• 2022.7.7
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「今日からは、新日本プロレスver.2.1」最後に木谷高明オーナーが挨拶。『G1』来場特典として、木谷オーナーからマグネットコースターを“先着5万人”にプレゼント!【戦略発表会④】

7月7日(木)、「新日本プロレス戦略発表会」を都内・飛行船シアターで開催。最後に、新日本プロレスオーナーであり、株式会社ブシロード代表取締役会長、兼社長の木谷高明が壇上で挨拶した。

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■木谷高明オーナーの挨拶

「いや……待ったわ。長い! もう、ここほら、飛行船シアターってじつはブシロードが買った会場なので。新日本新喜劇でもやった方がいいんじゃないかと思うような感じの。せっかく一生懸命覚えたセリフ、もううしろにいた間、みんな忘れてしまって。

ちょっとオーナーという立場ですけども、いったん皆さんと同じ立場に戻っていいですかね。ファン目線になっていいですかね? ちょっとファンを降ろしますよ。また元に戻りますからね。いったんファンを降ろさせて頂きたいなと。

本当にコロナで大変な中ね、レスラーもがんばったし、みなさんもがんばって来ていただいた。それはわかる。今日は内藤選手がいないんで、僕が代わりに会社批判していいですかね? 僕がするのもおかしいですけども、ホントに仕事してると自己否定の連続なんですよ。毎日、これでいいのか、これでいいのかって自問自答の連続です。……いちファンに戻りますよ?

コロナで家にいて、コロナ前みたいな飲み会も減ったし、たまに飲み会をやろうと思っても、野外にしようよ、テラスにしようよ、換気のいいところにしようよという中で、僕なんかこの2年間、焼肉ばっかりですよ。なぜだかわかりますか? 焼肉屋って、換気が普通のレストランの4倍いいらしいんですよ。全部上に吸い上げますから。だから、焼き肉屋でやっても全然感染者が出なかった。まあ、科学的にはどこまで本当かわからないですけど。

というなかで、たまにチケット握り締めて会場に出向いて、できるのは拍手しかないわけですよ。声援もできないしで。ましてやブーイングしかできない。そんな中でもブーイングしたくなるような試合ばっかりだったらありえないですよね。拍手したくなりたくなるような試合、一択だと思うんですよ、どう考えても。

新日本たしかにがんばってる。アメリカで2500人とか3000人集めてる。すごいことですよ。有名な(日本の)ロックバンドがアメリカでやったって2000人しか集まらないんですよ。そういう中で、日本のエンタメもスポーツもアメリカで3000人なんて集めてないんですよね。しかも日本からほとんど行ってない。すごいことですよ。でも、新日本のYouTubeチャンネル、まだ100万行ってないくらいですよ。

このコロナ期間にWWEのYouTubeチャンネルとか、もう少しで1億いっちゃうんですよね。いくら日本語と英語で人口が10何倍、20倍違うといっても、差が開きすぎ、と思うんですよ。まだまだできること、いっぱいあるはずなんですよね。

僕から見てると、イチファンですよ?  僕から見てると『古い! 遅い! 変化を嫌ってる! 固い!』いまの日本と同じじゃないですか? それでは新日本プロレスが存在してる意味がないんですよ! 日々の疲れ、仕事の疲れ、生活の疲れ、思った人に試合を見せることで、感動してもらい、イキイキとしてもらい。また、未来を自分で開拓しようとしてる若者、もしくは中年からでもいいですよ。そういった人たちに夢を与える。新日本プロレスが日本だけじゃなく、グローバルに展開していると、凄いいろんなところで開拓してる、攻めていってる。

プロレスとして始めていながら、れっきとしたグローバル企業だ、俺もあんなふうに世界を股に活躍してみたい。感動とか夢を与えるのが俺の仕事なんですよ。それがこの程度で満足してちゃダメだと思ってます。ここから、いま言った『古い、遅い、固い、変化を嫌う』。これを徹底的に変えていきたいなと、いう風に思ってます(場内拍手)。ファンの言い方じゃなくなってますね、変えてくれよー!

で、ここからちょっと戻します。オーナーに戻ります。あの、もっともっと、いいものをマネればいいと思うんですよね。僕はいま、スターダムをやってるじゃないですか。19歳、20歳のAZMさんとか(スターライト・)キッドちゃんとか、すごいプロレスも巧いし、話してても大人なんですよね。なぜだかわかりますか? 初めたのが早いからですよ。AZMさんなんか小学校5年生から入門してやってるんですよ。だから、業界歴10年なんですよ。たしかにわかりますよ。プロレスって難しいスポーツだと思うんですよ。

ですから一人前になるまで時間がかかる。だったら、始める年齢をもっと早くするという発想になぜならないか。高校から入門してもいいと思うんですよ。入門しながら高校に通えばいいと思うんですよ。で、卒業するときにこのままプロレスの道に進むのか、もしくは大学いくのか、就職いくのか、その時点であらためて考えてもいいと思うんですよね。僕はやっぱり、入門する年齢を早くすれば早くするほど。オカダ選手は中学卒業してもう、メキシコ行ったりしてるわけですよね。だから、いまの時代に合わせて。二十歳で自己プロデュースして売れてる人、世の中、芸事でもスポーツでも、いくらでもいるわけですよね。もっともっと、早くすべきですね。

それとわれわれのグループの声優さんなんかそうなんですけど、100回の稽古場より1回のアフレコなんですよね。だから、もっともっと若い人が実戦の場に出れることを、僕は新木場(1 st RING)でも(新宿)FACEでもいいと思うんですよね。そういったところを作って、100回の道場より1回の試合だと思うんですよね。こういった場をどんどん作って、小さな会場ではべつにヤングライオンメインで構わないと思うんですよね。目の前100人でも200人でも300人でもいいじゃないですか。

早く実戦。必ずファンもつくんですよ。だって、ジャニーズJr.のファンってけっこういるじゃないですか。そのあと、どうなっていくだろうかって楽しむ人、いるじゃないですか。なんか、一人前にならないと出しちゃいけないみたいな空気があるんですよね。僕は違うと思います、過程を楽しみたい人もいっぱいいるので。

なんで、とりあえず中学3年生くらいのときに体験、ブシロードにはブシロードウェルビーっていうスポーツクラブもできましたんで。ウエイトもできるし。そういったところで体験して、入門しますか、どうですかみたいな体験してもいいと思うんですね。じゃあ高校から来てください、親御さんと話して越境になりますけど、そういうところで理解のある高校とも提携したいなって思ってます。

ブシロードの「響」って声優事務所があるんですけど、やっぱり高校生とかいて、同じクラスにタレントさんいますけど、いろいろ話しますよとか、ふつうに活動してるんですよ。そういった世間の芸事やスポーツでやってることを、なぜできないのかなって思いますね。

やっぱり昔ながらの、もともとプロレスって相撲部屋から来てるところがあるじゃないですか。弟子入りして縦社会で、デビューして黒パンツ履いて丸坊主にしてっていう無個性から始まってるんですね。それはそれでいいところもあると思います。そのあと、色がつくことによって、お客さんも成長が実感できる部分もあると思いますけど。

まず個性をなくすことから始めるのって、もうこれ、いったいいつの話だって話ですよね。100年前、150年までの発想ですよ。まずは無個性から。それは日本の工業化社会のときに、均一の歯車のほうが便利だからだったんですよ。いまは個性をどんだけ出すかって時代ですよね。ですから、最初は一瞬、無個性でいいと思いますよ。でも、どんどんどんどん個性を出せるような場を、積極的に短期間に作って上げるべきかなと考えてます。

先ほどスターダムの話に触れましたけど、もともとどこから出てるかというと、日本の女子レスラーがボンボン、WWEに行くなと。これから3年後、4年後、ジェンダーレスが進んで。海外では『なんで女子の試合がないんだ』って言われるくらいなんですね。でも、日本ではそういう空気じゃなかったけど、ある日突然、『えっ、新日本って女子の試合ないの? スゲー遅れてるんじゃない?』って言われる日が来ると思ったんですよね。まだ来てないです。そういう日が必ず来るんじゃないかなと思って、その準備をしようと思って、いろんなプロレス団体、じつは当たったんですね。もちろん、僕じゃなくて現場が当たったんですけど、その中でスターダムさんと意気投合して、一緒にやりましょうっていう話になって。じつはその当時、スターダムは売上2億もいってなかったんですね。2年半前ですよ。

ここだけの話ですけど、選手と契約すら結んでなくて、そういうところから初めて、今季、2年半で売上そのときより5倍以上になりましたよ。動員も全然増えて、利益もすごい出るようになりました。やっぱり風が吹いてるんですね。

オリンピックですら男女半々にいましようとしてますよね。男子の部分がすごい盛り上がってて、女子がまだまだの部分ってじつは狙い目なんですよね。もちろん、ジャンルによって違うと思うんですけど。そう思ってグループ会社に入ってもらいました。で、いまこうなって、新日本プロレスのアメリカ進出とか、イギリス進出とか、そういったところで少しお役に立てるように、やっとなってきたかなっていうふうな感じです。

いろいろやってる中で、もともと新木場でしかやってないくらいの団体が、どんどん大きくな会場でもやったんですけど、やっぱりスピードが早いし、必死なんですよね。次々に新しいことドンドンドンドンやっていくし、展開もすごく早いです。You Tubeのチャンネル登録はまだ21万くらいですけど、5月はマンスリーのアクティブユーザーが500万人いったんですよね。総再生数は2000万超えたんですよ。

ブシロードグループで一番多いんですね、いろんなチャンネルあるんですけど。それぐらいまでいったっていうことでですね、今後とも期待してるんですけど。今後、新日本プロレスと二人三脚で日本国内もそうですし、世界も股にかけて活躍させていきたいなというふうに思ってます。

もちろん、底力は新日本プロレスのほうが50年の歴史もあるし、何倍もあります。でも、50年っていうのはある意味、レガシーでもあるんですよね。50年がかえって足を引っ張る場合もある。ただ、50年の資産をうまくテコにして飛躍すれば、いまの2倍でも3倍でも4倍でも10倍にでもなるというふうに僕は思ってます。ですから、新日本プロレス、10年前にブシロードグループ入りしましたけど、ここからが。そのときが新日本プロレスver.2.0だとしたらですね、今日からは新日本プロレスver.2.1ということで、新たなver.2が始まる。

その中のスタートダッシュとして、10年前もじつは『G1』をけっこうスタートダッシュにしたんですよね。今回のこの夏の『G1』をスタートダッシュにしたいなと、いうふうに考えています。で、なぜここまで熱くなるのかというとですね、僕が今日あるのも新日本プロレスのおかげだと思ってます。いまから47年前、高校1年生ですね。いま62歳になりましたんで。本当に何も楽しいことがなくてですね。大張(社長)はイケメンだし長身だし、スポーツマン。たぶんリア充だったと思いますよ。

僕は本当にね、何のために生きてるんだと。何をしたらいいんだと。プロレスの雑誌を4つも5つも買って、隅から隅まで読んで。東京すら1回か2回しか行ったことないのに、アメリカの州もかなり覚えちゃって。アメリカのプロレス情報とか観てるあいだにね。そのあと、28歳のときにアメリカ一周を車でして、かなりの州を行きましたけどね。

僕、『レッスルマニア』を5と16と28を観てるんですよね。現地まで行ってですね。当然ですね、最初に観たのは蔵前国技館でね、(アントニオ)猪木さんと(ジョニー・)パワーズだったと思いますけどね、いまだに記憶に残ってますよね。(タイガー・ジェット・)シンと上田(馬之助)が乱入してきてですね、リングから去っていったときにお客さんの誰かがですね、『追いかけろ!』って言ったわけですよ。中学3年か高校1年だったと思うんですけど、おもしろいなって一緒になって追いかけるんですよ。30~40人が追いかけていったと思いますね。いまはない蔵前国技館の裏まで。

そうしたら、タクシーが停めてあって、お客さんがタクシー、取り囲んだんですよ。そうしたらシンがサーベル持ってまして、お客さんをこうやって切りつけてくるんですよ。お客さんがサーッとモーゼの十戒のように道が空いてですね、二人がサーッと行っちゃいましたね。いや~、おもしろかったですよね、本当に。少年の身として本当におもしろかった。プロレスって本当におもしろいし、猪木さんの試合で何度も感動させてもらったし、またいろんな世界戦略、構想を聞いて、すごく勇気を、夢を与えられましたね。

僕がここまでこだわるのは、僕が47年前に新日本プロレスから、猪木さんから夢とか感動とか勇気とか未来を与えてもらったように。(涙ながらに)僕がプロレスファンのみなさんに、夢とか勇気とか感動を与えたい。生きる元気をそこから得てほしい。未来に大きな企業を作った人が、新日本プロレスのおかげで作れました。ビッグなスターになった人が、新日本プロレスがきっかけにこの道を選びました。いまたいへんな境遇の人が、新日本プロレスがきっかけで立ち直ることができました。家族が仲良くなりました、絆が深まりました、友だとと再び仲良くなることができました。そんなきっかけが作りたいんです!(場内拍手)。

で、50周年ということで僕も世話になりましたけど、自分で何ができるかなって自分で考えて、あまりできることないんですけど、今回のですね、目標5万人なんで。僕の個人のポケットマネー、個人の会社ですけど、このマグネットコースターをですね、『G1』観ながらビールでもこの上に置いて飲んでいただきたいと思うんですけど、これを先着5万名さまに来場特典として、僕からの気持ちとしてみなさんに受け取ってもらいたいと思いますんで、ぜひとも先着5万名を達成したいと思います。ぜひ、会場に来て、このマグネットコースターを受け取ってください。これは47年前、高校1年の僕からのプレゼントとさせていただきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします」

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