8月26日、都内・明治記念館にて、翌日に行われる日本武道館での『ALL TOGETHER』前日会見が行われた。会見後には、メインに登場する、中邑真輔(新日本プロレス)、KENSO(全日本プロレス)、杉浦貴(プロレスリング・ノア)のトリオが、囲み会見に挑んだ。
■報道陣との一問一答
——会見を終えてみていかがですか?
中邑 そうっすね。ちょっと楽しみになってきたな、というのが一つ。カードが決まった当初、もっさり的なカードが多いかなとも思いましたけど、実際に選手たちを目の前にしてみると、「これはおもしろいものが生み出せるんじゃないかな?」という期待感はあります。そうは言っても他人事ではないので、自分の試合はシッカリやって、その空気もコントロールしていかないと……。そういう難しさもあります。ただ、闘いは楽しませてもらおうかな、と。このトリオですか? ……どうなんですかねぇ。タイプもそれぞれ違うんで、言ってもみなさん団体のトップですから、ハズシはしないと思います。
——KENSOさんはいかがですか?
KENSO あの〜、「あまりですぎたことはするな」と武藤(敬司)のほうから、言われておりまして(笑)。ワタクシ、そういったことを言われれば、言われるほど、シチュエーション的には燃えてくるタイプ! 性的には違いますよ?(笑)。ただ、武藤のほうからは、「おまえはサシミのツマだから、ですぎるな」と言われております。ただ、俺が一番怒っているのは、もし、こうしてブッキングされるのだったら、ALL TOGETHERの歌を歌いたかった、と!
※ 報道陣苦笑
KENSO ワタクシ! 自慢じゃないですが、歌はうまい! メチャクチャうまいと言われております! 全日本の中で俺の右に出るヤツはいない。(杉浦に向かって)ちょっと長くなります、すみません。
※ 杉浦は苦笑
KENSO で、レコーディングがあることは俺も知ってたんですけど、呼ばれなかった。その意味はわからなかったんですけど、今日わかりましたね。ニュアンスはビチッ!と伝わってきました(笑)。……ま、呼ばれないだろうな、と。(杉浦に)長くてすみませんね?
——中邑選手のことは知っていると思うが?
KENSO 俺が2年目のときだっけ?
中邑 いや、自分が新日本に入ったのは2002年のとき、ちょうどまだ練習生でしたね。
KENSO ……非常に気まずいです! ま、あの〜、やっぱり、なんだかんだ言ってプロレス界の大きなイベントのメインなんでビチッと、がんばります。
——杉浦さんはこのトリオに関しては?
杉浦 そうっすね。なんか恍惚と不安が……(笑)。
※一同・笑
中邑 「選ばれしものの……」っすね(笑)。
杉浦 入り混じってますね(笑)。ま、でも、楽しみのほうが強いっすね。どうなるかわからない部分もあるし、明日、リングに立ったときの感性とか本能で闘えればいいな、と。ビチッと闘えればな、と。
——本来、王者組のコーナーに立っているはずだったという部分で、複雑な思いは?
杉浦 あまり……。逆に言えば、チャンピオン3人と闘えるんで、それはおいしいな、と。諏訪魔選手は初対決? いや、いつもどおりで闘うだけなんで、どういうのが生まれるのか楽しみですね。
——その諏訪魔選手は、以前、「中邑選手とは潰し合いをしたい」と言ってましたが?
中邑 フフッ。潰せないと思うんで(笑)。たぶん。そうっすね、諏訪魔選手。潮崎は俺を指名して、棚橋はKENSOさんを指名して、諏訪魔さんは誰か指名したんすか? してないっすよね。なんか、せっかくの舞台だから、チャンピオンとして主張すればいいのに、って部分ではもったいないな、と。ま、リング上で当たれば、期待どおりのものを見せてあげようかな、と。
——KENSO選手、いまのIWGP王者・棚橋選手はどう見ている?
KENSO いや、素晴らしいですよ。凄い誇りに思うし、やっぱり一緒のタイミングで新日本プロレスに入って、プロレスもイチから二人でやってきたし。それで、こうして10年後、11年後かな? こうして武道館でメインを張れるっていうのは、それはやっぱりうれしいですし。当時、「プロレスで世の中をひっくり返してやろう!」と二人で話して、がんばってたんで。ま、道はまったく違えど、こうして闘えることは、感無量です……(しみじみと)。それと、僕、約7年間くらい海外にいたんですけど、彼と闘えるのもうれしけど、僕が海外で自分の意地を貫けた一つの理由として、新日本プロレスというのがいつもあったんですね。というのは、当時の坂口征二(現・新日本プロレスリング相談役)会長が「いつでも帰ってこい」と言ってくれた。でも、その言葉がツラくて、逆に「絶対に帰れない!」と思って、それで海外でがんばってきた。で、その先には、いつもアイツがいたっていうね。そういった意味では、新日本プロレスで、彼が活躍しているのがあったからこそ、俺は海外でがんばれたし、坂口さんの「いつでも帰ってこい」という言葉が反骨心のパワーをくれた。そういう意味では、明日は、とりあえず「自分も海外でがんばってきたんだな」という終着点でもあるし、新しい出発点でもある。そう思ってます。
■東日本大震災復興支援チャリティープロレス 「ALL TOGETHER」
8/27(土) 16:00 東京・日本武道館
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★新日本プロレス・オフィシャル携帯サイトでは、8.27『ALL TOGETHER』日本武道館大会をリアルタイム速報いたします。入会はコチラから!
棚橋&諏訪魔&潮崎の王者トリオが、大一番を目前にしてそれぞれの熱い思いをコメント!(囲み会見2)