ヤマハブラザーズも揃い踏み! 「昭和プロレス」に往年の選手たちが集結!
10月30日、東京都内のホテルにて、「昭和プロレス」(12月18日 後楽園ホール)の記者会見が開かれた。
「昭和プロレス」は、「古きよき時代を再現して、プロレスの素晴らしさを広く伝えたい」と願う有志により、今年5月に開催された。今回はその第二弾であり、前回の意志を受け継いだ形で力道山OB会が主催する。昭和プロレスの中心にいた新日本プロレスも、この大会に賛同。昭和の名シーンを彩った往年の選手たちが、多数参戦することとなった。
会見には、名誉会長の田中敬子さん(力道山夫人)、実行委員長の坂口征二氏(新日本プロレス相談役)、開催責任者の岩沢敏雄氏(力道山OB会)が出席。それぞれ次のようにコメントした。
=田中名誉会長のコメント=
「冷めた元気のない若者たちに、昭和の素晴らしい元気なファイトぶりというのを、もう一度見せたいと思っていました。『昭和のプロレスって凄かったんだよ』と伝えたい気持ちもありました。現役でやられている方も少ないと思いますが、とても元気なんだというのを少しでも若い人たちに伝えて欲しい。プロレスというのは、これだけエネルギーをもらえて、闘うということは物凄いエネルギーがいるから、物凄く運気ももらえるということを知ってもらいたい。闘って“勝ち・負ける”ということではなく、闘うことそのものが、素晴らしい原動力とかエネルギーを出す。それがプロレスじゃないかと思います。昭和のプロレスを盛り上げることこそ、力道山へのプレゼントという気がしています」
=岩沢氏のコメント=
「前回の関係者から、『プロレスの祖である力道山の流れを汲むOB会が、先導して継承してもらいたい』という要望がございました。場所を提供することによって、離れ離れになっている昭和で活躍した皆さんが交流すれば、活性化にも、心の癒しにもなる。そのためには損得なしで動くのも私たちの務めであろうと思い、開催を決意いたしました。うれしいことに、力道山の愛弟子たちがいち早く手を挙げてくれました。中でも、山本小鉄、星野勘太郎が、昔懐かしいヤマハブラザーズを再結成。『誰の挑戦でも受けて、“力道山魂”を叩き込んでやる』という勇ましい言葉も出てきました。対戦カードについては坂口実行委員長に一任していますが、新日本プロレス、全日本プロレス、国際プロレスの対抗戦を実現してもらいたいという希望があります」
=坂口実行委員長のコメント=
「前回、私も会場で懐かしい選手の闘いぶりを観ておりまして、『いいなぁ。1回で終わらせるのでなく、続けて行けばいい』と、ずっと思っておりました。今、たしかに現役の選手が厳しい中で頑張っていますけど、やはり『昔のプロレスはよかった』という声をよく聞きます。自分自身もテレビで昔の試合を「よかったな」と思って観ている。そういう昔の闘いを、ぜひ皆さんに楽しんでいただければと。当日は、5試合ぐらいを予定しています。第1回の時のビデオを観たのですが、私自身が感動したぐらい。そういった(映像ソフト作成の)展開も考えています」
12月18日
「昭和プロレス」
東京・後楽園ホール
参加予定選手(順不同):山本小鉄、星野勘太郎、グレート小鹿、北沢幹之、ザ・グレート・カブキ、木村健悟、柴田勝久、小沢正志(キラー・カーン)、ジョージ高野(ザ・コブラ)、ターザン後藤、大仁田厚、佐山聡、藤原喜明、グラン浜田、長州力、渕正信、タイガー戸口、ドン荒川、栗栖正伸、ミスター・ポーゴ、小林邦昭(※ほか、交渉予定の選手多数)
総合アナウンサー:若林健治
リングアナウンサー:田中秀和
※参加予定選手、スタッフは、負傷その他の理由により変更になる場合がございます。
=チケット料金
特別リングサイド 7,000円
リングサイド 6,000円
指定席 4,000円
一般立見 3,000円
小中立見 2,000円
■お問い合わせ
力道山OB会事務局
TEL:03-3262-5556