V6王者・中邑真輔の余裕は崩れず!/4月4日後楽園一夜明け会見
4月5日15:00より、前日に行なわれた後楽園ホール大会の一夜明け会見が開かれ、IWGPヘビー級王者・中邑真輔選手が今後の展望について語った。
4月5日15:00より、前日に行なわれた後楽園ホール大会の一夜明け会見が開かれ、IWGPヘビー級王者・中邑真輔選手が今後の展望について語った。
中邑選手は、後楽園大会で後藤洋央紀選手の挑戦を退け、6度目の防衛に成功。その直後、次期挑戦者に名乗りをあげた真壁刀義選手を、5月3日の「レスリングどんたく2010」で迎え撃つことが決定している。
■中邑選手のコメント
「まず、昨日の試合から言えば、後藤は最強の挑戦者として、厳しい攻撃でした。あとは、もう次の対戦相手、決まったのか?というのが。まぁ、毎度のことながら新日本のIWGP実行委員会というのは、なんとも能動的な組織なんだと思いましたね。次に挑戦してくる真壁刀義。まぁ、資格(があるかどうか)なりなんなり、色々と言いたいことはありますけど。あの状況でリング上で呼びかけた中で、真壁刀義1人だけしかリング上に上がってこないというのも、どうなのかなと思いましたね。だから、しょうがなく受けてやります」
■マスコミとの質疑応答
–真壁選手がリングに上がって来た時、「ほかにいねぇのか?」という発言がありましたが、不本意な部分があるのですか?
中邑「不本意というか、(GHCヘビー級選手権試合で)杉浦(貴:プロレスリング・ノア)に負けて、『NEW JAPAN CUP』では後藤に負けて。まぁ、なんつうか、(真壁は)心臓に毛が生えてるっつうか。自重しないという意味では、ありかなと思いますけど」
–そういう意味では中邑選手にとって楽な防衛戦になる?
中邑「楽とか苦しいとかいうのは、あんまり考えてないので。タイトルマッチともなれば、双方にとって苦しいものにはなるでしょうけど。別に自分以外の選手をなめているわけではないので」
–「レスリングどんたく」は上半期の総決算的な興行ですが?
中邑「場所と会場は関係ないです。タイトルマッチにおいては、自分の闘い、信念、自分のプロレスを貫けるかどうかというものが、最大のテーマになってきますので。昨日より今日、今日より明日、そういう思いでタイトルマッチを経験してきています。今回、後藤とIWGPの試合をけっこう久しぶりにして、充実感が残っていますよ。まぁ、相手が後藤だったからとか、色々なものがあるでしょうけど。それ以上のもの、自分の感情も吐き出して闘うという気持ちはあります」
–中邑選手は、誰がリングに上がって来そうだと思っていましたか?
中邑「まぁ『そんなヤツいねぇだろ?』っていう気で言っていますから。そこで“上がったモン勝ち”じゃないですけど、『上がって来る度胸というか勇気、あるヤツだったら誰でもいいぜ』って言ったんで。『誰が上がって来ればいい』とは、思ってないですね。別に、矢野(通)、田中(将斗)、そこらへんにいた練習生、ヤングライオン、組んでるヤツでも、敵対するヤツでも、負けたすぐの後藤でも、上がってくればよかったんですよ」
–今後のビジョンは?
中邑「自分を叩き潰してくるような人間であれば、どなたの挑戦でも(受ける)。もしくは、そういう人間がいるのであれば、自分が挑戦してもいいかなとは思ってますね。まぁ、真壁に関しては神戸で闘ったのが防衛戦ではなく、決定戦ですからね。防衛戦の相手としては初めてですから。それはそれで理由付けにはなるかなと思います」