NEW JAPAN LIVE 2011
- 日時
- 2011年9月23日(金) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 香川・高松市総合体育館
- 観衆
- 1,350人(超満員札止め)
MATCH REPORT
天山対飯塚の場面。飯塚が、チョーク攻撃で攻め込むと、天山はカウンターショルダータックルで逆襲。そこから、モンゴリアンチョップ連射、逆水平チョップ連射、串刺しラリアット、カーフブランディング、ブレーンバスター、カウンターフライングニールキックに繋げる。
さらに、天山はロープへ走るが、外道が背中を蹴って妨害。そして、高橋が天山を押さえ、飯塚と外道がトーキックを連射する。しかし天山は、両腕ラリアットで飯塚たちを吹き飛ばした。
井上対外道の場面。井上が、串刺しジャンピングエルボー、逆水平チョップ連射。そこからスタガリンブローに行くが、高橋が背後から妨害。それでも井上は、カウンター水車落としで外道を叩きつけ、高橋に向かってスピアーで突っ込む。しかし、高橋が井上を受け止めてコーナー最上段に乗せ、すかさず中邑がジャンピングニーアタックをお見舞い。これを合図に両軍入り乱れての乱闘となり、飯塚が井上に鉄柵攻撃、イス攻撃。
ここから中邑組が井上を逃さず、代わる代わるの攻撃で徹底的にいたぶって行く。高橋のパワー殺法、飯塚の反則攻撃、中邑の打撃を浴び続け、井上は大ピンチに陥ってしまう。
しかし井上は、中邑のボマイェをかわしてコーナーに激突させ、膝に低空ドロップキックを見舞って脱出に成功。タッチを受けた後藤は、エルボー合戦から中邑の顔面にヘッドバットを食らわせ、ショルダータックル、串刺しニールキック、バックドロップと畳み掛ける。
対する中邑は、昇天を回避してリバースパワースラムで反撃。そして、後藤の胸板へキックを連射し、頭部へ飛び膝蹴りを見舞う。さらに、2段階助走式ラリアットをフロントハイキックで迎撃した。
後藤対高橋の場面。高橋のカウンターアバランシュホールドに対し、後藤がラリアットでお返し。すると、高橋が受け止めてラリアットを放つが、後藤が相打ちに持ち込む。そして後藤は、ロープに走ってさらにラリアットを放ち、高橋をなぎ倒した。
棚橋対高橋の場面。棚橋が、フライングフォーアーム、ドラゴンスクリュー。そこからコーナー最上段にのぼるものの、起き上がった高橋が雪崩式フロントスープレックスで逆襲。すると棚橋は、カウンター低空ドロップキックで反撃するが、高橋がスリングブレイドをかわし、インカレスラムで叩きつけた。
棚橋対外道となり、中邑組がトレイン攻撃を開始。これは回避した棚橋だったが、飯塚がマンハッタンドロップをお見舞い。さらに、中邑が棚橋の頭部へバッククラッカーを食らわせると、間髪入れずに高橋がラリアット。そして、外道がフォールに行くものの、カウントは2。
外道の攻勢は続き、狙いすましたトラースキックを炸裂させるが、フォールは棚橋がキックアウト。すると、飯塚がレフェリーの目を盗んでアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備し、地獄突きを発射。しかし、棚橋がかわし、すかさず天山がラリアットで吹き飛ばす。
すると、井上がローリングバックエルボーで外道をダウンさせ、棚橋がスリングブレイドで追撃。そして最後は、ハイフライフローでとどめを刺した。
試合後、場内の大コールを受け、棚橋がマイクアピールを開始。
棚橋「新日本プロレスが、高松に、帰って来たぜーー!!(※大拍手) 今日は高松、そして明日、八幡浜。そして徳島と、四国、グルッと、四国ごと盛り上げて行きます!(※大拍手) また次回、高松で試合があるとき、ぜひ! よろしくお願いします。ありがとうございました(※大歓声)」
ここで再び「棚橋」コールが起きると、棚橋はギターを拾い上げて首にかけ、チューニングするアクションをエアで披露。そして、ファンの手拍子に合わせてエアギターをかき鳴らした。
これを受けてアンコールが巻き起こり、棚橋が2回目のエアギターを敢行。最後は、ギターをマットに叩きつけ、破壊してしまう。
しかし高松のファンは、「もう1回」コールを開始。それを聞いた棚橋は、替えのギターを探し始め、ファレのほうを見る。しかしファレは、両手を広げて「ここにはない」とアピール。だが、そばにいた尾崎リングアナの首からギターを取り、棚橋に手渡した。これでようやく3回目のエアギターが演奏され、最後に棚橋がギターを観客席に投げ入れる。
すると、場内のあちこちから「こっちも!」の声が飛び、なぜか棚橋は次々とギターを取り出し、それを四方の観客席に投げて行った。
そして棚橋は「今日はホントに、最後まで俺に付き合ってくれて、ありがとうございました」とファンに挨拶。最後は「高松の皆さーん! 愛してまーす!」で大会を締めくくった。
COMMENT
後藤「なにが“G1覇者”だ。オイ中邑、(10/10)両国、(ウルティモ・)ゲレーロとまとめて葬ってやる」
井上「(9/19)神戸では悔しい思いしたけど、こっからまた上がっていきますよ。見ててください」
棚橋「やっぱり俺、昔から思ってたんだけど、新日本にはIWGP(ヘビー級ベルト)が必要で、俺がメキシコ持って行っちゃったから、そのあいだ新日本にベルトがなくて。でも、やっぱりベルトにレスラーが集まり、人が集まり、やっぱりチャンピオンって、そういう存在なんだなって思ったし。それが今、帰ってきて一番感じてることです。そして10月10日、次のこのベルトの防衛戦、もう決まってるけど、日を追うごとに持ってる気負いがなくなるほど、このベルトへの想いっていうのは深くなるから。内藤、もう前哨戦は始まってるぜ!」
※中邑、飯塚、高橋、外道はノーコメント