NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN CUP 2012
- 日時
- 2012年4月1日(日) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)
- 観衆
- 5,600人(超満員札止め)
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第8試合 無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2012」1回戦※内藤哲也が2回戦へ進出。
MATCH REPORT
小島がショルダータックルで内藤をなぎ倒し、自慢の大胸筋を動かしてファンにアピール。そこからスリーパーホールドを極めるが、振り解いた内藤がランニングサンセットフリップで反撃。さらに、小島の脚を取り、リバースインディアンデスロック、鎌固めで追い討ちをかける。
だが、小島はDDTで流れを引き戻し、エプロン上でもDDTを敢行。これで内藤に大ダメージを負わせる。そして、リングに戻ると、変型キャメルクラッチ、逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボーに繋ぎ、「いっちゃうぞバカヤロー!」をファンと大合唱。さらに、ダイビングエルボードロップを狙うが、内藤がドロップキックで場外に吹き飛ばす。
しかし、小島はエプロンに立つ内藤の膝裏へラリアットを見舞い、場外へ転落させる。そして、内藤をリングへ押し入れ、今度こそダイビングエルボードロップを投下。
内藤は膝へのストンピング連射で反撃するが、小島はエルボー連射、ローリングエルボー、コジコジカッターで攻勢をキープ。しかし、それでも内藤はニークラッシャーで突破口を開き、低空ドロップキック、膝へのミサイルキック、変型足4の字固めで流れを引き戻す。
次に内藤はコーナー最上段へのぼる。ところが、小島が下からラリアットを叩きこみ、内藤を場外へ吹き飛ばしてしまう。
内藤がリングに戻ると、小島はブレーンバスターで追撃。そして、ラリアットを狙うものの、内藤がジャンピングエルボーアタックで逆襲し、延髄斬り、ジャーマンスープレックスホールド、雪崩式フランケンシュタイナー、グロリアと一気にラッシュ。だが、フィニッシュを狙ったスターダストプレスは、小島がかわして自爆させる。
続いて小島は、後頭部へラリアットをヒットさせるが、内藤が正面からのラリアットをかわし、ジャパニーズレッグロールクラッチホールドで逆襲。
これを小島が返すと、内藤はその膝にストンピング連射。すると、小島がラリアットを放ち、かわされるとすぐさま左のラリアットをお見舞い。だが、フォールは内藤がキックアウト。
ここで小島は右肘のサポーターを投げ捨ててラリアットに行くが、内藤が腕をキャッチしてポルボ・デ・エストレージャ。電光石火で3カウントを奪った。
COMMENT
——ひさびさの小島聡は?
内藤「とくに、因縁とかないんでね。1年半ぶりの試合、スゲー楽しめたっていうか。スゲー、俺の目標の20代のうちのIWGP王者。みんなからしたら、ちっぽけな目標かもしんないけど、俺がレスラーを目指したときから、シッカリ視野に入れていたもの。もう崖っぷちだけど、この状況を楽しんでいるというか。小島戦もスゲー楽しめた。その結果がこういうことになった。2回戦? 順当に行ったら、棚橋でしょう。でも、俺にとっては、相手はオカダしか見ていないから」
小島「クソ!完敗だ。スゲー気持ちよく負けた。クソ!スゲー悔しいよ、今の内藤にやられるっての。俺は是が非でも、今日内藤に勝ちたかった。それはヤツが年齢のこと口にしてるからだよ。『20代のうちにIWGPのベルト獲る』とか、そんなの結構だよ。ただ、今40歳を越えた俺から言わせてもらえれば、甘いんだよ、そんなの。年齢なんて、どうだっていいんだろ?俺もこの歳になって初めてわかったんだよ、“年齢がどうでもいい”ってことが。プロレスラーにとって、年齢がどうでもいいってことが、昔はわからなかった。内藤と同じ歳の時にはわからなかった。『歳とったヤツはプロレスやるな!』って思ってたよ。それが今、俺40過ぎてるけどさ、どうだ?全然!なに一つ衰えてるところなんてないよ。内藤とやったって、ガッチリお互いに組み合って、なに一つ困ったところなんてないよ。20代がどうとか、そんなつまんないこだわり捨てちまえって。俺に勝ったんだから、内藤、優勝しろよ!優勝して、オカダのベルトに挑戦して、20代でIWGPのチャンピオンになれ!そしたら、次は俺が挑戦する。40代になってもIWGPのチャンピオンになれるってことを、内藤から俺が証明してやるよ」