バディファイトPresents G1 CLIMAX 24
- 日時
- 2014年8月10日(日) 13:00開場 15:00開始
- 会場
- 埼玉・西武ドーム
- 観衆
- 18,000人
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第9試合 無制限1本勝負
「G1 CLIMAX 24」スペシャルシングルマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
ゴング前、レフェリーがギャローズとファレにフェンス外への撤退を命じる。開始のゴング、ロックアップから棚橋はAJをヘッドロックに固め、執拗に絞り上げる。続くロープを使った展開では互角の攻防を展開。場内からは拍手が巻き起こる。
棚橋はAJの串刺し攻撃をかわすと、セカンドコーナーを利用してボディプレス。さらにスタイルズクラッシュを狙うが、AJは場外にエスケープ。棚橋はAJの得意ポーズのように両手を広げて挑発。
リング上、AJは棚橋に下から突き上げるようなカウンターのドロップキック。さらにペンデュラム式バックブリーカー、ボディスラム、独特なフォームのニードロップを繰り出していく。挽回したい棚橋は串刺しボディプレスを狙うが、AJがこれをかわすと、棚橋はトップロープをまたいだ体勢に。するとAJはロープを揺らして棚橋の急所を攻撃。さらにAJはチンロックで棚橋のスタミナを奪い、フェノメノンDDTを狙うが、これは棚橋がうまく切り返して背中でAJをコーナーに押し込む。ならばとAJはスワンダイブ式の攻撃を狙うが、棚橋は場外に突き落とす。
戦場は場外。棚橋がハンマースルーで投げると、AJは鉄柵を乗り越える。すると、棚橋も鉄柵を乗り越えるかたちでボディアタックを炸裂。両者、カウント18でリングに生還。
リング上、両者は何度もエルボーを交換。そしてAJがロープに飛ぶと、棚橋は張り手。さらにフェイントを入れたスリングブレイド、ダルマ式のジャーマンスープレックス。続いてボディスラムからハイフライフローを狙うが、AJが阻止。そしてコーナーで逆さ吊りの棚橋を抱えるとスタイルズクラッシュを狙うが、これは棚橋が両足を振り乱して回避。しかし、AJはブレーンバスターの体勢からネックブリーカー。そして弾丸ポーズからスタイルズクラッシュを狙う。これは棚橋が切り返し、AJをエプロンサイドに運ぶが、すかさずAJはスワンダイブ式のエルボー。
両者、一進一退の攻防。棚橋がスキをついてチンクラッシャー。そしてジャーマンを狙うが、これを読んだAJは打撃のコンビネーション。かわした棚橋は
ドラゴンスープレックスを放つがカウント2。さらに棚橋はハイフライフローの体勢に入るも、これを追いかけたAJは雪崩式ブレーンバスターの体勢に入る。トップコーナーでの応酬、AJは雪崩式フランケンシュタイナーで棚橋を叩きつける。さらにAJはスタイルズクラッシュを狙うが、棚橋は暴れて回避。すると、AJはそのまま垂直落下式のパワーボムのようなかたちで、棚橋の頭をマットに突き刺す。そしてAJはハイフライフローを狙うが、棚橋はヒザで迎撃。そして棚橋もハイフライフローを狙うが、AJも同じようにヒザを突き刺す。
リング中央、両者はヒザを付き合わせて意地のエルボー合戦。棚橋はAJの髪を掴んで引きずり起こすと渾身のエルボー。しかし、AJはオーバーヘッドキック。そしてブラディ・サンデーに成功すると、弾丸を打ち抜くポーズ。そしてスタイルズクラッシュを狙うが、ここで棚橋が身体をひねって前方回転エビ固めで丸め込むと、AJは返すことができずカウント3。
すると、BULLET CLUB勢が乱入して棚橋を袋叩き。場内は大ブーイングに包まれる。しかしおかまいなしのAJは、棚橋にスタイルズクラッシュを敢行。ここでジェフ・ジャレットがギターケースを持って乱入。すると、BULLET CLUBは場外にエスケープ。そしてジェフはギターを持つと、なんと棚橋の脳天にギター攻撃を敢行。そしてジャレットはBULLET CLUBの面々と抱擁。場内はさらに大きなブーイングが巻き起こるバッドエンドとなった。
COMMENT
アンダーソン「BULLET CLUBの新しいメンバーを紹介したい。こちらが“レジェンド”のジェフ・ジャレット、この人だ」
AJ「これらのベルトを見ろ。IWGPタッグのベルト、NEVERのベルト、IWGPインターコンチネンタルのベルト、そしてIWGPヘビーのベルト、全部俺たちが持っているんだ。GFWは確かに新日本と提携した。だが本当に提携したのはBULLET CLUBだ。ダブルJだ。ジェフ・ジャレットのJ、AJスタイルズのJでダブルJだ。これがコンビを組んで、さらに素晴らしい軍団が出来た」
——なぜジェフ・ジャレット氏はBULLET CLUBと手を組んだのですか?
ジェフ「BULLET CLUBの目的とはすべてを奪う、すべてを俺たちのモノにする。そういう目的のもとに出来ている。その中でジェフ・ジャレット自身が、先程菅林会長と提携すると言ったが、それは表上だけのことで、実際にはBULLET CLUBと組んで、自分を含めてBULLET CLUBがすべてを喰ってやる。すべてというのは新日本プロレスとTAKE OVERする、それも含めて目的が一致した」
※最後にBULLET CLUBメンバーが東スポの岡本記者を捕まえ、BULLET CLUBのTシャツを着せた