NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN GLORY 2012

日時: 2012年3月19日(月) 18:00開場　19:00開始
会場: 福島・福島市国体記念体育館・サブアリーナ
観衆: 1,100人（超満員札止め）

第1試合 20分1本勝負

井上亘
渡辺高章

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　大会開始前、福島メセナ協議会代表で前衆議院議員の亀岡よしたみ氏、福島県子育て支援担当理事の鈴木登三男氏、そして棚橋がリングに登場。
　
　今大会の売上金の一部が、東日本大震災福島子供基金として、棚橋より送られた。
　
　また、尾崎仁彦リングアナウンサーが対戦カードの一部変更を発表した。
　
　そこから始まった福島大会のオープニングマッチは、井上と渡辺の一騎打ち。
　井上が腕ひしぎ逆十字固めを狙うと、渡辺がヘッドロックに切り返す。そこから激しいチョップ合戦になり、井上が敢えてチョップを受けて立つ。すると、渡辺がランニングエルボーをヒットさせ、今度はエルボー合戦が勃発。これに井上が打ち勝ち、渡辺をダウンさせた。
　井上の攻勢は続き、アームホイップから逆片エビ固め。渡辺をロープエスケープさせる。さらに井上は、串刺しスピアーを連射し、強烈な逆水平チョップで追撃。続いて、逆エビ固めで絞り上げるが、渡辺は辛うじてロープへ手を伸ばす。
　そして渡辺は、ランニングエルボーで逆襲し、串刺しドロップキック、ダブルアームスープレックスで追い討ち。次のボディスラムは未遂に終わったものの、すぐに追走式ジャンピングエルボー、ランニングエルボーへ繋ぐ。
　対する井上は、カウンター水車落としでやり返すが、渡辺はブレーンバスターを首固めに切り返す。さらに、串刺し攻撃をかわして井上をコーナーへ激突させ、スクールボーイで3カウントを迫る。
　井上がこれを返してエルボー合戦となり、そこから渡辺が張り手2連発。しかし、井上は渡辺の突進をかわし、高角度のジャーマンスープレックスホールドで完勝を収めた。
　
　試合後、井上はファンの声援を煽り、渡辺が立ち上がるのに手を貸す。そして、その腕を挙げて健闘を称えた。

COMMENT

井上「今日、福島で試合ができたこと、プロレスラーとしてしっかりやり遂げました。それは俺だけじゃなく、対戦相手の渡辺選手の頑張りを、凄く感じました。渡辺選手の頑張りが、福島の皆様の目にどう映ったのか？渡辺の立ち上がってくる姿がどう映ったのか？気になります」
　
渡辺「相手は今日2回目の（対戦の）井上さんで。井上さんは闘うスピリッツが凄く強くて、自分も絶対負けたくなくて、ホント1発1発気持ち込めて、ブッ倒してやろうと思って、エルボーも全部打ってたんだけど、全部返された。まだまだ練習して、これからもっと強くなって、いつか井上をブッ倒してやるからな！」