10月13日、東京ドームシティ内ラクーアガーデンステージにて開催された「1月4日東京ドーム大会のチケット先行発売イベント」。10月14日両国国技館大会の公開調印式のあとは、棚橋弘至選手と内藤哲也選手によるトークショーが開かれ、集まった大勢のファンを楽しませた。
まずは、昨日行なわれた公開オーディションの話題。前回の公開オーディション(2005年11月3日)でただ1人合格となった内藤選手が、「(テストに備え)風呂場に湯気を溜めて酸素が薄い状態にして、よく(ヒンズー)スクワットをやっていました」という裏話を披露した。また、今回のオーディションで審査員を務めた棚橋選手は、「腕立て伏せを号令に合わせて正確に50回やるのはキツい」と指摘。入門テストの過酷さが改めて浮き彫りになった。
その後、棚橋選手が若手時代の内藤選手について、「吸収が凄く早い。歴代のヤングライオンの中でも最優秀」と絶賛。一方の内藤選手は、「デビューして1ヶ月半ぐらいのときに(棚橋から)言われた『早く俺のところまで来いよ』という言葉を覚えています」と思い出を語った。
すると棚橋選手が「2人でやった2年前の10月のタイトルマッチは感慨深かったですね。『俺のところまで上がって来いよ』と言った当時、僕まだチャンピオンにもなってなかったですからね。『どの身分で言ってるんだ!?』って(笑)」と話し、笑いを取っていた。
内藤選手にとって棚橋選手は、ファン時代から目標にしていた選手。いまでも「参考になる部分は凄くある」というほどだが、普段はあまりしゃべる機会がなく、内藤選手によるとこのトークが最長記録になるらしい。
このほか、棚橋選手が「『“100年に1人の逸材”棚橋弘至です』って、5年前にここで初めて言ったんですよ。そのときはシ〜〜ン・・・となった瞬間に、ジェットコースターがガラガラガラ!って(笑)」と、ラクーアの思い出話を披露。また、内藤選手は「15歳のとき、『新日本プロレスのレスラーになること』『20代でIWGP(を獲る)』『東京ドームのメインイベントに立つ』というみっつの目標を漠然と立てたんですけど、そのひとつがもう目の前まで迫っている。凄くうれしい」と話していた。
最後は、両選手が翌日の両国大会に向けて意気込みをコメント。
内藤「明日、勝つのは当然。(※中略)明日のメインイベント、オカダ・カズチカvs棚橋弘至。その勝者がおそらくそのまま防衛してドームに来るんだろうなと俺の中で思っているので、明日しっかりこの目で見たいなと(思う)。もしかしたらリングサイドへ行っちゃうかも。オカダが来ても、逸材が来ても、どっちが来ても変わらないです。新日本プロレスの主役は・・・俺だ!(※目を開いて棚橋の顔へ急接近)」
棚橋「もう最終決戦ですね。天下分け目の決戦です。関ケ原(の戦い)ですか?まあ、でも岐阜(棚橋)と愛知(オカダ)なんですけどね。ぐらいの意気込みなんで、明日は見逃す手はないですね。期待には期待以上で応えますんで。クソ盛り上げて、必ず勝ちます!」
そして、棚橋選手が「ラクーアの皆さ〜ん!! 愛してま〜す!!」と叫び、トークイベントは大盛り上がりの中で終了となった。
『KING OF PRO-WRESTLING』
10月14日(月・祝)16:00 東京・両国国技館