大好評!ゲームデザイナーの野中大三さんによるプロレスコラム。今回は「イッテンヨンに続く、高密度群像劇」
『バトル・オータム ’22』<最終戦>
11月5日(土) 15:30開場 17:00試合開始
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
★ チケット情報
★ 対戦カード
※「ロイヤルシート」は完売となりました。
☆チケットは各社WEBサイト・コンビニ店頭にて、大会当日18時00分まで販売します。(予定数に達し次第終了となります)
【ローソンチケット】 http://l-tike.com/njpw ローソン・ミニストップ店頭Loppi
【チケットぴあ】 http://w.pia.jp/t/njpw/ セブンイレブン各店、ファミリーマート各店(決済・引き取りのみ可)
【イープラス】 http://eplus.jp/njpw/ ファミリーマート各店
☆会場の当日券売場では14時30分より発売いたします。
■第51回「イッテンヨンに続く、高密度群像劇」
みなさん、こんにちは。
コラム「ゲーム的プロレス論」の野中です。
いやあ、慌ただしい。もう本当に慌ただしい。
でもそこが新日本プロレスらしくていい。
そんな慌ただしい11・5大阪府立体育館エディオンアリーナ大会が今回のテーマです。
このコラムを書いている10月31日にようやく全カードが発表された今大会。
魅力的な9試合がラインナップされました。
テーマがしっかりとした試合がぎゅうぎゅうに詰め込まれたビッグマッチになりました。
タイトルマッチあり、初参戦選手あり、東京ドーム大会の前哨戦あり、TV王座トーナメントありと、とにかくバリエーションに富んだマッチメークですが、実は全試合に共通点があるのです。
その共通点はズバリ「Road to WrestleKingdom」なのです。
様々な選手がそれぞれの道でドーム大会を目指す有様はまさにドームへつながる群像劇です。
群像劇ならではの見方をすることで大阪大会をもっともっと楽しめることになるでしょう。
■群像劇には主人公がたくさんいる
群像劇とは複数の登場人物を主人公に設定した複数のストーリーが展開する物語を指します。
映画や小説で見られる手法ですが、ゲームとの相性もよく、群像劇を採用した名作ゲームはたくさんあります。代表作を挙げると、「街」「ロマンシング・サガ」「オクトパストラベラー」「十三機兵防衛圏」「LIVE A LIVE」などです。どれも魅力的なキャラクターが登場する味わい深いストーリーが楽しめる作品です。
群像劇の最大の特徴は、主人公が複数人存在することです。
主人公が一人だと、その他の登場人物は脇役になってしまい、特に自己投影を楽しむゲームでは他人扱いになってしまいます。しかし群像劇の形式を取り入れると、自己投影するキャラクターが増えるという贅沢な楽しみができるのです。
1・4東京ドームが2か月後に迫った今、選手たちはドーム大会の出場を目指してそれぞれの道を切り拓こうとしています。すでに決まっているカードはIWGP世界ヘビー級とIWGPジュニアヘビー級タイトルマッチ2試合のみですが、来年のドーム大会は1日開催となるため昨年、一昨年より出場枠争いが厳しいものとなっています。
残された2カ月間でドーム大会出場を勝ち取るため選手たちは皆、各々のストーリーを歩む主人公なのです。
■群像劇でひときわ輝く選手
今大会でひと際注目度が高いのがメインでUSヘビー級王座に挑戦する内藤哲也選手です。
「ドームのメインに返り咲く」を目標に掲げたこの一年ですが、残念なことに戦績は思わしくありません。2022年シングル無冠のままドーム大会が目前に迫ってきました。ドームのメインに立つにはIWGP世界ヘビー級戦線に絡むことが条件と思われるなか、何を思ったのか内藤選手がとったアクションはUSヘビー級への挑戦表明でした。
ザック選手というハードルを乗り越えてようやくたどり着いたUSヘビー級タイトルマッチです。
諦めの悪い内藤選手のことです。メインがダメならセミ狙い、ということはないでしょう。
ドームのメインに返り咲くプランを温めているのではないでしょうか。
史上初のIWGP二冠所持を成し遂げた男の秘策、期待せずにはいられません。
■群像劇のもう一つの魅力
群像劇の魅力は主人公が多いことと、それに伴う多様なストーリー展開ですが、もう一つ大きな魅力があります。それは群像劇だからこそ生み出せる「交錯」です。
別々の道を歩いているキャラクターたちがどこかで出会い、複数の物語がひとつに紡がれる交錯劇はなんともいえないドラマティックな展開です。
大阪大会でドーム出場を目指してそれぞれの決戦に挑む選手たちですが、この先その複数の道が交わる可能性は多いにあります。
その交錯の可能性を持つのは大阪大会で敗れた選手です。
ドーム大会から遠ざかることになりますが、ドームまで二カ月あります。敗れた選手があきらめない気持ちでドームに向かって敗戦から這い上がる。そんな展開も期待できるのが今回の大阪大会です。
秋の本場所、11.5大阪大会。勝者にも敗者にもドームに繋がるドラマがあります。
主人公たちが織りなす高密度群像劇を思いっきり楽しみましょう!
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■野中大三(のなかだいぞう)
dotswreslerアーティスト、コラムニスト
プロレス観戦歴、ゲーム歴ともに38年。
プロレスラーをドット絵で表現するdotswrestlerをTwitterで公開中。
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