蝶野も納得の感動的フィナーレ!/10月25日PROWRES EXPO両国大会試合結果
10月25日(土)
PROWRES EXPO 2008
第3部〜蒼の章〜
東京・両国国技館
第5試合
時間無制限1本勝負
スペシャルタッグマッチ
○ドン・フライ
スコット・ノートン
ディック東郷
(14分18秒 ラリアット→体固め)
×エリック・ヤング
蝶野正洋
佐藤耕平
=試合経過=
2日間、3興行で開催された「PROWRES EXPO 2008」。スーパーバイザーでもある蝶野が1日目に続き、2日目にも登場。
先発した蝶野だったが、ノートンのジャンピングショルダーを受けて場外に落ちる。しかし、リングに戻るとケンカキック、ダイビングショルダーですぐに逆襲。ところがノートンもパワースラムですぐに応戦。2人はお互いの実力を認め合ったかのように握手し、それぞれのコーナーに下がった。
佐藤対フライの場面。フライの足4の字固めで失速した佐藤に、ノートンがパワー殺法で追い討ち。やや捕まる時間の続いた佐藤だったが、東郷にキチンシンクで反撃。替わった蝶野はケンカキックで東郷を蹴散らす。
そこから場外戦になり、 蝶野はフライとノートンを一人で相手にする大暴れ。そして、フライをリングに押し込み、STFを極めるものの東郷がカット。
替わったヤングは蝶野のアシストを受け、ダイビングエルボードロップ。そして、ドロップキック。だが、フライはラリアットで反撃し、フロントスープレックス。さらにもう一発ラリアット。これで、ヤングから3カウントを奪った。
試合後、両チームはお互いに握手を交わすと、全員で手をあげて健闘を称えあった。
=試合後コメント=
蝶野「知らない人とやる面白さがある。試合前にチームワークを組んで、ここで終わっていくというドラマではない点の世界だけど、それはそれで改めて勉強させてもらってます。昔の仲間からも力を感じたし、負けられないということです」
佐藤「ノートン凄いですね。キックで倒れない(苦笑)。アレを倒せるぐらい力をつけないとね。でも、ああいう人たちとやれるのがエキスポだと思う。いい勉強になりました」
※全試合終了後、大会に参加した各国の選手たちがリングに上がって閉会式が行なわれ、蝶野が挨拶した
蝶野「世界のプロレスラーたちが、一堂に集まって自分たちの力を見せる。これをきっかけにして、次は世界という形で。夢は大きく。こういう時代ですけど、こういう企画にどんどん自分たちもどんどん協力して。今回、我々レスラーも初めて会う選手ばかりです。この2日間で闘いの中、プロレスを通じてお互い理解し合えるようになったと思います。これからもプロレスで違ったものを、お客さんたち、それからレスラー同士で感じ取っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします!(大歓声)」
=大会終了後のコメント=
蝶野「最後の閉会式。あれがたぶんすべてなんだと思います。あの画(え)を作るための大会(だった)。控え室でよくよく話を聞いてみると、ホントにお互いを知らない者同士が集まった2日間だった。日本に来るのが夢だという選手もいたし、みんながこういう舞台に立てたことは感謝してます。今日のエンディングに行き着くイメージは、俺自身も含め、たぶん誰も分かっていなかった。最後に勝った負けたでワーッというようなプロレスのイメージとは、また違ったエンディング。ああいう終わり方ができるんだなっていうヒントをもらいましたね。子供とか女性とか、そういう人たちにも幅広く広げていく意味で、プロレスの違う考え方ができますよね」