ブシロード PRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜

日時: 2011年8月6日(土) 17:00開場　18:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館
観衆: 8,000人

第7試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX XXI」 Bブロック公式戦

境界線

（0勝2敗＝0点）
（2勝1敗＝4点）

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　ファンの大声援を受けた天山が、ボディへのヘッドバット、モンゴリアンチョップ連射で先制。
　しかし、場外戦でタイチに気を取られている隙に、鈴木が襲い掛かって形勢逆転。鉄柵を使った首折り攻撃を浴びせると、レッドシューズ海野レフェリーが厳しくチェックする。
　ところが、そのどさくさに紛れてタイチが天山に襲い掛かり、今度はそれを海野レフェリーが注意。すると、またもや鈴木が鉄柵を悪用して天山をいたぶった。
　リングに戻った鈴木は、トップロープ越しのスリーパーホールドで天山のダメージを蓄積させる。そして、サッカーボールキック、膝蹴り、エルボー、張り手、ランニングフロントハイキックを繰り出し、なおも攻勢をキープする。
　まったくいいところのなかった天山だったが、マウンテンボムでようやく反撃。さらに、モンゴリアンチョップを連射で叩き込むと、エプロンまで乱入したタイチもモンゴリアンチョップで蹴散らす。
　続いて天山は、逆水平チョップ連射、串刺しラリアット、カーフブランディング、ブレーンバスターで鈴木に追撃。しかし、鈴木は追走式キチンシンクでやり返し、ランニングローキックを発射。これを天山が受け止めてバックドロップを仕掛けるものの、鈴木がフロントネックロックに切り返し、グラウンド状態でギリギリと絞め上げる。
　続いて鈴木はスリーパーホールドを狙うが、天山が振り解いてボディにヘッドバットをお見舞い。そして、ジャンピングネックブリーカードロップ、コーナー最上段からのダイビングヘッドバットで追い討ちをかける。
　しかし、鈴木がフロントネックロックで逆襲に転じ、全体重を浴びせて絞り上げる。これで天山がダウンすると、鈴木は「ハハハハ！」と高笑い。そして、なおもフロントネックロックで絞り上げ、天山をノックアウト寸前まで追い詰め、最後はゴッチ式パイルドライバーで引導を渡した。

COMMENT

タイチ「ボス、優勝確定じゃないすか？強すぎじゃないですか、コレ?!」
鈴木「うるせぇ！俺がしゃべんだ！勝手にしゃべるんじゃねぇ！ヤベ！強すぎちゃった！こんなんでいいのか？な？（記者に）これ何の差かわかるか？俺と天山の何が違うかわかるか？わかんないの？」
——コンディションの違いですか？
鈴木「『ケガから上がってきました。昨日までベッドで寝てました』っていうヤツとよ、この業界の最前線で突っ走ってるヤツ、一緒にやって、一緒に走れるわけがない。技うんぬんじゃねぇんだ。一緒の舞台で一緒に闘うこと自体が失礼だよ。とりあえず、アイツの残りの点数、全部俺によこせ。どうしたよ？なんでかしらねーけどよ。昔の人はいいこと言ったもんだな。（※ジェスチャーしながら）バーベルでこんな（大きい）筋肉付ける、こーんなに（背が）デカくて、こーんなに体重ある、だから強ぇんじゃねぇんだって。コンディションこそが1番の必殺技なんだって。むかーし昔、あるおじいちゃんが俺に教えてくれた。その通りだ、その通りの結果だ。このまま突っ走るぞ。明日、メキシカンだろ？悪いが明日はルチャリブレで勝負だ。言葉変えれば、“自由な闘い”。さぁ、俺も自由にやらせてもらうよ。俺の解釈したルチャリブレで勝負だ。待ってろ、ソンブラ！でも弱えな、アイツな。話になんねぇ」

※天山はノーコメント