「NO LIMITと共闘? 俺は把握してない」中邑が囲み会見で、新日マットに言及!!
4月5日、前日の後楽園大会で後藤洋央紀を下し、IWGPを防衛した中邑選手が一夜明け会見、囲み取材で心境を語った。
■中邑真輔の囲みコメント
——昨日の後楽園大会では、CHAOSがカール・アンダーソンが追放したり、NO LIMITがCHAOSと共闘を示唆したり、といろんな流れがありますが?
中邑「いや……自分は把握してないっすね。まぁね、自分はCHAOSのリーダーみたいな感じでやってますけど、リーダーシップをとっているというよりは、縦型ではなく横型のリーダーシップというか。ま、尊重させるというか。好きなようにやっている人間が集まっているだけなんで。そういう動きもありえるな、と」
——NO LIMITと組むのも問題はない?
中邑「そうっすね。組みますし、カードが組まれれば試合もするでしょうし。ま、彼らが帰ってきてから、まったく触れてない。触れましたっけ? そのぐらい印象に残ってないんで。組もうが組むまいが、あまり自分としては変わらないかな、と」
——帰国してからのNO LIMITは?
中邑「あんまり気にもしてなかったんで。どうって言われても(笑)。……ま、裕二郎、内藤。いいんじゃないすか? 言いたいこと言って。言いたいこと言うってのは、重要ですよ。このリングにおいて。ま、それがリングの上で口以上のものを見せていかなきゃあいかないんで。頼もしいとまではいかないけど、楽しみではありますね」
——過去、2度の政権と比べても、昨日は6度目の防衛戦だったんで、そのあたりの手ごたえと、自信が揺るぎないものになっている?
中邑「……揺るぎないもの、とか自分が完成したとかは思ってないから。もし仮に磐石と言われようが、自分はそう思いたくはないっすね。自分を限定したくないんで。いかなるようにもスタンスはとっていくつもりなんで」
——IWGPの最多防衛記録は10回なんですが?
中邑「それも最初から意識してないんで。ま、自分を倒すヤツが出てこない限り、そういうものが見えてくるというのも自動的になってしまうんじゃないすかね」
——真壁選手を倒すとトップどころを一周する感じになりますが、他団体とかは意識する?
中邑「そうっすね。ま、出てくれば……って話ですね。ただ、“一周”って言ってますけどね。やってないヤツまだまだいるでしょ? そういう人間が『俺、まだやってねぇ』と言うのかどうか?」
——もの足りなさを感じる?
中邑「そうっすね。闘う集団というのであれば、『我先に!』と来てもおかしくないでしょ? チャンスを与えてやってんだから。こっちは『誰でもいい』って言ってるんすよ? 普通の世界ならありえないけど、プロレスは普通の世界じゃないので。ありえない行動……何もかもがピシッと決まった世界じゃない。もの凄いあやふやな世界だし『言ったモン勝ち』『やったモン勝ち』って言うじゃないすか? その状況を作ってあげてるのに。そこがわかってたのは、残念ながら真壁だけっていうのは。だから、嫌いじゃないっすよ。そうやって自分の“いま”を作ってきた人間でしょうけど? それとリングの中はまた違うモンなんで」