創立38周年シリーズ 旗揚げ記念日
- 日時
- 2010年3月5日(金) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2000
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第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (第59代王者)
- (挑戦者)
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丸藤 正道
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金本 浩二
※王者が2度目の防衛に成功レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
その後、金本が丸藤の追走式ラリアットを回避し、ローリングソバット、側頭部へのキック。これで丸藤が場外に落ちると、鉄柵攻撃、串刺しフロントハイキック、鉄柱攻撃で追い討ちをかける。さらに金本は、徹底した膝攻撃で丸藤を追い詰めていく。
しかし丸藤は、前方回転エビ固めを切り返して突破口を開くと、金本の顔面を踏み潰して反撃開始。金本を場外に追い込むと、フェンス攻撃、鉄柱攻撃をお返しする。そして、垂直落下式ブレーンバスターの形で、金本の頭をエプロンに叩きつけた。
ここから丸藤が、キックを主体とした攻撃で試合の主導権を握る展開となる。そして、丸藤はエプロンからスワンダイブミサイルキックを放つが、足をすべらせて飛距離が足りずに不十分。すかさず金本がアンクルホールドで逆襲し、ドラゴンスクリュー2連発で追い討ちをかける。そして金本は、コーナーへ逆さづりにした丸藤の目の前に座り込むと、張り手を連射。さらに、抵抗する丸藤を張り手乱射で黙らせる。
攻勢の金本は顔面ウォッシュを敢行するが、立ち上がった丸藤がラリアットで逆襲。コブラクラッチ式三角絞めで追い討ちをかける。
劣勢の金本は、不知火を仕掛けてきた丸藤を放り捨てて反撃。ローリングソバット、ファルコンアロー、トラースキックをかわしてのバックスピンキック、雪崩式フロントスープレックス2連発、雪崩式フィッシャーマンバスターと大技攻勢。さらに、ムーンサルトプレスからフォールに行くが、カウントは2。
25分が経過し、丸藤がタイガースープレックスの体勢に入った金本をコーナーに叩きつけ、カンガルーキックで脱出。そして、低空ドロップキックで追い討ちをかけると、スワンダイブミサイルキックを発射。だが、金本がドロップキックで応戦して相打ちとなる。
エルボー合戦、張り手合戦を挟み、丸藤が不知火からフォールに行く。しかし、これを返した金本は、丸藤のタイガードライバーを切り返し、アンクルホールド。だが、なんとか立ち上がった丸藤が、前方回転式不知火で逆襲。ところが、それでも金本はアンクルホールドを極めて逆転。これを丸藤が逃れると、側頭部へのキックから変型アンクルホールドを極める。
丸藤がロープエスケープすると、金本はムーンサルトプレスを敢行。回避した丸藤の上を行き、うまく着地する。だが、丸藤は膝へのトラースキックで逆襲。さらに、トラースキック、バックスピンキックを連射して、不知火・改。そして最後は、ポールシフトで31分44秒の死闘を制した。
試合後、場内から「丸藤」コールが起こる。そんな中で丸藤は「まずは新日本プロレスさん、38周年おめでとうございます。(金本は)マジで最強の40歳なんじゃないかと。俺もあんな40代目指して頑張ります。ありがとうございました!」とマイクアピールした。
COMMENT
※ここで突如として獣神サンダーライガーが会見に乱入!
ライガー「丸藤よ! J-CUPのときに言ったよな? もう一回闘ってもいい、タッグを組んでもいい……タッグを組む気はさらさらないんだよ! やろうや? やろうや! (丸藤の手を弾いて)握手なんかできるか! 闘うのに握手なんかできるか! ああ?」
丸藤「フッ! 一回勝ってるんだ、胸貸してやるよ?(胸を叩きながら)」
ライガー「ハッハッハッハ! ありがとよ、どれぐれぇだ? このぐれぇか!(とおたがいに強烈な張り手をかます両者。額を至近距離でくっつけ合って激しく睨み合う)新日ジュニアをナメんじゃねえぞ! やってやろうじゃねぇか! 上等だ、来い!」
丸藤「いつでも来い!」
ライガー「調子に乗るなよ、若造ぉ!」
※ライガーは、ここで立ち去る。
丸藤「叩き潰してやる……いつでもやってやるよ! 獣神サンダーライガー終わりの日だよ! ライガーに勝ったら、倍の乾杯をします」
金本「クソ! 時代は俺に微笑まなかったな? でも最高や最高! 負けても勝っても最高変わりない! 新日本のリングでノアリング最強のヤツが……クソ。でも丸藤に爪あと残したっちゅーか。最高、それだけ。負けたって最高、それだけ。みんなの声援に応えるべき俺が。正直、身体はズタボロ言ってたけどよ……強いなやっぱり。あの兄ちゃん強いな? やりがいあるな。今度やるとき楽しみが増えるな。クソ! 負けてもあっぱれ、それだけ」