棚橋、TNAのPPV大会で手応え! しかしIWGP挑戦要請の回答は保留!【不定期連載】(10)
11月9日(現地時間)
TNA PPV「TURNING POINT」
アメリカ・フロリダ州オーランド ユニバーサルスタジオ・フロリダ内サウンドステージ21
第1試合
イリミネーション時間無制限
Xディビジョン・ランキングマッチ
○エリック・ヤング
(21分8秒 ジャーマンスープレックスホールド)
דブラックマチズモ”ジェイ・リーサル
※出場選手(退場順):サンジェイ・ダット、ボラドール、ジミー・レイブ、ホミサイド、コンスケンセス・クリード、ピーティ・ウイリアムス、棚橋弘至、ダグ・ウイリアムス
=試合経過=
リング内はあくまで1対1の闘いで、タッチするか、場外に落ちるかで権利が変わるルール。オーバー・ザ・トップロープは採用されず、3カウントフォールかギブアップで失格。最後に残った選手が勝利となる。
ダット、ボラドール、レイブ、ホミサイド、クリードの順に失格。残り5選手となったところで棚橋が活躍した。
速い動きからピーティにスリングブレイドを決め、追撃のハイフライフローで3カウント。ピーティを消去。
残るは棚橋、ダグ、ヤング、リーサル。2対2のタッグマッチの展開のなかで、ヤングに延髄斬り、リーサルに串刺しドロップキック、サンセットフリップを決めた棚橋だったが、ダグとのクロスラインを交わされた直後に首固めでリーサルに丸め込まれて失格。
試合はダグが失格してヤングvsリーサルの一騎打ち。最後はヤングがカウンターのノーザンライトスープレックスをリーサルに決めて勝利。Xディビジョン第一コンテンダーの座を獲得した。
なお、菅林直樹社長がこの試合をリングサイド最前列で観戦。勝利を逃したもののトップ4まで残り、慣れない試合形式の中でもしっかりと自身をアピールした棚橋の闘いぶりに、改めて「1/4東京ドームで他団体に流出しているIWGPヘビー級を奪回するのは彼しかいない」との確信を強めた。
再度、IWGP挑戦を打診された棚橋だったが、逆にTNAでの手ごたえをつかむ試合内容だったことで、IWGPは視界から遠のいた。菅林社長はこの日も色よい返事はもらえず、回答は保留のまま傷心の帰国となった。