「必ず俺が勝ちます!」(棚橋)/10月8日両国大会公開記者会見(2)
10月6日15:00、東京都江東区木場の「イトーヨーカドー木場店」にて、10月8日両国国技館大会「EXPLOSION’07」公開記者会見が開催された。(※前半の模様は別項に掲載)
同店舗前の野外広場に設置された特設ブースに、3組目の登場となったのは、「スペシャルシングルマッチ」で激突する天山広吉選手と後藤洋央紀選手。
まず、両選手はこの一戦に向けての意気込みを語った。
=天山選手のコメント=
天山「明後日、両国国技館でこの“メキシコ帰りのアンちゃん”とシングルマッチ。自分にとっては消化試合以外の何物でもない。5分もあったら倒せる。最近の若い奴は勘違いする奴が多いんで、俺が出る杭を打って、教育してやる」
=後藤選手のコメント=
後藤「自分はメキシコから帰ってきて、1シリーズしか闘っていません。今の俺がしなければいけない事は、目の前の相手を叩き潰す事。明後日の両国では、ここにいる天山広吉を倒して、新日本の頂点にまた1つ近づきたいと思います!」
ヘビー級転向後、最大の大一番を迎える後藤選手に対し、「(メキシコに)どれくらい行ってたかは知らんけど、ハッキリ言って髪が伸びて髭を伸ばしたくらいで、あんまり変わっていない」と、天山選手は何処までも格下扱い。
一方の後藤選手は、「(天山は)元気が無い! 俺の知っている天山広吉では無い。両国ではそれを本人に分からせたいと思う」とコメント。かつての付き人として、容赦の無い審判を下す事を改めて宣言した。
そして、最後に登場したのは、IWGPヘビー級選手権試合で今年3度目の一騎打ちを行なう、王者の永田裕志選手と挑戦者の棚橋弘至選手。この日1番の大声援に迎え入れられた両雄は、“真の王者決定戦”に向けてコメントした。
=棚橋選手のコメント=
棚橋「最初にこれだけは言っておきます。必ず俺が勝ちます! 永田選手とは4月のタイトルマッチで試合をしまして、敗れました。僕がベルトを取られた永田選手とこうしてタイトルマッチが組まれ、そしてベルトを取り戻せるという事に凄く良い流れを感じています。もう明後日となりますが、もう1度言っておきましょう、必ず俺が勝ちます! 以上です」
=永田選手のコメント=
永田「ここ最近、世間では非常に暗いニュースがはびこっております。そんな時は、世間の人たちの心も沈みがちになるものであります。こんな暗い世の中だからこそ、IWGPヘビー級選手権(試合で)、世間の皆様の曇った心をすっきりと晴らすような壮絶な闘いをして。必ずベルトを防衛して、全力で闘っていく事で世の中の曇りを晴らさせる事をここに宣言いたします!」
現段階で王者に勝っていると思う部分を尋ねられた棚橋選手は、「IWGPベルトへの愛!」と一言。
キック対策も万全である事を明かし、「曇りを晴らすのは“太陽の天才児”の役目。コメントまでお膳立てしてもらって申し訳ないなと。ホントに気持ちも体も全てが良い状態」と、ベルト奪還へ向けて全身から自信をみなぎらせて語った。
対する永田選手は、「申し分ない相手。いつにも増して挑発的な部分が本気度を感じる」と、挑戦者に最大級の賛辞を送った。
その上で、「明日への希望を見せるような試合をして勝つのが僕の務め。かつてないような試合になる」と、自らに新たな使命を課し、この“歴史的一戦”を制する事を会場のファンに誓った。
10月8日(月・祝)
東京・両国国技館
17:00試合開始