–中邑選手はシリーズに全戦参加。一方の小島選手はスポット参戦で、格下と言うべき相手とのシングル戦ばかりでした。
中邑「だから、どう考えても、リスク回避と自分のコンディションだけ考えて、行動してるようにしか見えないですね。『次の挑戦者を指名するぐらいだったら、シリーズ全部出て来いよ』って(苦笑)。『組むヤツいねぇんだったら、それも誰か指名しろよ。普段のカードにも言及しろよ』って(苦笑)。そうじゃなかったら、単なるワガママだけでしかないじゃないですか?」
–中邑選手の主張のほうが正論に聞こえますね。
中邑「そう。だから、痛いところを突っ込まれたら何も言わない。無視を決め込む。それでもって『何か言葉を吐かなくちゃいけない』と思ったら、『嫌い』だとか『ケッチョンケッチョン』だとか、どうなの!?って話でしょ?」
–ベルトを獲れば、1月4日東京ドーム大会という大舞台もあります。
中邑「そうですね。だから獲るしかないでしょ。ベルトもあんなヤツに任しておけない。みんなリスクを回避してたら、支持率1パーセントになっても『ベルトだけは離しません』と言っているようなもんですよ。ただ、闘いは選挙じゃないんで、自分が闘って勝つしかない。それはわかってますよ」
–その後の展望は?
中邑「展望? 小島とはもう2度とやりたくないですよね。まあ、彼は何も考えないんで言ってるんしょうけど、俺も否定してやろうかなと思うんで。俺がチャンピオンになったら、『まず、お前は挑戦者には上がらねぇな』と思いますね。だから、今年の闘いというのは、非常に厳しい結果を突きつけられた部分があるんで。前チャンピオンの時代には、色んな人間と闘って来ましたけど、今年は特にというか、ある意味、ひどいので。“お礼参り”してもいいのかなと思いますね。さっきも名前出しましたけど、真壁(刀義)、潮崎、後藤、あと永田(裕志)もか。そういうヤツに“お礼参り”しても、俺にとしては闘う理由づけは十分あるので。そういう展開には持っていけるかなと思ってますけど」
- 2010.12.8
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