「すごいぜ! 学さん」と鶴見区民が熱狂! 中西選手が「VIVA!!ツルミ」に参戦!
10月6日13:00、神奈川県横浜市鶴見区の鶴見会館にて、鶴見区区制80周年記念イベント「VIVA!! ツルミ」が開催され、鶴見区に6年在住している中西学選手が参加した。
とある日に、鶴見区役所の職員が銀行のATMでお金を降ろしていた中西選手と偶然遭遇。この運命的な出会いがきっかけとなり、鶴見区は中西選手にイベント参戦を要請した。
「すごいぜ! 学さん」という素敵なサブタイトルの下、イベントは3部構成で催された。まず、行なわれたのは「こどもレスリング教室」。幼稚園児から小学校6年生までの少年少女に、中西選手が平澤光秀選手と共にアマチュアレスリング(アマレス)を指導した(ちびっ子たちのほとんどはアマレス未経験者)。
準備体操で体をほぐした後、中西選手はタックルのやり方を熱く丁寧に教え、ちびっ子たち一人一人のタックルを体で受け止めた。
そして、ちびっ子たちが全員で中西選手にタックルで向かっていき、“野人”がマットに沈んでしまうという、微笑ましい一幕も見られた。
第2部で行われたのは「中西さんの凄さ体験」。このイベントの参加希望者(大人、ちびっ子、女性)の“中西選手にこれをやって欲しい”というリクエストを受け、中西選手がそれらを実行するという内容だ。
=中西選手がリクエストされた主な項目=
「アルゼンチンバックブリーカーをかけて下さい!」(男性希望者より多数)
「“お姫様だっこ”をして欲しい!」(女性希望者より多数)
「中西さんの肩で高く持ち上げもらいたいです!」(ちびっ子希望者から多数)
さすがにアルゼンチンバックブリーカーは、“危険”と見なされたため実現しなかったが、中西選手はその代わりにコブラツイストやキャメルクラッチを極めることを提案。男性の希望者たちは、プロレスラーが繰り出す“本物の技”に感激していた(あまりの痛さに悶絶の表情を浮かべながら)。
中西選手は、第1部の「こどもレスリング教室」にも参加していたアマレス経験者のちびっ子たちには、通常とは入り方が違うという変型“飛行機投げ”を伝授。未来のアマレス界を支えるであろう、ちびっ子たちに熱血指導をしていた。
さらに、中西選手は平澤選手に拷問技を極め、普段から危険な技を受けている“プロレスラーの凄さ”を来場している人々に披露した(技を極められた平澤選手は「痛かったです。タッグマッチなら『早くカットに入って』と言いますけど……今日は、そうはいかないですからね(苦笑)」と後で語っていた)。
最後に行なわれた第3部のタイトルは「中西さんとの触れあい会」。その名の通り、中西選手が鶴見区民やそれ以外の地から集まった人々と、写真撮影&サイン会でスキンシップを図った。
第2部で多数の女性から“お姫様だっこ”をリクエストされた中西選手。この第3部では、写真撮影の際に赤ちゃんを連れた多数の奥様から「赤ちゃんを抱いて欲しい」と頼まれ、“野人スマイル”を浮かべながら赤ちゃんを優しく抱き上げていた。
さらに、豪華商品(11月11日両国大会のペアチケットや中西選手の「ワイルドストロングスタイル♯3」Tシャツなど)が当たる抽選会も行われ、この第3部も大いに盛り上がった。
「鶴見区のイベントですが、鶴見区以外の人もたくさん来て頂きまして、皆さまから力をたくさん頂きました。プロレスで日々精進して頑張っていこうと思います。皆さま、機会があればプロレスを観て下さい。今日は本当にありがとうございました」というメッセージでイベントのラストを締めた中西選手。来場した人々からは盛大な拍手が贈られ、イベントは幕を閉じた。
イベント終了後、中西選手は「今日、このイベントに呼ばれてとても光栄でしたし、楽しかったですし、凄く勉強になりました。実は、アマレスをほとんど経験したことのない子たちをこうやって教えたのは初めてだったんですよ。レスリングはパンツさえあれば出来るスポーツなので、色んなところで(今後もアマレス未経験者に)教えていきたいですね」と、イベントの感想を述べていた。