10月8日両国大会まであと1日!/これを見ないと損をする! 体重差2倍以上の“超無差別級対決”!
第4試合
30分1本勝負
G1ドリーム・イリュージョン
曙
VS
ミラノコレクションA.T.
10月8日両国国技館大会「EXPLOSION‘07」で行なわれる5大シングルマッチ。その中でも異色のカードとして特に注目を浴びているのが、第4試合の曙vsミラノコレクションA.T.。203cm・215kgの曙と183cm・95kgのミラノによるプロレスならではの“超無差別級対決”だ。
今夏、「G1 CLIMAX 2007」に初出場した曙は、IWGPヘビー級王者・永田裕志も舌を巻くほどの進化を見せ付けた。平成の相撲ブームのさなか、第64代横綱に君臨したほどの男がプロレスに開眼したとなれば、もはや誰にも手はつけられない。
ミラノのスピードは要警戒だが、1度捕まえてしまえばしめたもの。投げ技でマットに叩きつける、四肢を力任せに絞り上げる、体重を浴びせてそのまま押し潰すなど、相撲の殺し技でいかようにも料理できる。それよりも、神聖な国技館で“格下”に金星を献上したとあっては、元横綱の名折れ。小細工なしで徹底的にミラノを潰しにかかるだろう。
一方、体格とパワーの面で圧倒的な不利に立たされたミラノだが、「G1 CLIMAX 2007」では矢野通と越中詩郎に勝利し、一時Bブロックの単独首位に立っていたという実績を誇る。兼ねてから本人も口にしているように、ヘビー級選手との闘いはお手の物なのである。しかも、曙とはタッグマッチなどで何度も対戦しており、そのデータもすでにインプット済みだ。
さらに、ミラノは9月28日の公開練習で、モンゴル出身の謎の力士・昼青龍を子供扱いして圧倒的な強さを見せている。また、198cm・150kgという曙に迫る体格を誇る(ジャイアント・)バーナード親方を相手にして、日夜厳しい稽古に励んでいることも明るみに出た。
たとえ、自分の2倍以上の体重を持つ曙が相手であろうとも、奇想天外な仕掛けで翻弄し、自分のペースに引き込んで見せるに違いない。そして、必ずや曙を倒し、新たな“イタリア革命”の達成を高らかに宣言するであろう。
自らも曙との一騎打ちを楽しみにしているというミラノは、「ほかの試合とは違うカラーでファンを魅了したい」とコメント。その言葉通り、ファンを仰天させる闘いが予想される“超無差別級対決”。はっきり言って、これを見ないと損をする。