Road to TOKYO DOME

日時: 2015年12月11日(金) 17:30開場　18:30開始
会場: 青森・青森県武道館
観衆: 1,628人

第2試合 20分1本勝負

獣神サンダー・ライガー
ジェイ・ホワイト

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　12月18日（金）後楽園ホールで行われるNWA Jr.戦タイガーvsライガーの前哨戦。
　
　小島対中西で試合が始まり、中西がショルダータックルを受け止め、反対に小島をなぎ倒す。そして、強烈なエルボーをお見舞いするが、小島はDDTで報復。さらに、小島＆天山がジャンピングエルボードロップ＆ヘッドドロップの同時攻撃を食らわせた。
　ライガー対中西となり、ライガーがボディスラムを狙うも、持ち上げられず。プッシュアップをしてからもう1度チャンレンジするが、やはり失敗し、中西が反対にライガーを投げる。
　ライガー対タイガーとなり、タイガーがコーナー最上段からのフライングボディアタック、ドロップキック、タイガードライバーと一気にラッシュ。これでライガーは沈黙してしまい、ホワイトがインディアンデスロックに固めたままエルボー連打。さらに、中西がネックハンギングツリー、アトミックドロップ、コーナー最上段からのブレーンチョップなどで追い討ちをかける。
　苦しくなったライガーは、フライングネックブリーカーでタイガーに逆襲。これで小島対中西となり、小島が逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップ、エルボー連打、ローリングエルボー。
　だが、中西がハンマースルーを抵抗し、のど輪ラリアットで逆転。さらに、野人ダンスラリアット、アルゼンチンバックブリーカー、ブレーンクローと猛攻を見せる。しかし小島は、替わったホワイトにコジコジカッターを見舞って脱出。
　天山対ホワイトとなり、天山がモンゴリアンチョップ、串刺しラリアット、ブレーンバスター。しかし、ホワイトがカウンターバックエルボーで巻き返し、カウンターランニングエルボーで追撃。
　これで中西組のトレイン攻撃となり、ホワイトが串刺しエルボー、タイガーがハイキック、中西が串刺しラリアット。そして、ホワイトがミサイルキックで天山に追い討ちすると、タイガーが馬跳びでライガーを場外に追いやり、トペスイシーダをお見舞い。
　一方、リング上ではホワイトが孤軍奮闘し、天山と小島にエルボーを連発。ところが、天山＆小島がテンコジカッターを食らわせ、天山がアナコンダスラムからアナコンダバイス。これでホワイトを屈服させた。

COMMENT

天山「タッグリーグも終わって、東北巡業が始まったけど、気持ち的には折れてないっていうか。タッグリーグ始まってからも調子よかったし、そのままずっとキープしてるんで。何の問題もない。コジもしっかり好調キープしてるんで。まあ、結果が出ないだけで。何も折れることはない。この2015年最後のシリーズもしっかりと、地方とはいえしっかりと、俺らテンコジがいい形で締めて、来年を迎えますよ」
小島「年内最後のシリーズになってね、いろいろと思うところはあるけど、でもなんか、そういうこともリングに上がってればね、それが俺にとっての一番の薬でも刺激でもあるんで。リングに上がれてることが今の俺にとってすべて。いろんな意味を持ってるんで。例えエルボードロップ（コーナーから）落ちて失敗してもね。元気よくいれば立ち直れるということですよ。正直、いろんな悩みとか抱えて、不安とか心配とか自分の中に起こってきてるけど、コメントでは出ちゃうけど、リング上では絶対にそれを見せないって。それは俺がプロレス界に入った24年前から決めてることなんでね。その信念はずっと、これから先も四角いリングに上がってる以上は貫き通したいですね」

ライガー「試合見ての通り、コンディションはすごくいいよ。何の問題もない。まあ、タッグリーグ、要所要所しか出場しなかったし、体調十分。タイガーは絶対、俺には勝てない。なぜかわかるか？あいつのインタビューは必ず『ライガーさん』って言ってるんだ。俺は虎ハンターになる。お前の首を必ずかき切ってやる。先輩後輩なんて、関係ないだろ。なんで『さん』なんだ？その時点で負けてるんだ。だから俺は『タイガーには負けない』って言ってるんだ。あのインタビューが続く限り、俺はあいつに負けない。負ける理由はない。すごく調子がいい。俺が18日、後楽園ホールでチャンピオンになるよ」

——しかしライガー選手は、調子がいいときほどポカをすることも多いですが・・・。

ライガー「それを言っちゃ、おしまいよ」

タイガー「（防衛戦が）決まりましたね、会社から連絡をもらって、決まりましたと。長かったなと思いますけど、僕とライガーさんとの間では、僕がこのベルトを獲ったときから始まってたからね。獲った時点でライガーさんは挑戦するって思ってただろうし、僕も獲った時点で次はライガーさんだと思ってたし。まあ、あと残り試合でじっくりとライガーさんを吟味するなんてことは言わないです。何でも仕掛けて来いと。僕は前から言ってるように、全部受けきる。受け切った上で、獣神サンダー・ライガーに勝つ。それしかないです。ライガーさんがどういう手で来るか知らないです。でも、俺は絶対に技を受け切った上で獣神サンダー・ライガーに勝つ。それだけです」

——ライガー選手は「虎ハンター」だと言ってますけど、タイガー選手は「レジェンド・ハンター」ですね。

タイガー「そうですね、僕はレジェンドという位置じゃないですからね。ライガーさんとは『（BEST OF THE）SUPER Jr.』で何度も当たってるし、それ以外でも当たることあるし、今まで何回も言ってる通り、僕とライガーさんの間で遺恨なんてないです。あるのはこのベルトだけ。その日、どっちが強いか、どっちがNWA（世界Jr.ヘビー級）王者なのか。真のチャンピオンを決めるのがその日だと思ってます」

※中西＆ホワイトはノーコメント