「ありがとうございました（と言って4人が握手）」
サスケ「特に石森さん、田口さんは宮城の出身だからね。タイガーも元“みちプロ”出身だしね。本当に意義のある第1試合を組んでいただいてね、ありがたいですよ」
——東北にゆかりのある4人のレスラーがこうやってタッグを組んだ、そしてオープニングバウトを飾った。どうでしたか？
サスケ「私自身が東北の人間ですので、少しでも被災者のみなさんが、これで『元気になったな！』って思ってくれたら、最高に嬉しいですよ」
石森「そうですね、こういう風に組めて、それで仙台で『ALL TOGETHER』が出来たこと、本当に嬉しく思います」
田口「まだまだ、元通りにはもの凄い時間がかかると思いますが、少しずつ元に戻っていけば、さらに新しいものを創り出していけるように、また力になれるように、その手助けができれば。これからも頑張っていきます」
タイガー「僕も仙台のファンの方には、かなり応援していただいたし、今日つくづくリングに上がって思ったのは、『人間の力ってすごいな』と。やはり僕達、団体は違えど、レスラーとしては闘うことが仕事ですから、闘うことしか出来ない。しかしその闘いを観て、お客さんがこれだけ熱くなってくれて、そして1つのこの大会を盛り上げてくれて。今日は全員がVIPだと思ってるし、みんながMVPだと思ってますんで。今日は素晴らしい大会だと思ってます」
——試合の途中では苦しい場面もあったと思いますが、勝利を掴む根源になっているのは何ですか？
サスケ「やはり、東北人の粘り強さ、それは誰にも負けない自信がありますんで」
石森「1年経ってみて思うんですが、みなさんの力がこの大会には結集してるんだなって感じました」
田口「テーマソングにもありますけど、『もう1回』。もう1回、もう1回っていう気持ちで、僕らもリングで何回も立ち上がるんですけど。復興も『もう1回』っていうキーワードで、日本をもう1回作り上げる。そういう気持ちで」
タイガー「震災が起こって約1年ですけど、本当に悪夢のような時間が経ってましたけど、人間1人1人の力が強くなってますからね、もう2度とこういう事が起こらないよう、みんなが一生懸命立ち上がれるように、僕達も一生懸命頑張っていきたいと思ってますんで」
——まだまだ力は必要だと思うんですが、メッセージをお願いします。
タイガー「いま震災で被害に遭われた方に、『頑張れ』という言葉が合ってるのかわからないですけど、少なくとも僕達が力になって、みなさんに少しでも勇気付けられることがあるんであれば、いつでも僕達は力を貸しますんで、1人1人みんな手を取り合って、頑張っていきましょう」
田口「僕はプロレスを見ているみなさんに元気を与えて、元気をもらったみなさんが、それぞれの場所で活躍することが、日本を元気にする大きな力をなると思うんで、これからもその元気を与え続けていけるように、頑張りたいと思います」
石森「東北人の凄さ、強さを、これからも見せつけていきましょう。僕もプロレスラーとして頑張ります」
サスケ「私も東北にいま生きている人間として、前を向いて1歩1歩、歩いて行きますんで、みなさん一緒に歩いていきましょう」
　
外道「まーよ、あんだけよ、向こうがよ、東北出身だとかよ、そんなこと言われたら、俺たちがメタメタにするわけいかねーだろ！ 華もたせてやっただけだ！」
邪道「あんなよ、東北出身、何人も出やがって！ 力出るわけねーだろ！」
拳王「いいか！ サスケ、今日、獲ったよな！ だけどな！ おまえが獲ったからって、東北の人は喜ばないぞ!! なぜだかわかるか。おまえはな、この前の選挙でもわかるように、岩手県民に支持されてないからだよ、オイ！ サスケのことなんて、どうでもいいよ。今日は、俺が被災地の人の代表で、一番楽しませてもらったぜ。また、こういう舞台、用意しておけ!!」
野橋「勝負はのけといて、一つだけ。阪神淡路大震災、経験して、あんときプロレスを観ていた俺が、今回ファンにプロレスを見せられたことに幸せを感じる。それだけ!!」