現地時間・11月4日、アメリカ『AEW RAMPAGE』に、柴田勝頼が参戦して、オレンジ・キャシディの持つAEWオールアトランティック王座に挑戦。試合は敗戦となるも、今年の1.4東京ドームの成田蓮戦以来となる“プロレスルール”の試合で、復調ぶりを見せつけた。
柴田は、現地時間・11月2日の『AEW DYNAMITE』で行われたAEWオールアトランティック王座戦、オレンジ・キャシディvsレイ・フェニックスvsルチャサウルス戦の試合後、PACの急襲を受けたキャシディを救出。
今年の『FORBIDDEN DOOR』でも絡みのあった両者、柴田はオールアトランティック王座を指さして挑戦表明、その場でサインして今回のタイトル戦が実現の運びとなった。
柴田がテーマ曲に乗って登場すると、場内は大熱狂。なお、この日の解説は、元WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一ボクシング王者のマイク・タイソンが務めており、「シバタはニュージャパンのレジェンドで、アイコンだ」と褒めたたえる場面も。
王者の入場のあと、柴田は戦闘モードで睨み合い、いきなりヘッドロック、グラウンドの攻防へ。ここから、場外に落とした柴田にキャシディが先制のトペスイシーダ。だが、柴田は場外の柵にキャシディを何度もたたきつけて、リング中央で胡坐を組むおなじみのポーズ。柴田は再び場外で、キャシディとエルボー合戦。
リング上で柴田は猪木アリ状態となってキャシディを挑発。キャシディがおなじみのポケットインポーズをしようとするところを、すかさず4の字固めへ移行。
さらに柴田は串刺し低空ドロップキックを習うも、キャシディは飛びつきDDTで逆襲。なんとポケットに手を入れての串刺し低空ドロップキック、ちょんちょん蹴るおなじみのキックは、柴田がキャッチ。
武者返しでダウンさせるとストンピングから、なんと顔面にキャシディ流のちょんちょん蹴り、さらにキックをお見舞いする。柴田とキャシディはおたがいにアグラの体勢に。
キャシディはふんわりしたチョップを放つが、柴田は強烈なチョップでお返し。さらにエルボー連射から、得意の串刺しドロップキック爆発。ハーフハッチから、今度はチョークスリーパーへ移行する。
キャシディもバックドロップを放つが、すかさず柴田もバックドロップで逆襲。そこから、チョップの相打ちで両者ダウン。なんと柴田にPKを2度放っていく。そこからミドルキック連射。もう一度PKを放ったキャシディに、柴田は怒りのエルボーで反撃!
柴田は怒りのナックル連射からのコブラツイスト、卍固め、グラウンド卍固めと追い詰めるも、キャシディも再びキックで反撃へ。柴田はデスバレー・ボム、続いて大技を狙うもキャシディがスピーディに回避して、ビーチ・ブレイクを炸裂させるがこれはカウント2。
続いて、オレンジパンチをヒットさせるが、柴田は再度スリーパーで捕獲し、バックドロップ。しかし、もう一度柴田が入り込んできたところに、カウンターのオレンジパッチを爆発させて、キャシディが逆転勝利をモノにした。
敗戦はしたものの、プロレスルールのタイトルマッチで堂々の闘いぶりを見せた柴田。最後は、キャシディと握手をかわしたあと、キャシディからサングラスをかけられた。敗戦は喫したものの、プロレスルールでのタイトルマッチを堂々と闘い抜いて復調ぶりをアピールした柴田勝頼。今後の動向にも要注目だ。