Circuit2009 NEW JAPAN BRAVE

日時: 2009年4月18日(土) 17:30開場　18:00開始
会場: 三重・桑名市体育館
観衆: 1400

第2試合 20分1本勝負

ミラノコレクションA.T.
田口隆祐

タイチ
プリンス・デヴィット

獣神サンダー・ライガー
金本浩二

境界線

11分45秒　ジャックナイフ式エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

金本と対峙したタイチが、挑発的な蹴りを見舞ったことで、ローキックの打ち合いが勃発。そこから放たれた金本のローリングソバットが、タイチのアゴをキレイに捉える。
　ライガー対デヴィットの場面。場外に転落したデヴィットを石狩が押さえ、ライガーがスライディングキック。さらに、替わったミラノが、ロープパラダイスでデヴィットに追い討ちをかける。
　タイチ対デヴィットとなり、乱入したライガーがデヴィットを羽交い絞めにするが、タイチのトラースキックが誤爆。デヴィットはタイチにスピンキックを見舞って脱出に成功。
　タイチ対金本となり、金本がアンクルホールドでタイチを追い込むものの、ライガーが辛うじてカットに入る。
　ミラノ対田口の場面。ミラノが田口たちに捕まり、トレイン攻撃の餌食となる。続いて田口が前落としからフォールに行くが、タイチがカット。これを金本たちが分断すると、田口はコーナー最上段へ。だが、ライガーの妨害に遭って動きがストップ。
　起き上がったミラノは、田口を捕まえて雪崩式攻撃を狙うが、それを今度はデヴィットが妨害。すかさず、田口がミサイルキックをヒットさせた。
　田口は、デヴィットと共に合体技ムーンランディングを狙うが、ミラノの抵抗で失敗。それでも田口は、パワーボムの体勢でミラノを持ち上げるが、ミラノが切り返して脱出。そして、ジャックナイフ式エビ固めで田口から3カウントを奪った。

COMMENT

ミラノ「今日の戦法は、“暖簾（のれん）に腕押し”って言うんだよ。相手に抵抗せずに隙を狙うっていう。タイチが石狩太一っていう名前を捨てて新しくなったろ。石狩太一っていう名前は、橋本（真也）さんが名付けてくれた名前でよ、アイツにとってはめちゃめちゃ大事な名前だったらしいんだけど、それをアイツは変えたんだよ。その覚悟は、俺も身に染みて感じている。タイチを信じる。俺はまだ何にも諦めてないから。俺は“新生タイチ”とIWGP Jr.タッグをもう1回狙わせてもらうよ」
タイチ「今日は、ミラノが上手く押さえ込んで勝ったんですけど、あの2人に勝ったからすぐJr.タッグが云々とかじゃなくて、自分は改名して“イチ”からやり直しているんで。1試合1試合を大事にやっていきたいですね。勝敗はもちろんですけど、ミラノがまた俺と組んで『Jr.タッグ狙いたい』と思ったときに、また狙いたいと思ってます。今は1歩1歩、大事にやっていくだけです」
ライガー「（プロレスリング・）ノアの平柳玄藩（げんば）選手が、俺や金本のことを挑発しているみたいだけど、俺は（平柳のことを）知らないから。その若手の坊主は、俺の名前を何とかライガー（超神カイザー）って言っているらしいな。この業界の大先輩に対するリスペクトがないぞ。そういう基礎からできてない人間が何を偉そうなことを言ってんだ。名前覚えてからコメント出せや！ノアの上の人間も、そういうクソガキをちゃんと教育しとけ！どんな痛い目に遭うか覚悟しとけよ。マジでぶちキレでやるから。これはリップサービスでも何でもねぇぞ」

田口「（合体技ムーンランディングを）崩されて、最後に焦って決めにいったのが敗因ですね。隙を突かれました。今日は僕のミスです。僕とデヴィちゃんは、（IWGP Jr.タッグの）挑戦権を取るために頑張りますよ。他のチームは関係ない。（タイチに対して）まぁ改名して心機一転、頑張って下さい（ニヤリ）」
デヴィット「ミラノ、イシカリ、今日はクイック（丸め込み技での勝利）にすぎないよ。必ずもう一度、タグチとタイトルにチャレンジする。（田口に対して）サンキュー」
金本「これだけは言っておくよ。ミラノと石狩のタッグもいいかなと思ったけど、田口、デヴィットのタッグは完璧やな。この前（4月5日両国大会でのモーターシティ・マシンガンズ戦）は負けたけど、やらなアカンことがまだまだある。俺の次の照準はノアやからのぉ。わけ分からん奴（平柳）、力の差を教えたるわ。楽しみにしとけよ」