棚橋は第1試合に登場/11月11日TNA「iMPACT!」試合結果【不定期連載】(12)
11月11日(現地時間)
TNA「iMPACT!」
アメリカ・フロリダ州オーランド ユニバーサルスタジオ・フロリダ内サウンドステージ21
第1試合
時間無制限1本勝負
タッグマッチ
○コンスケンセス・クリード
“ブラックマチズモ”ジェイ・リーサル
(2分43秒 ダイヤモンドカッター→片エビ固め)
×サンジェイ・ダット
棚橋弘至
w/ソウ・カル・ヴァル
=試合経過=
この日は前日と一転して、TVテーピング枠の第1試合に出場。
純粋なタッグマッチは今回のTNA遠征で初めて。さまざまな試合形式がマッチメイクされたのは、棚橋を試しているとも考えられるし、逆に前日のシングル、この日のタッグマッチとごまかしのきかない通常の試合形式が組まれたのは、それだけ評価されていることの表れでもある。
しかもタッグパートナー、対戦相手はハウスショーで3WAY3連戦を行ったメンバー。しかもダットのマネジャーであるソウ・カル・ヴァルも加わった。
入場してくるや、リング上でキスをするダットとヴァルを見て、「俺にも」と要求した棚橋だが、あっさりと断られた。それが試合に影響したわけではないだろうが、ダットとのコンビネーションもスムーズにいかず。
先発はダットとクリード。試合の権利に関係なくリング内に飛び込んで2対1の状況を作ったものの、リーサルも加わって乱戦模様に。棚橋はその中でリーサルにその場飛びのボディプレスを決めたが、クリードのパンチでダウン。トラースキックを受け場外に転落した間にダットがクリードのダイヤモンドカッターでマットに沈められた。
さすがの棚橋もこの日は完封された形。試合後は「まあ、こんなこともあるでしょう」と気を取り直していた。
また、試合前にはバックステージでジム・コルネットと話しこんでいる姿が。次回TVテーピングまで2週間開くことから、いったん帰国する了解を得たという。TNA定着も視野に入れている棚橋。その準備のための一時帰国。
「試合で評価されたのはもちろんですけど、バックステージでほかの選手と話す機会が多くて、つながりができたことも大きな収穫ですね。みんな『すぐ戻って来いよ』って言ってくれたし。居心地はいいですね」と笑っていた。
試合後はチーム3Dからディナーに招待された棚橋。もはやすっかりTNAの一員だ。