10月13日(日)、後楽園のラクーアガーデンステージにて、翌日に迫った10月14日(月・祝)『KING OF PRO -WRESTLING』両国国技館大会の3大タイトルマッチ公開調印式が行われた。
IWGPヘビー級選手権、オカダ・カズチカvs棚橋弘至 調印式
■挑戦者・棚橋弘至のコメント
「新日本プロレス、100年に1人の逸材、棚橋弘至です。オカダとはこの2年間のあいだに、5回、タイトルマッチを含めてね、闘ってきました。そこで、オカダが要求してきた『負けたほうがIWGP戦線から撤退する』という条件。おもしろいなぁ、と。闘いというのは、リスクが多いほうが燃えるんで。ま、非公式ではありますけど、そういう気持ちでいきますし。俺はほしいものは必ず手に入れてきたんで、輝けるベルトを獲って、俺が、輝く場所に、戻ります!
『お疲れ様でした』とは、もう二度と、言わせません」
■IWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカのコメント
「アメリカから帰ってきて、2勝2敗1分け……というわけで、完全決着をシッカリつけて、最後にリングの上から『お疲れ様でした』と言いたいと思います(棚橋のほうを見やって)」
■質疑応答
——毎回、オカダ戦では、あっと驚くような技を使う棚橋選手。今回も秘策はありますか?
棚橋「奥の手? 期待してください! ズバリあります! ヒント? ヒントはなしです! 当日、見てもらえれば。ええ。ま、警戒してもムダですから。バッチシ決めます!」
——オカダ選手、いまの発言を受けて?
オカダ「そうすね。ま、レインメーカー、ツームストンと来たら、あとはドロップキックしか残っていないと思うんで、明日は棚橋さんのドロップキックには期待したいなと思います」
IWGPインターコンチネンタル選手権、中邑真輔vs丸藤正道調印式
■挑戦者・丸藤正道のコメント
■IWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔のコメント
「え〜、中邑真輔です。非常に光栄なお言葉、ありがとうございます。そうすね。タイトルマッチとうことで、このインターコンチがかけられてますが。私も丸藤選手、非常に興味がありまして。残りはシングル、明日は初対決。全カードのラインナップの中でも、我々らしい飛び道具的なカードかな、と。非常にワクワクしてます。なんというか緊張じゃなくて、挑戦者・丸藤選手、レスリングからも言動からも非常に頭がいい選手だなと。身を持って、経験してますんで。明日は、ちょっとビンビン感じる試合になるんじゃないかなと。期待してます」
■質疑応答
——中邑選手は、以前「丸藤選手は、新日本のほうが活き活きしている」「ノアの丸藤はつまらなそうな空気をまとってる」と挑発的な言葉を投げかけていますが?
丸藤「ま、ぶっちゃけ、余計なお世話(ニヤリ)。じゃあ、明日は活き活きした俺を思いっきり出して、結果的に勝っているのは俺だ、という部分を見せるだけです」
中邑「なんだろうな。せっかくなんで、めったにあることじゃない。ノアのトップ中のトップが自分に絡んで来てくれるなんて、一昔前は考えられなかったような舞台ですから。自分を思いっきり、さらけだして闘いたいな、と思いました」
——おたがい認め合っている2人ですが、あえて注意する部分は?
丸藤 そうですね。本当にシングルが初めてなんで。すべてにおいて気を付けようと思ってるし、すべてにおいて俺に関しても気をつけてください、と。おたがいに出しあえば、いままでにないような試合が、繰り広げられるんじゃないかと思ってます。
中邑「そうすね。ま、丸藤選手はいろんなモノを持ってる、と。レスリングに関して言えば、まさにオールラウンダー。ヴィジュアルもカッコいいし、『いいなぁ〜』と思ってます。なんかほしいです。闘いで何か得られるモノがあるんじゃないかと。気を付ける気を付けないという面では、ちょっとハシャギすぎないように…(ニヤリ)。気を付けます」
NEVER無差別級選手権、1.4東京ドームIWGPヘビー級選手権・挑戦権利証争奪戦、内藤哲也vs高橋裕二郎 調印式
■挑戦者・高橋裕二郎選手のコメント
「イエ〜イ! でもさ、内藤ちゃんとNO LIMITときは、けっこう遊びに行ったんですよ、これマジで。でも、なんか最近遊んでくれないから、スゲーさびしくて。だから、今回の試合が終わったら、一緒に六本木でも遊びに行っちゃおうかなと。ね? 内藤ちゃんと2人で。まあ〜でも、よく考えたらさ、この試合で去年の両国と同じようにさ、膝をケガして病院に行っちゃうかもしんないから、また遊びには行けないのかな?と。思っています(嘲笑)。それと、今回NEVERのベルトとIWGPの挑戦権利証を懸けての試合ってことだけど。俺はさ、これマジな話、東京ドームのメインイベントの試合とかよりも、俺はいま目の前にあるシングルのベルトが欲しい! ・・・ヘヘヘ。あ! でもさ、どっちかっていうと、次期の挑戦権利証よりも、キレイおねーちゃんを抱ける権利証がいいかな? これマジ」
■NEVER無差別級王者、1.4東京ドームIWGPヘビー級選手権挑戦権利証保持者・内藤哲也のコメント
「9月29日の神戸大会で、田中(将斗)選手からこのNEVERのベルトを獲ってきまして、やっと東京ドームのメインイベントのリングが視界に入ってきたかな?っていう感じがしてます。明日は、この東京ドームでのメインイベント、IWGPヘビー級への挑戦権利証とNEVERのベルト、これに対する裕二郎の決意、裕二郎の覚悟を、試合を通じて感じ取りたいなと思います。さっきコメントで言ったような、あんまり大して決意が、覚悟が、ないんだったら、明日は5分で終わらせます(キッパリ)。
きっちり防衛して、このNEVERのベルトの価値を上げると共に、1月4日東京ドームのメインイベントに、また1歩、2歩、近づいて行きたいと思います。よろしくお願いします!」
■質疑応答
——内藤選手が、「俺のほうが先に行ってる」など、上から目線で発言していることについて、高橋選手はどう感じていますか?
高橋「え!? 上から目線について!? 俺は上から目線よりも、女の子の上目遣いのほうが好きかな!?」
——内藤選手は自身の発言についてどう思っていますか?
内藤「まあね、この中にも裕二郎選手のファンはいると思いますけど、そのファンからしたらね、「内藤ふざけんな」と思うかもしれないですけど。ま、明らかに俺のほうが上にいってますからね。今回、『G1 CLIMAX』も優勝しましたし。そして、後輩のオカダにIWGP、先にイカれてるわけで。『そのへん、裕二郎はどう思っているんだ!?』と(言いたい)。さっきも言ったように、覚悟と決意を試合を通じて感じたいなと。それが感じられないんだったら、さっきも言ったように5分で終わらせるし、もう裕二郎とこの先はいっさい闘うことはないと思います(キッパリ)」
——高橋選手、いまの発言を聞いてどう思いますか?
高橋「ゴメン。聞いてませんでした。ハハハ」
清野アナ「内藤選手は高橋選手との対戦では分が悪いですが、苦手意識はありますか?」
内藤「1勝20敗ぐらいですかね!? でも、そのほとんどがまだ海外遠征へ行く前のデビューしたてのころの対戦成績がほとんどなので。ま、特に苦手意識もないですし。でも、やっぱりずっとNO LIMITとして組んでいた人なので、意識はしてるんで。繰り返しになりますけど、ホント覚悟をしっかり俺に見せて欲しい。マイクで何を言ってもかまわない。お客さんの前で何をしてもかまわない。ただ、対戦相手の俺に対して、試合を通じてしっかり示して欲しいなと思います」
清野「はい。ありがとうございます。ご質問に関しては・・・」
高橋「(※さえぎって)俺にも質問してよ、なんか!」
清野「そうですね。逆に裕二郎選手は内藤選手のことを得意にしている部分はありますか?」
高橋「うるせえ、ハゲ!!」
清野「それが言いたかっただけなんですね・・・」
——高橋選手、『G1』のときにセクシーな女性を連れて来ましたけど、東京ドームの花道をどのように歩きたいですか?
高橋「セクシータレントと一緒に入場するのはやめたから(キッパリ)。明日も、セクシータレントは連れて来ない(※ファンからエー!?の声)。まあ、そのかわり、何か別のことがあるかもしれないんで。楽しみにしていて」
「KING OF PRO WRESTLING」