8月26日に明治記念館にて行なわれた東日本大震災復興支援チャリティープロレス『ALL TOGETHER』(日本武道館)の前日記者会見。
その終了後、新日本プロレスのIWGPヘビー級王者・棚橋弘至選手、全日本プロレスの三冠ヘビー級王者・諏訪魔選手、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者・潮崎豪選手が、囲み会見に応じた。
3選手はメインイベントで杉浦貴(ノア)&KENSO(全日本)&中邑真輔(新日本)と対戦する。
■各選手のコメント
——棚橋選手、唯一の同期だったKENSO選手のことを思い出しますか?
棚橋「情熱は感じますね。まあ、久しぶりにあらためて会ってみて、『ちょっと目を離したスキに伸び伸び育ったな』という感じですね」
——KENSO選手は棚橋選手について「2人でメインを張れるのはうれしい」と言い、「『プロレスで世の中をひっくり返そう』と語り合った」と思い出を話していましたが?
棚橋「そうですね。タッグを組んでるときは、試合が終わったあとにホテルへ戻るんですけど、どちらかの部屋に集まって反省会というか、語り合ってましたよ。覚えてます!」
——いまのKENSO選手にも熱いものがあると思いますか?
棚橋「パッション、あるじゃないですか。表現にクセがあるんです」
——海外で頑張れたのは、棚橋選手が前を歩いていたからとも話していましたが?
棚橋「そういう人間のサイドストーリーも含めて、プロレスですね」
——あらためて、この3人のタッグをどう思いますか?
棚橋「心強いですよ。みんなそれぞれキャリアを積んで、修羅場をくぐって来てますから。自信をもって明日の試合に臨めますよ。その中でも競い合って、助け合って、ALL TOGETHER、しっかりします」
諏訪魔「やってみないとわからない部分はあるんですけど、たぶんそれぞれに価値観というか世界観があるので。それを出し切ったときというのは、向こうの悪運の強さも吹き飛ぶと思うんでね。明日はこの3人の色が出まくるような試合になるんじゃないですか?」
潮崎「相手側も凄くクセのある3人なんでね。『どうやったら3人でいいものが出るか?』と試合のことを考えると、やっぱり難しい部分がありますよね。でも、お互いが自分のいいものを出して、その上でいい形で明日の武道館大会を締めくくりたいと思います」
——潮崎選手としては、杉浦選手との絡みで一番インパクトを残せるという自信がありますか?
潮崎「まあ、でも、杉浦選手との絡みもそうでしょうし、中邑選手との絡みも熱いものを残せると思うんでね。そこでまた新たにKENSO選手というスパイスが絡んでくるのが、自分の中で凄く楽しみになってきたので。またこれで新たな絡みというものもできたら、おもしろいと思います」
——合体技や入場順を気にしている部分もあったようですが?
棚橋「僕は大人になりました。一つ大きい目的があるわけじゃないですか?それの成功のためならば、入場順とかコール順というのは、ぜんぜん気にしてないです(と目立つように歯を食いしばる)」
諏訪魔「まあ、明日どうなるかは、明日のお楽しみでね。入場順も合体技も楽しみにして下さい」
——しかし、82人が出場する大会のメインイベントでフィニッシュを獲るのは1人。そこは譲れないという思いですか?
棚橋「まあ、タッチしないといけないですから。お互いに試合がいい状態で進んでいくために」
——潮崎選手は、メキシコでKENSO選手と組んだことがあると話していましたが?
潮崎「自分も初めてのメキシコ遠征だったんで、凄く“兄さん的”な感じで色々教えてくれたんですよ、あのときは。凄くいい人だったんですけど……」
棚橋「過去形!?(笑)」
潮崎「まあ、いい人なんでしょうけど(笑)、『あんな感じだったかな?』っていうね。まあ、でも、あれからけっこう経ちますんで。ああいうものを確立されたという。どうなんのかな?あの2人、中邑選手と杉浦さんの中にKENSOさんが入ると、どういう化学反応を起こすかというのが、凄く自分の中でも楽しみです」
——諏訪魔選手はKENSO選手と何度も闘ってますので、2人に対策を授けるということは?
諏訪魔「そうですね〜。ま、基本、触れないことがヤケドしないかなとは思うんですけどね。あとは“(絡む)時間を短く”とかね。色々対策はあるんで、また作戦を練りますよ」
■東日本大震災復興支援チャリティープロレス 「ALL TOGETHER」
8月27日(土)東京・日本武道館
15:00開場/16:00開始
★全カードはコチラ!
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★新日本プロレス・オフィシャル携帯サイトでは、8.27『ALL TOGETHER』日本武道館大会をリアルタイム速報いたします。入会はコチラから!
「棚橋がいたから、俺もがんばれた」KENSOが思いをビチッと激白!! 中邑&杉浦も気合充分!!(囲み会見1)
【写真:山本正二】