2・10大阪で行われるIWGPヘビー戦オカダvsSANADA、NEVER戦・後藤vsEVIL、IWGP Jr.戦オスプレイvsヒロム、シングルマッチ内藤vsYOSHI-HASHI、外道vsBUSHI、2・6後楽園ホールで行われるIWGPタッグ戦SANADA＆EVILvsオカダ＆後藤の“6重”前哨対決。このカードは5大会連続で、LOS INGOBERNABLES de JAPONの3勝1敗となっている。

　オスプレイ対ヒロムで試合開始のゴングが鳴り、オスプレイが出合い頭にドロップキックで先制。そして、コーナーでエルボーを連打して行くが、ヒロムが追走式串刺しラリアットで逆襲し、エルボー連打をお返し。
　さらにヒロムがストンピング連射を浴びせると、両者がエキサイトして激しいエルボー合戦を展開。その後、ヒロムがリープフロッグからヘッドシザースホイップを繰り出すと、オスプレイが側転で着地し、反対にヘッドシザースホイップでヒロム場外へ落とす。
　続いてオスプレイはロープへ走り、ヒロムのラリアットをかわしてハンドスプリング攻撃を狙う。それをヒロムが受け止めてジャーマンスープレックスに行くと、オスプレイが脱出して反対にジャーマンを仕掛ける。だが、今度はヒロムが脱出した。
　YOSHI-HASHI対内藤となり、両者が激しいエルボー合戦を繰り広げる。そこからYOSHI-HASHIが内藤のTシャツを剥ぎ取り、逆水平チョップを連発。さらに、コーナーでエルボーを乱打し、踏みつけ攻撃、カウンターバックエルボー、ヘッドハンターと一気に攻め立てる。
　続いてYOSHI-HASHIは逆水平チョップ2連発からロープへ走るが、控えのBUSHIが背中を蹴る。その隙を突いて内藤が背後から襲撃し、BUSHIのフェイント式延髄斬りからネックブリーカーで叩きつける。
　ここから両軍が総出で大乱闘を展開し、大ダメージを負ったYOSHI-HASHIが完全に孤立。EVILが変型サーフボードストレッチ、内藤がフェイント式延髄斬り、BUSHIがSTFなどで集中攻撃を浴びせ続ける。
　しかしYOSHI-HASHIは、内藤＆BUSHIのトレイン攻撃から逃れ、内藤にヘッドシザースホイップ、BUSHIにフェイント式バックキックをお見舞い。
　これで後藤対EVILとなり、後藤がショルダータックル、カウンターラリアット、串刺しラリアット、バックドロップ。続いて牛殺しを狙うが、EVILが脱出し、ダブルチョップからセントーンを投下。しかし後藤は、次のフィッシャーマンバスターを抵抗し、カウンター牛殺しで叩きつけた。
　続いてオカダが登場するも、EVILが脚を取って海野レフェリーに持たせ、ガラ空きのボディにトラースキックを浴びせる。これでSANADAの出番となり、前後の連続リープフロッグからオカダにドロップキックを食らわせる。
　次にSANADAはSkull Endを繰り出すが、オカダが回避してフラップジャックで叩きつける。そして、コーナー最上段へのぼるも、SANADAが立ち上がる。するとオカダはコブラクラッチを極めるが、SANADAが脱出してトーキック。しかし、オカダも負けずにカウンタードロップキックで吹き飛ばした。
　外道対SANADAとなり、外道がチンクラッシャー、トラースキック。そして、低空トラースキックでSANADAを転倒させ、外道クラッチを繰り出す。だが、SANADAが脱出し、TKOの体勢に入る。そこへYOSHI-HASHIが入り、SANADAに低空ドロップキックを見舞う。
　その後、内藤がYOSHI-HASHIにロープを利用したスイングDDT、ヒロムがオスプレイにトラースキック、EVILが後藤にカウンターサイドバスター。さらに、BUSHIが外道にコードブレイカーを食らわせ、SANADAが今度こそTKOを敢行。
　さらにSANADAは、オカダのドロップキックをかわし、低空ドロップキックで蹴散らす。そして、Skull Endで外道を葬った。

EVIL「何度でも言ってやる。（2・6）後楽園でシングルチャンピオン2人を倒し、IWGPタッグの価値を爆発的に上げてやる。後藤…何か変えてきた方がいいんじゃないのか？ その程度の力では、一切この俺には通用しない。全てをダークネスな世界に飲み込んでやる。よく覚えとけ…。This is EVIL. Everything is EVIL. 全ては…EVILだ！」
ヒロム「（※記者と3分ほど見つめ合った後に『コメントどうされますか？』と聞かれ）っはい！ 勝ったーー！ なかなか粘るねー！ 我慢比べ！ 俺とオスプレイもそんな感じだよね。どっちも引かないから一歩でも引いたら相手の領域に引きずり込まれちゃうよ！ あっ！そうだ！ オスプレイ！ 連絡先を教えてよ！ 最上級のチキンをご馳走するよ！」
内藤「『いつまでも余裕こいてるな』って？ 『もっと怒れ』って？ そう思うんだったらさあ、俺の余裕を奪ってくれよ。俺を怒らせてくれよ。今日の茅野大会でも、YOSHI-HASHIを応援する声が少しだけ聞こえたけど……。期待を裏切り続けるYOSHI-HASHIを、いったいいつまで応援してくれるのか……。変わるなら、今しかないんじゃない？ まっ、もう手遅れかもしれないけどね。じゃあ皆様、また明日、岐阜でお会いしましょう。Hasta Manana（アスタ・マニャーナ）、Adios」
※SANADA＆BUSHIはノーコメント

オカダ「まあ、2冠王、しっかり目指すのはいいんだけども、まずは（IWGP）タッグのベルトを防衛してから言ってくれ。まだ気が早いよ。しっかりベルトを防衛して、それで勢いに乗るんだから、それでもいいし。俺に獲られてから勢いに乗ってもいいし。いまのままじゃ、誰もあなたが勝つとは思わないよ。まあ、まだ前哨戦があるんだから、しっかり俺を追い込んでみろ。なかなかいないよ。最近、この俺を追い込んだ人間もいないから。追い込んでみろ。それだけ」
後藤「オイオイオイオイ!! （EVILが言った）“あの姿”って、もしかして伝説の“あの男の”ことか！ お前ごときが“あの男”と闘えると思うな。“あの男”を呼ぶ必要はどこにもない！ “あの男”と闘えるのはプレミアムな男だけだよ」
※YOSHI-HASHI＆オスプレイ＆外道はノーコメント