【不定期連載】(2)棚橋、モーターシティ・マシンガンズの前に初戦を白星で飾れず!/棚橋弘至TNA遠征試合結果
10月27日(現地時間)
TNA
「iMPACT!」
アメリカ・フロリダ州オーランド ユニバーサルスタジオ・フロリダ内サウンドステージ21
第3試合
時間無制限1本勝負
タッグマッチ
○クリス・セイビン
アレックス・シェリー
(3分50秒 フューチャーショック→片エビ固め)
×ボラドールJr.
棚橋弘至
=この日の棚橋=
TNAの1日は長い。午前中にホテル内のジムでウエートトレーニングを済ませた棚橋は、正午に会場となるユニバーサルスタジオ入り。ニュージャパンのトップスターの参戦とあって、レスラー、エージェントのみならず、裏方のスタッフも歓迎。その後、この日のカードを告げられた。
=試合経過=
対戦相手(モーターシティ・マシンガンズ=アレックス・シェリー&クリス・セイビン)だけでなく、タッグパートナー(ボラドールJr.)も初顔合わせ。その中でいかにインパクトを残すかがこの日のテーマだった。後から入場してきたモーターシティ・マシンガンズがコーナーに上がってアピールしているところを急襲して試合はスタート。
場外に落ちたセイビンにボラドールJr.がトペコンヒーロを見舞って先制。リング内では棚橋がシェリーをコーナーに追い込んで攻撃を加え、スピーディーなロープワークの中でフライング・フォアアームを決め、エルボードロップ、サマーソルトドロップを決めた。
続いてドラゴンスリーパーを狙ったものの、これはセイビンのカットに遭った。その後、交代したボラドールJr.が反撃され、棚橋はシェリーのニールキックで場外に転落。そこにプランチャを浴びて場外でダウンしている間に、ボラドールJr.がセイビンにフューチャーショックを決められ、初戦を白星で飾ることはできなかった。
=試合後コメント=
棚橋「オーディエンスとのコミュニケーションはOKでしたけど、プロレスの動き自体はまだ。スランプを抜け切れていない。まあ、いきなり抜けるとは思ってませんけど、じっくりとやっていきたい。(久しぶりのTNAで、セットも雰囲気も変わっていて)入り込めなかった、この俺が……。ダメだな。負けたし、本調子じゃないし、今日はコメントする程の俺じゃない。でも環境が変わったんで、俺も変われれば。日本の事は気にならないですけど、納得いくまで、こっちで認められてメインの流れに入れるようになるまでいたい。新日本で1番を極めた男として来てるんで、こっちのトップどころには負けたくない。TNAごと俺に振り向かせてみせますよ。(観客は)ウェルカムの人とブーイングを飛ばしてた人と半々ぐらい。ヒール、ベビーフェースを超越したところで、女性に優しく男性に厳しく、日本と同じスタンスでいきますよ。投げキッスをしたんですけど、返してくれた人もいましたから。1人落ちましたね(笑)。この調子で1,000人いきますよ。1,000試合じゃなく、これからは1試合100人のペースでね(笑)」