IWGP奪還! G1二冠! 中邑&後藤、G1タッグ制覇を足掛かりに“真の頂点”を目指す!
史上稀に見る大混戦となっている今年の「G1 TAG LEAGUE」。ここまで4戦して3勝1分と、Aブロック首位を快走するのが、RISE N×Gこと中邑真輔選手、後藤洋央紀選手だ。
中邑「闘う度に質が濃くなっていると思います。テンコジ(天山広吉&小島聡)やMVP(真壁刀義&矢野通)に比べると、年季の部分では負けるでしょうけど、個々のポテンシャルは全然劣っていない。物凄く可能性のあるチームだと思う」
後藤「星的には順調に取れているのですけど、俺にとって納得のいかない試合が(10/24福岡でのジャイアント・)バーナード(&リック・フーラー)。そこだけ悔いが残っている」
今年7月21日の札幌大会後に正式始動したN×G。その後、9月5日の後楽園大会では、真壁&矢野が保持するIWGPタッグ王座に挑戦。しかし、バーナード&フーラーの造反に遭い、ベルト奪還に失敗。RISE自体も一気に手薄の陣容となり、ユニット存亡の危機に立たされていると言っても過言では無い。
後藤「(福岡の試合は)『G1タッグ』なんてどうでも良かったと言ったらあれですけど、冷静さを失ってしまった。バーナードには(10/13)両国で負けて、このまま終わる訳にはいかない」
中邑「そういう感情を抜きにしても手強いチーム。デカさというのは、即強さに繋がりますから。まぁ、今すぐに決着をつけるのは難しいでしょうけど、『G1タッグ』後にまた闘う事になるんじゃないかと」
まさに“RISE最後の砦”とも言うべき存在のN×Gだが、それを支えているのは何よりも強い絆だと力説する。
後藤「組んで試合をした期間は短いかもしれないけど、同期という部分で若手の頃から見てきた。正直、最初はライバル視しかしてなかったけど、そういう過去があったからこそ、いいタッグになれるんじゃないかと思う。全てを遠慮なく出来るし」
中邑「知り合ってから長いですから。よくお互いを理解できるようになってきているので、ここ最近は特に。『G1(CLIMAX 2008)』や(10/20)大阪でも、しっかりとお互いの実力を確かめ合う様な激しい試合が出来たし」
そんな2人の前に立ちはだかる公式リーグ戦最後の相手は、完全復活の兆しを見せ始めたテンコジ。第3世代と新世代のタッグ頂上決戦が遂に実現する。
中邑「あの2人はシングルの時とタッグの時のレスリングが違うので、そこでどう化けてくるか? 何度も言うように、彼らは“1+1=200のチーム”ですから」
後藤「俺が1番闘ってみたかったタッグ。友情、友情と言うけど、(10/22)熊本(での8人タッグ)ではそこまで友情を感じなかった。むしろ、俺と中邑の方こそ友情タッグなんじゃないかって。“事実上の決勝戦”と思って挑みます」
自らの生き残りを懸けて“Aブロック天王山”に臨むと語った両選手。その先に見据えているのは「G1タッグ」覇者の称号、そして……。
後藤「俺にとっては夏の『G1』と連覇の懸かるリーグ戦。“『G1』二冠”を狙っているので、期待していてください!」
中邑「優勝すれば後藤、自分共にIWGP(ヘビー)に近づくと。菅林社長が勝手に白旗を上げちゃってますけど、自分は10月13日(両国)の試合後から挑戦を言い続けている。これを実績にして挑戦に繋げる訳じゃないですけど、とにかく勝って勢いをつけたい」