ブシモ Presents G1 CLIMAX 23

日時: 2013年8月6日(火) 17:30開場　18:30開始
会場: 石川・石川県産業展示館3号館
観衆: 2,000人(満員)

第9試合 30分1本勝負

後藤洋央紀
プリンス・デヴィット

境界線

MATCH REPORT

　ゴングと同時にロックアップする両者。デヴィットをロープに押し込んだ後藤はクリーンブレイク。続いてデヴィットが後藤をロープに押し込むが、クリーンブレイクと見せかけてエルボー。続くロープワークを使った攻防では、後藤が強烈なショルダータックル。ここでデヴィットは場外に一旦エスケープ。そして、ロープ際の後藤をうまく場外に引っ張ると、すかさずファレがラリアット。そのスキにデヴィットはコーナーのクッションを外す。
　
後藤がリングに戻ると、デヴィットは金具むき出しのコーナーに後藤をたたきつける。そしてセカンドロープからスレッジハンマー、続いてマンハッタンドロップ。さらには後藤の髪の毛を引っ張る反則行為。ペースを変えたい後藤がロープに飛ぶと、デヴィットはカウンターのドロップキックを炸裂させる。そして再び後藤を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
　
すると、今度は後藤が同じ攻撃でお返し。そして村正、バックドロップをデヴィットにお見舞い。続いてジャーマンを狙うが、これはデヴィットがバックエルボーで逃げ切る。続いて両者が素早いロープワークを展開すると、デヴィットは狙ったかのようにレフェリーに体当たり。
　
レフェリー不在のリング上で後藤がデヴィットに牛殺し。そして昇天・改を狙うが、ここでファレが乱入。後藤の腰にイス攻撃をお見舞いする。続くチョークラリアットこそ後藤が回避するも、背後からデヴィットがイス攻撃。そして、すかさずファレが後藤にサモアンドロップ。

デヴィットはイスをダウンした後藤の身体の上にセットすると、とどめとばかりにダイビングフットスタンプを敢行。しかし、後藤はなんとかカウント2でキックアウト。怒りの後藤は回転式のラリアットをデヴィットに叩き込み、返す刀でファレにもラリアット。このスキをついてデヴィットがスクールボーイで丸め込むが、後藤はカウント２で跳ね返す。そしてデヴィットを重いラリアットで黙らせると、最後は昇天・改でピンフォール勝ちをスコア。

試合後、後藤は「BULLET CLUB、討ち取ったり〜！　この勢いで行くぞ！　G1のGは後藤のG！」とマイクアピールした。

COMMENT

後藤「きたねぇヤツらだよ。でも、しっかり打ち倒してやったからね。ま、この調子で明日、明後日、そして最終戦・両国まで、駆け抜けたいと思います。今日、リング上で宣言したとおりだよ。『G1』の“G”は後藤の“G”」
——これでAブロックの単独首位になりましたが？
後藤「まあ、まだまだ途中だからね。ただ、俺の勢いは本物だよ」
——鼻のケガは？
後藤「大したことないよ。どこが切れているかもわからない。問題ない。大丈夫です」

デヴィット「ゴトウ、今日はどうしても“リアル・ロックンローラ”のワン・ツー・スリーで勝つというミッションを邪魔したかったようだな?!　今日は、俺の用心棒、アンダーボスのバットラック・ファレと一緒に、日本の人々に“リアル”を見せつけなければならなかった」