12月11日大阪府立体育会館大会におけるIWGPヘビー級王座挑戦を目前に控え、8日に開かれた調印式に臨んだ中邑真輔選手。
　
 　これまで王者・小島聡選手の発言に対し、「頭空っぽ」「子供以下」などと辛らつな評価を下していたが、調印式ではそれがさらに深刻化。あっさりと前言を撤回してしまう小島選手を目の当たりにして、呆れ顔を見せる場面すらあった。
　　
　調印式後の囲み会見では、ついにそのイライラが爆発！ 現在の心境を一気にさらけ出すと、改めてIWGPベルト奪回を約束。さらに、今年借りを作った選手たちに“お礼参り”するという今後のプランを早くも披露した。そこには、ライバルの真壁刀義選手、後藤洋央紀選手、永田裕志選手のほか、プロレスリング・ノアの潮崎豪選手の名前も挙がった——。
　　
■中邑選手のコメント
–小島選手とのIWGP戦を目前に控え、改めて現在の心境は？
中邑「コンディション調整はしなくちゃいけないですね。まあ、ただ『（小島は）チャンピオンとしてどうなの？』と。『俺がベルトだったらヤダぜ』っていう話ですよ。結局、終着点を探しながらしゃべってるだけで。『ひらめきだ』なんだって、ただ考えてないだけじゃねぇかって話し。『嫌いだ』にしても、『あれは言い過ぎた』だとか。話がゴロゴロゴロゴロ転がって、なんかワケのわかんない方向に落ち着いているだけでしょ。だから、自分としてはどう考えても挑戦資格なんかないわけですよ、ハッキリ言って。IWGPに失礼だと思っただけですよ。だったら『それなりの理由、お前が俺とやりたい理由を持って来い』と。『G1（CLIMAX）で負けたから』!? じゃあ、だったら永田裕志はどうなんだって。永田裕志、せっかく振ってやってるのにさ、一言も何も言わないでしょ？ 闘いたくない相手のことは無視でしょ。で、『中邑』。『嫌い』とかジャイアンみたいに『ギッタンギッタンの何とか何とか』とか、その場しのぎで言ってるだけじゃないの？ だから、何にも考えてないというよりも、言えないんでしょ？ どう考えても、リスクを恐れて『いまの中邑だったら勝てる』と踏んで、指名してるだけにしか思えないでしょ？ いまの僕の成績を見ればわかるじゃないですか。『G1』以降、あろうことか潮崎（豪）に負け、後藤（洋央紀）にも負け。ここで中邑を倒しておけば、『G1』のリベンジもできる、（タイトルを）防衛もできる、（1/4東京）ドームのメインにもなれる。あいつは“安牌”（安全牌＝リスクなし）狙おうとしてるだけでしょ。いままでもそうだったんじゃないですか？ リスクを回避して、“安牌”取って、『俺がんばってます！』って言ってるだけにしか見えないですね。そんなヤツにベルトが巻かれたいか？ 俺だったらイヤですよ。だったら『誰でもいい。誰かどうにかしてよ』ってなっちゃいますよね。だから俺はIWGPに呼ばれたんだと思ってますね」