NJPW 40th anniversary Tour BEST OF THE SUPER Jr. XIX 〜The door to the glory〜

日時: 2012年6月3日(日) 16:00開場　17:00開始
会場: 兵庫・明石市立産業交流センター
観衆: 1,560人（超満員札止め）

第6試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Bブロック公式戦

タイガーマスク
ロウ・キー

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　全勝街道をひた走るIWGP Jr.王者ロウ・キーが、3勝1敗のタイガーと激突。両者のシングル対戦は、2009年1月4日東京ドームのIWGP Jr.戦以来（※タイガーが勝利して王座奪回）となる。
　
　手四つの力比べでタイガーが押し込むと、ロウ・キーがブリッジで立ち上がる。そして、タイガーをロープまで押し込むと、不意打ちのチョップを発射。すると、タイガーが怒って張り手でお返しした。
　その後、ロウ・キーがショルダータックルでタイガーを倒し、リープフロッグ＆後転。これに対してタイガーは、リープフロッグからのモンキーフリップでロウ・キーを投げ飛ばし、風車式バックブリーカー。
　しかし、ロウ・キーが逆襲に転じ、チキンウィングアームロック、ブレーンバスター、後頭部への低空ドロップキック、コブラツイストと畳み掛ける。それでもタイガーは張り手を放ち、張り手合戦が勃発。しかし、ロウ・キーがボディへの掌底連打でタイガーを黙らせ、串刺しボディアタックで追撃。
　苦しくなったタイガーは、前方回転エビ固めを繰り出すが、踏ん張って回転を阻止したロウ・キーが、その場でフットスタンプをお見舞い。そして、ミドルキック、逆水平チョップで追撃するが、タイガーが串刺し攻撃をかわして逆転。ローリングソバット2連発、ハイキックに繋げる。
　続いてのタイガードライバーは阻止されたものの、タイガーは脚払いでロウ・キーを倒し、ツームストンパイルドライバー。そして、タイガースープレックスを狙うも、ロウ・キーが脱出する。
　するとタイガーは、回転十字固めでロウ・キーを揺さぶり、ローリングソバットを顔面にヒットさせる。そして、雪崩式ブレーンバスターを狙うが、ロウ・キーがコーナー最上段でスリーパーホールドを極め、タイガーを転落させる。
　ここでロウ・キーは、キークラッシャーに行くが、タイガーが切り返して下から回転エビ固め。これがカウント2になると、タイガーはさらに逆さ押さえ込み。それをロウ・キーが返すと、ハイキックを発射する。
　しかし、ロウ・キーがかわし、キークラッシャー99でタイガーを沈めた。

COMMENT

ロウ・キー「ボーイ！ 5勝目だ。今日はタイガーマスクとの闘いだった。4年？いや3年前だ、最後に会ったのは。前ほど強くなくなってる。スピードも遅くなっている。俺に勝ったあの日よりも。これはゲームではない。人生を懸けた闘いだ。この『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝と、IWGP Jr.チャンピオンだ。俺が欲しいのはトロフィーではない。俺の場合は二冠の栄光だ。これは俺にしか成し得ない。2012年の『BEST OF THE SUPER Jr.』で俺は10点獲得し、リードしている。後ろは振り返らない。オマエら、よく頑張れよ」
　
タイガー「クソ！ロウ・キー、そんなに差はないと思っていたんだけどね。やはり、彼も僕と最後のドームの試合が終わって、いろいろ経験を積んできた選手だし。僕もそれなりに成長していったと思うし。ただ、いま勢いに乗ってるのは彼だ。それは間違いない。しょうがないと思ってる。しかし、ロウ・キー、かなり自分に対して挑発的な感じできてるってことは、彼もまだ俺がチャンピオン戦線に入れると思ってるんでしょう。たまたま今日はこういう結果だった。次はわかんないよ。ある意味、今日は試合をしてみて、アイツの弱点っていうのが少し見えた。アイツをどんどんどんどん熱くさせれば、熱くさせるほど、アイツのアカが出てくるよ。これで俺は3勝2敗かな？まだ、ある！毎日言っているように、1試合1試合が大事であって、今日落としたのは、本当に悔しい。あと今回2日間休みがあって、（6/6）後楽園は高橋。こういう男が一番怖い。それは僕は一番わかってます。高橋には気をつけます」