1月24日（日）後楽園で行われるNWAヒストリックウェルター戦ボラドールvsメフィスト、シングルマッチ・ミスティコvsゲレーロのダブル前哨戦。
　なお、1月いっぱいで新日本プロレスを退団することになった中邑は、この一戦が関西におけるラストマッチとなる。
　
　ミスティコ対中邑で試合が始まり、応援合戦で場内が盛り上がる。すると、中邑がミスティコを吹き飛ばして筋肉ポーズ。さらに、全身を脱力させてロープブレイクすると、ミスティコのキック連射をことごとく回避。しかしミスティコは、ヘッドシザースホイップで中邑を場外に落とし、トペフェイントで歓声を浴びた。
　ロビンソン対ゲレーロとなり、ファンが白熱の応援合戦を展開。そんな中、ロビンソンがラリアットでゲレーロをなぎ倒した。
　ボラドール対メフィストとなり、こちらも応援合戦で場内が盛り上がる。すると、メフィストが握手を要求し、不意打ちでボラドールをひざまずかせる。しかし、ボラドールがハンドスプリング＆バク転でフェイントをかけ、高角度アームホイップでメフィストを投げ捨てる。
　ところが、控えの中邑がボラドールのロープワークを妨害し、一気に形勢逆転。メフィスト＆中邑がボラドールにトレイン攻撃を食らわせ、ダブルバイブレーション式踏みつけ攻撃で追い討ち。さらにゲレーロが、コーナー最上段の倒立から串刺しヒップアタックを見舞う。
　その後、ゲレーロ＆メフィスト＆中邑は合体パワーボムでミスティコに大ダメージを負わせ、ロビンソンには連携攻撃をお見舞い。さらに、ゲレーロ＆中邑がロビンソンを押さえつけ、メフィストが背中に乗っていたぶる。ところが、そのメフィストをミスティコがスワンダイブヘッドシザースホイップで投げ捨てる。そして、ミスティコがボラドールのパサーダから開脚式ミサイルキックをゲレーロ＆中邑に浴びせ、ミスティコ＆ボラドールがノータッチトペコンヒーロ、ロビンソンがプランチャを同時発射。
　ロビンソン対中邑となり、ロビンソンが中邑に顔面パンチ連射、バックスピンキック。しかし、中邑がロビンソンをコーナー最上段へ追い込み、ジャンピングニーアタックを浴びせる。
　だが、ボラドールがトラースキックで中邑を場外に落とし、メフィストと対峙。ハンドスプリング＆バク転でフェイントをかけると、控えのミスティコがエプロンからハイキックを見舞う。
　たまらずゲレーロがリングへ飛び込むも、ボラドールがアクロバティックな動きで翻ろうし、ミスティコがヘッドシザースホイップで場外へ投げ飛ばす。さらにミスティコは、ボラドールのパサーダからヘッドシザースホイップを繰り出し、メフィストも場外に追いやる。そして、ミスティコがゲレーロ、ボラドールがメフィストにトップロープ越えヘッドシザースホイップを敢行。
　ロビンソン対中邑の場面。ロビンソンがジャンピングネックブリーカー、パワーボム、フライングボディアタックとラッシュ。ところが、中邑が飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで捕獲し、ミスティコがゲレーロ、メフィストがボラドールをジャベで分断。すると、中邑がロビンソンの腕を伸ばしきり、ギブアップを奪った。
　
　試合後、中邑は勝利の「イヤァオ!!!!」をファンと大合唱。そして、四方の客席へ向かって礼をすると、大歓声を浴びて退場した。

ゲレーロ「ナカムラはルチャでも素晴らしい選手だ。今日はそんな選手と組めてうれしい。俺たちのチームを倒せる者はいない！」
メフィスト「ナカムラと組めば、日本だけじゃない、メキシコでもどこでも敵はいない」
中邑「残りはあと5試合ですか・・・。どっかでみんなわかってんですよ、独立してるって。自分で立たなきゃいけない。もちろん、こうやって最後に西日本を回れて、自分にとっては（新日本を離れる）準備が整っていくんだなと」
——昨日、今日と、元WWEのジュース・ロビンソンとの絡みが多かったのは、何かを暗示してるのかなと・・・。
中邑「それは関係ないですよ（笑）。今、日本に来てる留学生は、ハングリーでガッツがありますよ。それを超える新人が新日本に入ってくれば、未来は明るくなりますよ」
 
※ミスティコ＆ボラドール＆ロビンソンはノーコメント