バディファイトPresents G1 CLIMAX 24
- 日時
- 2014年8月10日(日) 13:00開場 15:00開始
- 会場
- 埼玉・西武ドーム
- 観衆
- 18,000人
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第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ選手権試合- (第38代王者組)
- (挑戦者組)
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
開始のゴング、トップバッターはKUSHIDAとオライリー。場内からはKUSHIDAコールが巻き起こる。まず、両者はお互いを試すようにグラウンドの攻防を展開。続くロープを使った攻防では、KUSHIDAがドロップキックを炸裂。そしてタイムスプリッターズは素早いタッチワークで交互にオライリーの腕をひねりあげていく。さらにリングインしたフィッシュにもダブルのキック。
さらにエプロンに立った挑戦者組に対して、KUSHIDAはハンドスプリングキックで場外追放。そしてスプリッターズはダブルのプランチャを炸裂。リングに戻ると、スプリッターズはロープを使ってタッグワークを見せ、オライリーの顔面にKUSHIDAが低空ドロップキックを叩き込む。
挽回したい挑戦者組はシェリーにキックでサンドイッチ攻撃。さらにシェリーの左上にアームロックやエルボーで集中攻撃。そしてフィッシュはシェリーに抱え上げ式のバックドロップ、トペ・アトミコをお見舞い。シェリーはお返しとばかりにオライリーに対してスワンダイブ攻撃を狙うが、オライリーは下から三角絞めで捕獲、そして腕ひしぎ十字固めで締め上げる。
リング上はフィッシュとシェリー。フィッシュはシェリーの左腕をアームロックで締め上げていく。劣勢のシェリーは延髄斬りで切り抜けるとKUSHIDAにタッチ。KUSHIDAはフィッシュに脳天チョップ、さらにエプロンサイドでの延髄斬りからスワンダイブ式の攻撃を狙うが、フィッシュは下からパンチを叩き込んで迎撃。
一進一退の攻防を展開する両チーム。KUSHIDAはフィッシュにハンドスプリングエルボー、そしてシェリーを呼び込むと、場外にエスケープした挑戦者組に向けてダブルのスライディングキック。そしてKUSHIDAはトップコーナーから鉄柵越えのプランチャスプラッシュを、二人まとめてヒットさせる。
リング上、スプリッターズはOUTATIMEをオライリーに決める。さらにI-94を狙うが、これはオライリーがうまく切り抜け、KUSHIDAに強烈なキックのコンビネーション。そして、オライリーはエプロンサイドから場外にいたシェリーのヒザ目掛けて、フットスタンプのようなドロップキック。
リングではコーナートップに上ったKUSHIDAを、オライリーが下から妨害。そして、フィッシュは雪崩式のフィッシュアロー。しかし、これはKUSHIDAがカウント2でキックアウト。
ピンチが続くKUSHIDA、シェリーはあわててカットに入るが、フィッシュは風車式バックブリーカーで捕獲。そこにオライリーがニードロップを突き刺すダブル攻撃を見舞う。
続いてオライリーはKUSHIDAにカカト落としから回転エルボー。そして垂直落下式のブレーンバスター。これがカウント2で返されると、すかさず腕ひしぎ十字固め。すると、そこにフィッシュがダイビングヘッドバット。挑戦者組は攻撃の手をゆるめない。KUSHIDAはオライリーの腕十字をうまく切り返し、スクールボーイを見せるがこれはカウント2。一方のフィッシュは、場外のシェリーに対して三角跳び式のトペ・コンヒーロを炸裂。
リングではKUSHIDAとオライリーがエルボー合戦。オライリーはロープに飛んだKUSHIDAにカウンターのヒザを叩き込むと、フロントネックロック。すると、シェリーがダイビングフットスタンプで豪快にカット。そして、フィッシュにエルボーを叩き込むと、KUSHIDAの延髄斬りを挟んでスライス・ブレッド#2に成功。
ペースを握ったスプリッターズ。ロープに飛んだKUSHIDAはオライリーに抱え上げられるも、その反動をうまく利用してホバーボードロック。一方、シェリーはフィッシュにトペ・コンヒーロを敢行。KUSHIDAがグイグイ締め上げると、ついにオライリーはタップアウト。タイムスプリッターズが初防衛に成功。
COMMENT
シェリー「今日もこのベルトを守ることが出来た。このベルトを獲ったのは数か月前ヤングバックスから奪ったものだ。非常にヤングバックスというのは強いチームだったが、そのチームから奪った。我々のチーム、タイムスプリンターズももう結成して2年になる。今ではナンバーワンチームだと自負している。次の挑戦者が誰であっても受けてやる。そしてその挑戦者を退けて、我々がベストでありことを示して見せる。今日の対戦相手ROHの選手、非常に良い相手だったと思う。しかし勝ったのは見ての通り我々タイムスプリンターズだ。我々が王者であり続けるんだ」
ボビー「新日本には前から来たいと思っていたので、非常にある意味夢が叶ったという気持ちで一杯です。ほんとは今日勝ってこのIWGPのタイトルも獲って、我々はROHのチャンピオンでもあるので、2つのベルトを持って家に帰ろうと思ってきた。しかしこんな結果になって、ある意味残念だというのが一番の感想です」
カイル「やはり新日本に来ることは我々の夢であったし、それが実現したことは非常に嬉しいことだ。新日本プロレスというのは非常に大きな会社であり、強い選手が集まるプロレス団体。そこに来れることができ非常に嬉しく思っている。KUSHIDAとシェリーとの試合は非常に自分たちも接戦だと思っている。自分たちが勝つチャンスもいくつかあったと思う。しかし結果としてこのように負けたことになって残念に思ってます」
——新日本プロレスに対しての情報というのはお持ちですか?
ボビー「新日本プロレスのことは前から知ってるし、非常によく知っている」
——例えば印象的なレスラーはいますか?
ボビー「タナハシ、シバタ、獣神サンダー・ライガー、コジマ。それ以外でも、非常にたくさんの選手をよく知っています」