バディファイトPresents G1 CLIMAX 24

日時: 2014年8月10日(日) 13:00開場　15:00開始
会場: 埼玉・西武ドーム
観衆: 18,000人

第1試合 30分1本勝負
スペシャル8人タッグマッチ

小島聡
デイビーボーイ・スミスJr.

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　『G1 CLIMAX 24』優勝決定戦が行われる埼玉・西武ドーム大会。テレビ朝日の実況解説として、元サッカー日本代表FWの中山雅史氏が登場した。

　そんな中で始まったオープニングマッチは、天山組vsアーチャー組の8人タッグマッチ。鈴木軍の入場時には出場謹慎中のタイチの姿も。
　ゴング前に鈴木軍が奇襲、そのまま戦場は場外へ。リング上ではタイガーとデスペラードがロープを使った攻防を展開。タイガーはデスペラードに風車式バックブリーカー。すると鈴木軍が乱入、TAKAとデスペラードがタイガーに串刺し攻撃を連発。続いてアーチャーが登場、タイガーを強烈なボディスラムで叩きつけていく。さらにK・E・Sはダブル攻撃でタイガーを追い詰めていく。さらにスミスがバックドロップを決めるが、これはタイガーがカウント2でキックアウト。続くバックドロップも切り抜けたタイガーはローリングソバット、そして小島に交代。小島はスミスに串刺しマシンガン・チョップ、そして「いっちゃうぞバカヤロー！」エルボーを敢行、場内を盛り上げる。
　続いてリング上では小島とスミスがエルボー合戦を展開。競り勝った小島がコーナーにスミスを振ると、すかさず天山がカーフ・ブランディング。しかし、ここで飛び出したアーチャーはテンコジにダブルラリアット、そして天山に対しておちょくるようにモンゴリアンチョップ。負けじと天山もフライングニールキックで反撃。
　続いて田口がスミスにフライングボディアタックを見せるが、スミスはこれを受け止めるとボディスラム。そして鈴木軍は田口にトレイン攻撃。すると小島がカットに入り、アーチャーをラリアットで場外追放。そして返す刀でスミスに対してはテンコジカッター。リング上、田口がTAKAにスワンダイブ攻撃。さらにジャーマンを仕掛けるが、TAKAはうまく一回転して切り返すとスーパーキック。しかし、これをよけた田口は延髄斬りをヒット。最後はTAKAにどどんを決めて3カウントを奪取。オープニングマッチは新日本本隊が勝利を収めた。

COMMENT

——西武ドームのオープニングマッチを終えていかがでしたか?

天山「そうですね。ハッキリいって、西武ドームで1発目なんでね、『G1』の成績でこういう結果になって、1試合目になったんですけど。まぁ、1発目ガッチリ行きたいっていうのがね、自分自身このチーム、行けると思って。ちょっと最初空回りしたっていうか。なんかチカラが力んじゃってね。でも最後はビシッと田口が“どどん”決めてくれて。終わりよければ全て良しっていうか。最高の1発目、始まりだと思いました」

——小島さんはいかがでしたでしょうか?

小島「私は、個人的な感想ですけど、ただただ悔しいですよね。やっぱ『G1』の最終日に“タッグマッチ”をやるっていうこと？タッグマッチ自体は凄い好きですけども、魅力あるし、大好きですけど。ただ『G1』の最終日にやっぱやりたくなかったなっていうのはホンネですよね。でもまたこの悔しさを悔しさを持って、またこれからも頑張っていこうと思いました」

——タイガーマスク選手、かなりキレキレな動きを魅せてくれましたが、西武ドームはいかがでしたか?

タイガー「そうですね。まぁ東京ドームとはね、また違う感じがありますけど。まぁ場所がどこでもね、自分たちが戦う事はいっしょですから。ただ、初めてこういうことやるっていう部分ではね、やはり天山さんと一緒で、やっぱりもっと“華麗”に勝ちたかったという部分はありますけどね。勝った事には勝ったんですけどね。まぁ小島さんが言ったように『G1』でタッグをやりたくなかったと、いうけども、オレと田口は“Jr.”だけど、『ヘビーには絶対負けない』という意地がありますからね。まぁそういう相乗効果になったんじゃないですか？」

——田口さん、見事に3カウント取りましたが、振り返っていかがですか?

田口「ヘビー級の大きさに目がいってしまう所ですけど、やっぱり天山さん小島さんに取らせるんじゃなくてね。やっぱりボクが取って目立ってやろうと気持ちがあったんで、結果的にはそれが出てよかったですね。あとはボクが『IWGPジュニアヘビー』のベルトを狙っていきたいんでね。秋からの後半戦に向けていいスタートがきれました。ベルトへの挑戦をね表明し続けたいと思います」

——天山さん、改めて西武ドームならではの、やりづらさ、特殊な所はありましたか

天山「ドームっていうのはね、やっぱりなんだかんだ1発目だったんで、やっぱお客さんの反応っていうのを、すごいやっぱり気になったんで、アレなんですけど… あの最初の爆竹(オープニングの花火)でね、ちょっと耳イカレそうになってね。(選手一同、記者陣が笑いに包まれる) マジで！マジで！『聞いてないよ！』って感じで。まぁアレで気合い入ったんで、良かったっすけど」

——小島選手の入場曲について教えて下さい

小島「あ、そうっすね。今回使わせて貰ったんっすけど。縁があって“カシオペア”の『野呂一生』さんという方と知り合いになる事が出来て、ちょっと作って頂いたっていう事もあったので、大舞台でお披露目したいなと思って」

——今後の予定は

小島「はい。今後も使わさせていただきます」

デスペラード「オイオイオイオイ。まぁしょうがない。代表が負けちゃったらよぉ、しょうがないそれはよぉ。でもよぉ、1人帰ってきたぞ、オイ。どっかで見たことねぇかこれ。俺のマスクビリビリに破った男なんだよ。アァ、わかるか? ほんとはぶん殴ってやりたいとこだけど、俺のこと引っ張ってくれた恩もあるから」
タイチ「それは愛情表現だよ」
デスペラード「だって。あとKUSHIDA、お前いつまで伝わんねぇような、小学生が頑張って考えましたっていう気持ちのいい、耳触りのいい作文をいつまで表現してんだコノヤロー。俺そういうとこ大っ嫌いなんだよ。お前がベルト持ってるとな、汚くなっからよぉ、よぉく磨いとけよ。俺がもらってやる。2つともだ! パートナーはもしかしたら……」
タイチ「新日本プロレスよぉ……特にジュニア、俺の知らねぇとこでいつの間にかKUSHIDAがチャンピオンになってた? もうちょっと新日本プロレスから与えられた夏休み、もっと満喫してやろうかと思ったけど、あんまりにもつまんねぇことやってるから、帰ってきたやったよ。もっと海行ったり、いろんなとこ行ったりしてやろうと思ったけど、そんなことやってても我慢できねぇから帰ってきたよ。テメェらが情けねぇから。KUSHIDAがチャンピオンだぁ。今日はTAKAがよぉ、弱っちぃから負けたけど、アイツは弱ぇんだよ最初から。勝ったからっていい気になるな。けどよぉ俺が戻ってきたから、そうわいかねぇ。まずはよぉ、ジュニア、俺が来たからには俺が面白くさせてあげないと。予定より早く帰ってきてやったんだ」
デスペラード「こいつが隣にいるから」
タイチ「まだお前とやったことねぇから。俺はコイツがガキの頃からしか知らねぇから」
デスペラード「よろしく」
タイチ「オイ、そういうことだ。覚悟しとけコノヤロー」
※ランス、スミスはノーコメント