8月26日、都内・明治記念館にて、翌日に迫った8月27日、日本武道館での『ALL TOGETHER』前日会見が行われた。この会見には、多くの出場選手が大挙して登場。メインに登場するIWGP王者・棚橋弘至、三冠ヘビー級王者・諏訪魔、GHCヘビー級王者・潮崎豪、対する中邑真輔、KENSO、杉浦貴らを中心に、翌日の激闘を誓い合った。
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■江幡幸伸(東京スポーツ新聞社社長)コメント
「3月11日の東日本大震災から、あと半月あまりで半年になりますが、今なお数多くの被災者の方々が日々ご苦労と闘われております。福島原発の事故の影響もありまして、復興復旧未だに先行き不透明であります。そんな過酷な状況下におかれております被災者の方々を少しでもサポートできればと、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアを中心に82名のプロレスラーが明日8月27日に日本武道館に結集し、『東日本大震災復興支援チャリティープロレスALL TOGETHER』を開催致します。復興復旧には未だ時間がかかります。そして、一人でも多くの方の支援が必要であります。明日、武道館でプロレスで被災者を元気にすることができないか? 少しでも支援することができないか? そういう想いを胸に、魂の熱闘を繰り広げます。その熱闘とそれに送るファンの熱い声援、それを一つにし、文字通り『ALL TOGETHER』で熱い支援へと繋げていきたいと思います。被災地に少しでも多くの義援金を送るために明日はプロレス界が一丸となって、総力を発揮することをここに誓います。どうぞ『ALL TOGETHER』に熱い支援を賜りますよう、お願い申し上げます」
■菅林直樹(新日本プロレス社長)コメント
「いよいよ明日に迫りました。この大会に携わったスタッフは各団体の運営に携わりながら、『ALL TOGETHER』のために全力を注いでくれました。明日、あの広い日本武道館の席が全部埋まります。テーマ曲も素晴らしい物を提供していただき、記念Tシャツもたくさんのデザイナーの方々が素晴らしい作品を提供してくれました。地上波2局、CS2局で放映され、DVDは2社から発売されます。PPVもかなりの件数いくと。ハード面ではパーフェクトな物が作れたと思います。あとは明日、闘う選手、お客様、運営スタッフ、『ALL TOGETHER』に関わる全ての人の心が一つになれば、素晴らしい物になると信じております。ありがとうございました」
■内田雅之(全日本プロレス社長)コメント
「いよいよ明日行われます。この度の東北地方太平洋沖地震において、犠牲になられた多くの方々に哀悼の意を捧げますと共に、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地において、復興活動や原発問題、様々な諸問題の解決のために日々尽力を尽くしておられる皆様に心から敬意と感謝の意を表します。このような被災地に向けてですね、復興の一躍を担えるような大会に全日本プロレスとして参加できることを心より感謝しております。また、この大会は3団体だけではなく、いろいろな方面、各関係者の方々から様々な協力を得まして、明日、当日を迎えることになりました。まだまだ被災地の復興には時間がかかると思います。そのへんを鑑みまして、我々にできることは微力ではありますが、微力ながらこういうことを続けていけるように努力して参ります」
■田上明(プロレスリング・ノア社長)
「今回、震災復興支援ということですが、我々はプロレスしかできません。今回こういう形になりました。選手も看板背負って来るので、面白い試合になると思います。『ALL TOGETHER』を成功させられるよう、よろしくお願いします」
■選手コメント
中邑真輔(新日本プロレス)「新日本プロレス、中邑真輔です。我々がプロレスラーとして、被災者の方、日本のために何か力を与えられるならば、どうぞ我々を一つの駒として使ってくれて構わないです。ただ、リングの上だけではこのような素晴らしい大会のもとですが、それこそ、『日本のプロレスここにあり』ということを見せつけなければ、我々が望んだ以上の力は発揮できないかなと思っています。明日のリングではその闘いができるように集中していきたいと思います」
KENSO(全日本プロレス) 「皆さん、こんにちは。KENSOです。 よろしくお願いします。私、昨日まで北海道にいました。北海道では最高の日々、そして、最終日はビチーッと宴会で盛り上がり、一言後輩からこんなことを言われてしまいました。『KENSOさん、酒を飲めば飲むほどつまんないですね』と。ここは笑うところではございません。いつもなら、こういった会見に来ます。そして、うちの取締役社長でございます内田の顔を見ると、ここまで上がったテンションがビチーッと下がってしまいます。でも、今日は違います。今日はノリノリで我々80人がビチーッと『ALL TOGETHER』に向けて……いやちょっと待ってください。『ALL TOGETHER』ではありません。私個人的に言ったら、『ALL ビチーッとTOGETHER』でございます! いいですか、皆さん? 笑うところではございません。ただ、こういったシチュエーション、みんなに笑われているシチュエーション、好きですか? 嫌いですか? 嫌いではございません! 滑りまくっております。明日よろしくお願いします。以上!」
杉浦貴(プロレスリング・ノア) 「ええ、プロレスリング・ノアの杉浦です。明日、大会を成功させたいという気持ちでいっぱいです。ただ、ちょっと不安になってきたんですが、よろしくお願いします。プロレスラーが集まって、東日本に対して形としては興行収益を義援金、そして想いとして、勇気だとか元気だとかわからないですけど、東日本に想いが届くような試合をしたいと思います。よろしくお願いします」
潮崎豪(プロレスリング・ノア) 「プロレスリング・ノア、潮崎豪です。とうとう明日に迫ってきたんですけど、メインで被災地の人たちに少しでも元気や勇気をそして力が出るような試合をして、これからもプロレスというモノを面白くしていく意味でも、明日の試合をやりたいと思います」
諏訪魔(全日本プロレス) 「はい、全日本プロレスの諏訪魔です。明日は被災地の方々のために、全日本プロレスのプロレスラー熱い試合をすることをお約束します。俺はチャンピオンとして、責務を全うして、熱い試合をしたいと思います。以上です」
棚橋弘至(新日本プロレス) 「新日本プロレスの棚橋弘至です。いよいよ明日、日本武道館、超満員のファンの皆さん、そして80人のレスラー、そして関係者の力が一つになったらどうなるんだろうと。なんかすげえドキドキします。どこまで行けるんだろうっていうか、予測不能の期待感で溢れています。ただ、対戦相手は非常にクセの強いメンツが揃っています。俺らチャンピオンの力を合わせて頑張ります。そして、全選手82人、全力を見せたいと思います。以上です」
■質疑応答
──棚橋選手、この大きな舞台でかつての同期のKENSO選手と再会することに関していかがですか?
棚橋「先程のコメントを聞いて、もの凄いパワー、エネルギーを感じましたけど、クセが強いなと(笑)。ただ、ボクも新日本の中ではクセが強いので楽しみにしています」
──KENSO選手にも、対棚橋さんということでお聞きしたいんですけど。
KENSO「私の場合は出会った人間の85〜90%の人間から『不愉快だ』と言われることが多いです。そういう意味では横に座っていらっしゃる杉浦さん、そして左にいる中邑さん、もしかしたらボクのことを不愉快だと思っているかもしれません。でも、想像してください。俺とタナの闘いだけではなく、これは下手したら5対1になってしまうかもしれません。そういったシチュエーションめちゃめちゃハードでございます。しかし! そのシチュエーション、好きですか? 嫌いですか? そう言われましたら、嫌いじゃございません。大好きでございます!」
──中邑選手、以前『ALL TOGETHER』で自分を指名してきた潮崎選手、IWGP王者の棚橋選手。初対決の諏訪魔選手と、おそらく自分に意識が集中するんじゃないかとおっしゃっていたんですけど。
中邑「そうですね。この6人タッグ、戦略の練りようがないですね。なので、蓋を開いてみないとわからないという意味で楽しみ。どういう闘いになっても自分は対応できる自信は持っているので、そのへんは『ビチッと』闘いたいと思います。以上です」
──杉浦選手にお伺いしたいんですけど、KENSO選手のことは好きか嫌いかで言ったらどっちですか?
杉浦「そうですね……。今ですか? ちょっと好きですね(笑)」
KENSO「すいません、ちょっと一言いいですか? 聞き方が間違っています。好きですか? それとも嫌いですか? どちらなんですか?」
杉浦「……すいません。やっぱり、嫌いでお願いします(笑)」
──諏訪魔選手にお伺いしたんですが、今回中邑選手と初対決、杉浦選手とも初対決だと思うんですけども、改めて顔を合わせた感想をお願いします。?
諏訪魔「はい。俺にとっては初対決になるんですけど、リング上で向かい合ってみないとわからない部分が凄く多いので、それでいいのかな、と。『どう出てくるんだろう?』あるいは『何をしようかな?』というのは頭の中でいろいろ考えていますね」
──潮崎選手にお伺いしたいんですけども、ご自分の指名という形で中邑選手と闘うことになりましたけども、他の選手も視界に入っていますか?
潮崎「そうですね。メインの自分たちの対戦相手で、中邑選手とこういう大舞台でやり合いたいという気持ちは強かったですし。G1も制覇されているので余計に楽しみですし、杉浦さんともいつでも凄まじい試合ができるので楽しみですけども、真ん中におられる方は始めてなんで(笑)。まあ、好きか嫌いかで言ったら嫌いではないんで、楽しみです」
──大森選手にお伺いしたいんですけども、今回ノーフィアーの復活が注目されていますけども、改めて想いを教えてほしいんですけども。
大森隆男「今回、『ALL TOGETHER』の出場選手に選ばれて、フリーという立場ですけども、自分が育った全日本プロレス、そのあといろんな団体を渡り歩いてきました。でも、こうやって今回何年かして、ノーフィアーというチームを再結成できて、そのたびそのたび自分の選択は間違っていなかったと、今確信しております。明日、久々のノーフィアーですけど、試合が始まるまで実際にどうなるかわかりません。ボク以外の3人全員敵だという意識で臨みたいと思います。そして、何か激しいエネルギーがそこから生まれて、復興支援の一つになれば幸いですね。激しく恐れ知らずにワイルドに闘います」
■東日本大震災復興支援チャリティープロレス 「ALL TOGETHER」
8/27(土) 16:00 東京・日本武道館
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