NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN CUP 2012

日時: 2012年4月1日(日) 15:00開場　16:00開始
会場: 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)
観衆: 5,600人（超満員札止め）

第2試合無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2012」1回戦

天山広吉
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

境界線

※カール・アンダーソンが2回戦に進出

MATCH REPORT

　天山とアンダーソンの『NJC』1回戦。両者の対戦は、2011年12月24日後楽園ホール以来（アンダーソンが勝利）。
　
　天山が、モンゴリアンチョップ、ヘッドドロップ、スリーパーホールド、ブレーンバスターで先制。
　これに対してアンダーソンは、カウンター低空ドロップキックで逆襲し、逆水平チョップ連射、ボディスラム。そして、「ゴメンナサーイ！」と叫びつつ、セントーンで追い討ちをかける。
　続いてアンダーソンは、ややぎこちないフォームでモンゴリアンチョップを繰り出すが、天山はマウンテンボムで逆転。そして、逆水平チョップ連射、串刺しラリアット、カーフブランディングに繋げる。
　さらに天山は串刺し攻撃を狙うが、アンダーソンがかわしてジャンピングハイキックで逆襲。続いてのパワーボムは阻止されたものの、すぐにカウンターゼロ戦キックで巻き返し、旋回式ガンスタンの大技を決める。
　ここでアンダーソンは、両手でマットを何度も叩き、フィニッシュのガンスタンに行く。しかし、踏ん張って阻止した天山が、顔面へのヘッドバットで逆転。さらに、カウンターニールキックでアンダーソンを倒すと、コーナー最上段にのぼる。
　そして天山はダイビングヘッドバットを敢行するが、アンダーソンが起き上がり、天山の首をキャッチしてガンスタン。これで一気に3カウントを奪った。

COMMENT

アンダーソン「テンザンサン、アリガトウ！　ビッグ・リスペクトしている選手の一人だし、このニュージャパンで20年トップを張っている。この業界でもベストな選手。でも、この2012年……前にも言ったとおり、もうバッドインテンションズはないんだ。このカール・アンダーソンは、ベストのシングルプレイヤーになってやる。ネクストはコーラクエンかい？MVPかシンスケ・ナカムラ、どちらが上がってこようが、このマシンガンが勝利する。タナハシ、ナカムラ、ナイトー、オカダ、全員を越えて、俺がトップであることを証明する。誰もマシンガンを止めることはできない！」
　
天山「ヤバイ痺れるよ！チクショー！マジ?!　頭が、やられた。首が折れるかと思った。あえてナメたわけじゃないけど、やるたんびに強くなってきたよ。『NEW JAPAN CUP』、今までろくな成績残してきてないから、今年こそ“春男”になるために、マシンガン潰して一気にいきたいって、そのつもりでガンガンいこうとしたけど。マシンガン、俺に勝ったから言うわけではないけど、アイツは素晴らしいですよ。このままヘタしたら優勝するんちゃうかって。そのくらい力持ってるよ。みんなナメてかかちゃいかんよ。俺が闘って思う、やったもんしかわからない。アッー！クソ！どこで出てくるかわからない、あのスタンガン？まさかあんなところでくるとは思わない。『今年こそは！今年こそは！』って言ったけど、縁がないねぇ。相性悪いんかな？“春”は今日で終わったけど、“夏”までたっぷり充電してやるから。その前にタッグのほうも、テンコジでキッチリ防衛していきたいし。今ベルトが腰にないからね。アイツら、なんの音沙汰もない。もう力ずくで獲りに行くしかない。警察も当てにならへんしね。俺らで行くしかないかな。今日は古傷が具合悪いですね。相手倒すためならなんでもやるけども。痛いところ突かれました。完敗やね。クソ！」
　