創立38周年シリーズ 旗揚げ記念日
- 日時
- 2010年3月5日(金) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2000
大会開始前、新日本プロレスの立役者や功労者たちの栄誉を称える「NJPWグレーテストレスラーズ授賞式」が開催された。
まずは、場内のビジョンに新日本プロレスの歴史をまとめたVTRが上映される。そして、坂口征二相談役がリングに上がり、受賞者の故・橋本真也さんについてコメントした。
坂 口「今回、選ばれました橋本真也君について、一言ご紹介いたします。私が社長を仰せつかった平成8年から約10年間、武藤敬司選手、蝶野正洋選手らと共に 闘魂三銃士として大いに活躍され、新日本プロレスの隆盛時代を作ってくれました。その後、新日本を旅立ち、自ら新団体を設立し、オーナーとして、またトッ プレスラーとして頑張り続けてきましたが、平成17年、若干40歳の若さでこの世を去っていきました。私たちにとって忘れられないような悲しい出来事でし た。新日本プロレスも今年で38年目を迎えましたけど、新日本プロレス史上、日本プロレス史上に、橋本真也の名は永遠に残るものだと思います」
続いて、坂口相談役が「それではご紹介します。橋本大地君です!」と言うと、橋本さんのテーマ曲「爆勝宣言」が場内に流れる。そして、「橋本」コールの中、息子の大地さんが登場。リングに上がり、受賞の言葉を述べた。
大地「こんばんは。父も新日本プロレスが本当に好きだったので、このような賞をいただいて、本当によろこんでいると思います。自分も父のような偉大なレスラーを目指して、日々練習していくので、どうかよろしくお願いします。ありがとうございました」
次に、タイガー服部レフェリーが登場し、受賞者のアニマル浜口氏を紹介した。
服 部「今日は、新日本の創立38周年。本当に皆さんのサポートのおかげで、ここまで来れたなと思っています。これからもプレイヤー、オフィス一丸となって頑 張って行きますので、応援して下さい! これからご紹介する人は、熱く熱く燃えています(笑)。いまだに燃えています。かつては長州力選手と共に維新軍を引っ張り、本当に命懸けでファイトをし、 嵐のごとく突き進んだような感じがします。今は後進の指導にあたり、色々な団体に上がって活躍している選手がいっぱいいます。本当にプロレス界に大変貢献 している方だと思います。また、ご自身の娘さん(京子さん)もアマチュアレスリングにおいて、本当に無敵です。本当に下町の浅草、スーパーヒーローです。 じゃあ、1発いきますか? 気合だー!!」
大歓声の中、登場した浜口氏は「新日本プロレスを愛しています!! アニマル浜口ですー!!!! 今でも燃えています!!」と元気よく挨拶。さらに次のように言葉を続けた。
浜 口「本日はこのような賞をいただきまして、まことにありがとうございます。新日本プロレス創立38周年、まことにおめでとうございます。さあ、皆さん! 私はね! この新日本プロレスのリングで、気合の10連発をまだやったことないんですよ。皆さまーー!! 今日は、やらして下さいよーー!! そして、皆さんも! 一緒に気合の10連発、ご唱和をよろしく! よろしく! お願いいたします!!!! さあ、次は試合が始まるんですよ!! その前に、盛り上げましょーー!!!!」
これにファンが大歓声で応え、浜口氏の音頭で後楽園ホール全体が「気合だ!!」の10連発を 大合唱。そして浜口氏は「よっしゃっしゃっしゃ!! これで新日本プロレス、第1試合から燃えるぞーー!!!!」と絶叫。2010年の「旗揚げ記念日」は、最高のムードで幕を開けた。
コメント
アニマル浜口「(『ひさびさのリングの感触は?』)いや〜、ハッハッハ! もうね、燃えてますよ! 燃えた ぎってますね、ハイ! いいですねぇ〜。ひさしぶりの新日本プロレスのリング、またねぇ元気出ましたよ、私は! ありがとうございます、ホントに。立派な 賞をいただきまして、これからもグレーテストレスラーとして恥じない人生を送らなきゃいかん、と私は思います。これから、新日本プロレスの若者、というか 選手育成をさしていただきまして、新日本にいい選手を送り込みたいと思います。いま、ちょうどいい選手がいますよ! ダイナマイトキッドみたいなね!(大 声で)。元気のある選手がね、楽しみにしてください!」
橋本大地「(『新日本のリングに上がった感想は?』)いや、凄いですね。圧倒さ れる感じが……ちょっと緊張しちゃって、あまりよくコメントが出せなくて。圧倒されるとしか言えないですね。やっぱ、新日本は凄いです。(『お父さんの代 理で賞をもらったが?』)こういう賞をもらうたんびにやっぱり父親は凄い偉大なレスラーだったんだな、と感じますね。今日が一番感じたかもしれな い。(『橋本真也の原点のリングだが?』)ああ、そうですね……(うっすら涙を浮かべて)。ただ、選手としてじゃないんで。次は選手としてあがりたいな、 と」
浜口「(『橋本大地くんはどうですか?』)いや〜、お父さんは立派な方ですからねぇ! ガンガンね、暴れてくださいよ〜。楽しみです ねぇ。そしてね、私はですね。みなさん世間の人は、(浜口)京子! 京子! 京子一人を指導してると思ってる。間違いですよ〜。いっぱいね、若手のレス ラーを育てさせてもらってますから! みなさんあらためて、この大地くんとアニマル浜口も応援してくださいね! 頑張ろうね! (『新日本で思い出に残っ ているのは?』)この話をいただいたときに、最初に思い出したのは、田園コロシアム! 田園コロシアムでですね、僕とラッシャー木村さんが超満員のときに 行って。最高の、全盛の頃ですよ! メインをやる前に、タイガー戸口がリングイン! そして私とラッシャー木村さんがリングイン。そして猪木さんが入って こられた。そしてマイクを渡されたんですよ! その第一声が『こんばんは、ラッシャー木村です』と(笑)。そこから闘いが始まったんですね。いまとなって は、いい思い出ですね。そして長州力選手と維新軍団で暴れさしてもらいましたけど、新日本プロレスには面倒を見ていただきまして、僕はいろいろたくさんの ことを学ぶことができましたし、それを活かしているのが京子の育成、そして若者のプロレスラーの育成に役立っているところなんですね……そして、もう一つ はね! やはり新日本プロレスが38周年記念! いろんなことがあったと思う。この一切の困難、一切の困難を乗り越えたら、いまがある! そして一切の困 難を乗り越えたら、夢がつかめる! 一切の困難を乗り越えたら、目標は達成できるのだ! ということを学んだんですよね、僕は……」