NEW DIMENSION
- 日時
- 2010年4月4日(日) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2050
MATCH REPORT
ヘビーとJr.の2大IWGP戦が話題を呼んだ単発興行「NEW DIMENSION」。
第2試合では、期待の大型新人キング・ファレが、中西学を相手にデビュー。ファンから期待の声援を受けた。そんな中、第5試合で大きな動きがあった。試合中、NO LIMITの高橋裕二郎&内藤哲也が、同じチームの棚橋弘至を相手にせず、二人で勝手に試合を進行。それでも孤軍奮闘してカール・アンダーソンに勝利した棚橋だったが、試合後にNO LIMITと矢野&飯塚高史が結託。アンダーソンを追放し、棚橋をよってたかっていたぶった。
これを救出したのは永田裕志&井上亘&平澤光秀の青義軍。永田はマイクで「今度、お前たちに青義の力というのを教えてやる」とNO LIMITに宣戦布告した。
セミファイナルのIWGP Jr.ヘビー級選手権試合は、王者・丸藤正道(プロレスリング・ノア)と挑戦者・獣神サンダー・ライガーの、意地とプライドがぶつかり合う白熱の好勝負となる。そして最後も、お互いの得意技が交錯するしのぎ合いとなるが、ライガーの掌底をかわした丸藤が不知火からタイガーフロウジョン。ライガーを下して、3度目の防衛に成功した。
試合後、ライガーを介抱する田口隆祐を丸藤が挑発。両者によるタイトルマッチが濃厚となった。
そしてメインイベントは、王者・中邑真輔が、「NEW JAPAN CUP 2010」を制した後藤洋央紀を迎え撃つIWGPヘビー級選手権試合。同期のライバル対決としても注目される一戦となった。
ずっと中邑を意識していたという後藤は、持ち前のパワーファイトで躍動。中邑必殺のボマイェをキャッチしての牛殺し、バックドロップ、デスバレーボム、昇天、昇龍結界で中邑を追い詰めていく。
さらに後藤は、田中将斗との闘いで編み出したスライディングラリアットに行くが、いち早く立ち上がった中邑がボマイェで迎撃。そしてすぐさま2発目を放ち、後藤の野望を叩き潰した。
試合後、「ここに上がって来る根性のあるヤツいるか?」という中邑の挑発に対し、真壁刀義が呼応。中邑をラリアットでなぎ倒すと「覚悟しとけ!」と言い残して去って行った。これに対し中邑は「受けてやんぜ、この挑戦!!」と絶叫。事実上の挑戦受諾となった。