアットで真壁を倒し、自軍コーナーへ帰還。スイッチした外道が、チンクラッシャー、トラースキックで真壁に追い討ちする。
続いて外道は頭部へパンチを浴びせて行くが、真壁が「カモン!!」と叫んで立ち向かい、反対にパンチを食らわせる。ところが、オカダが乱入し、真壁をドロップキックで吹き飛ばす。その直後、外道が外道クラッチで真壁を押さえ込むが、本間のカットが間に合う。
ここから混戦となり、オカダが本間にフロントハイキック、ライガーがオカダに延髄斬り、石井がライガーにラリアット、柴田が石井にフロントハイキック、後藤が柴田にラリアット、真壁が後藤と外道に両腕ラリアット。これで外道がダウンし、真壁がキングコングニードロップで一気に勝負を決めた。
試合終了直後、柴田と石井が番外戦を繰り広げ、柴田が鉄柵攻撃&串刺しフロントハイキックを食らわせた。
COMMENT
ライガー「いやぁ、ビックリしたよ。自分の体力に。こんなに疲れない、こんなに調子いいもんかって。今、目標がハッキリしてる。発表あったけど、(レスリング)どんたくでKUSHIDAのベルトに挑戦させてもらう。この目標があるからね、全然違う。自分のポテンシャル、秘めたモノが、どんどんカラダ中から溢れてきてますよ。負けないよ。負けないよ。俺はKUSHIDAには負けない。必ず、5月3日、博多どんたく。終わった後、俺がチャンピオンのインタビューを受ける。以上」
真壁「みんな威勢いいなぁ。こうじゃなくちゃな。今日の試合よ、言い方悪いけど、何の意味があるんだよ?これが俺の本音だよ。でも、ゴング鳴っちまえば関係ねぇだろ。そこにはよ、どっちがイニシアティブ(主導権)取るか、今後のベルトのレース争いだよな、そんなのが全部ウヨウヨしてるじゃねぇか。今日たまたま、社会人をこれから目指すヤツら、会社……何だ今日の?」
——説明会です
真壁「会社説明会か。そこで、新日本プロレスの凄さ?そりゃそうだよ。俺ら生半可な覚悟でやってねぇからよ。分かんだろ?今日の試合見たら分かるよな?みんなフルスロットルだよ。突き抜けてんだから。会社説明会のクソガキ共、よく聞けよ。新日本プロレスってすげぇんだよ。誰もが一線級だよ。誰もが色んな団体のトップ張れるようなヤツらばっかりだ。だからこそ、プロレスは面白い。だからこそ、新日本プロレスは面白ぇんだよ。オマエら、見て分かったろ?見て分かったろ?新日本プロレスの凄さをよ。こういう注目度のあるところで、誰もが、『俺もが!俺もが!』って前に出てきやがる。だから、出世争いが面白くなんだよ。これがリアルな、新日本プロレスの闘いだよ。だからこそ面白ぇ。今日はよ、説明会のヤツら、こんな試合、普段見られないような試合だよな。俺だって、後藤洋央紀が反対派閥になって絡んだの、今日が初めてだよ。そういうモノも含めて、ヤツらには、色んなモノをよ、返さなくちゃいけねぇと思ってる。ただ、返すだけじゃない。倍返しだ。これが、新日本プロレスの闘いだ。以上」
※柴田はノーコメント
石井「オイ、内藤。相変わらずゴチャゴチャ言ってるらしいな、オイ。俺に不満があるんだったらな、『石井とはやらねぇ』ってな、自分の意見押し通してみろ、コラ。どうせ、それすらできねぇんだろ、テメェは!」
オカダ「タイトルマッチの次の試合が今日でしたけど、まぁボクも今日の新卒の人達みたいにね、あんだけのパワーを持ってますから。ボクもしっかりパワーを出して、またベルト目指していきたいなと。とりあえず、SANADA、お前だ。覚悟しとけコノヤロー」
※後藤、外道はノーコメント