セミファイナル(第6試合)は『NJC』準々決勝、ウィル・オスプレイの負傷欠場を受けて代打出陣するマーク・デイビスが、EVILと激突。
デイビスは1回戦(3.8福島)で矢野通に勝利し、2回戦(3.13愛媛)ではオスプレイとの同門対決が実現。デイビスは敗れるも、この一戦でオスプレイが右肩を負傷し、今後のトーナメントの出場を断念。そして、自分と激闘を繰り広げたデイビスにその思いを託すかたちに。
対するEVILは1回戦(3.8福島)で成田蓮、2回戦(3.13愛媛)でジェフ・コブをダーティーファイトで沈め、ベスト8に進出。EVILがなりふり構わず勝利をもぎ取りに来るのは必至、デイビスはどう立ち向かうのか?
EVILはH.O.T、デイビスはUNITED EMPIRE、の面々を伴って入場。ゴング前、EVILはマイクを握る。
■EVILのマイクアピール
「オイ、テメーはよ! すでに負けてんだよ、コノヤロー!(場内ブーイング)。まあまあ、いいよ、オメーもよ、ケガさせて、この試合で終わらせてやるからな!」
さらにEVILが汚い英語で挑発すると、デイビスはトペ・スイシーダを炸裂。そしてデイビスはEVILをエプロンに固定し、ハンマーパンチを連発。続いて助走をつけて膝蹴りを食らわす。
デイビスはEVILをリングに戻してエプロンに立つも、東郷が足を持って妨害。すかさずEVILがデイビスにパンチを見舞う。ここからUNITED EMPIREとH.O.Tが乱闘に突入。
EVILはパイプイスでデイビスの背中に一撃。さらにイスを喉元に突き立てる。そしてEVILはコーナーパッドをすばやく外す。続いてEVILはデイビスを鉄柵に叩きつけ、場内のフェンスに投げつける。
ダメージの大きいデイビスはカウント17でリングに生還。するとEVILがデイビスを金具むき出しのコーナーにハンマースルー。そしてTシャツでチョーク攻撃を見舞う。
劣勢のデイビスはエルボーの連発で反撃。さらにボディスラムからセントーンを繰り出すが、これはEVILにかわされてしまう。続いてEVILはストンピングを浴びせていく。
そしてEVILはハンマースルーを狙うも、デイビスは倒れ込んでしまう。ならばとEVILは逆片エビ固めを決めるが、デイビスは必死にロープエスケープ。
するとEVILはデイビスの頭部を蹴りつけ「テメー、終わりだろ!」と挑発。だが、デイビスはエルボーで反撃。さらに強烈な逆水平チョップでEVILをねじ伏せる。
続いてデイビスはEVILにコーナーを背負わせ、逆水平チョップ&ラリアットをお見舞い。そしてウォータースライダーを狙うも、EVILは切り抜けてハンマースルー。
しかし、デイビスは側転で回避し、ボディスラムからセントーンを炸裂。そしてラリアットを狙うが、EVILは場外にエスケープ。デイビスが追いかけると、EVILは鉄柵にハンマースルーを3連発。デイビスは英語実況席に突っ込んでしまう。
デイビスはカウント19でリングにギリギリ生還。すかさずEVILはフィッシャーマンズバスターからカバーするが、デイビスはカウント2ではね返す。
ならばとEVILはSCORPION DEATHLOCKを仕掛ける。デイビスは必死にロープエスケープ。しかし、EVILはなかなか離さず、場内はブーイングに包まれる。
するとEVILは首切りポーズから、一気にEVILを狙う。デイビスはこらえると、パンチを叩き込んでロープへ。しかし、EVILは変則的な動きで、ラリアットを炸裂。
そしてEVILは再度EVILを狙うも、デイビスはショートレンジラリアットでねじ伏せる。続いてデイビスは豪快なラリアットで吹っ飛ばしてカバー。だが、EVILはカウント2でキックアウト。
ならばとデイビスはウォータースライダーの体勢に。だが、EVILはレフェリーをつかんで阻止。そしてしつこくEVILを狙うも、デイビスは回避し、延髄斬りをお見舞い。
さらにデイビスはスライディングDを叩き込み、一気にウォータースライダーで旋回。EVILは何とか脱出するも、足を押さえて顔をしかめる。するとレフェリーがチェックに入る。
すかさずデイビスは突進するが、EVILがかわすと、デイビスはレフェリーに激突。ここでEVILがデイビスに背後からローブロー。そして、東郷がリングに上がり、スポイラーズチョーカーでデイビスの首を締め上げる。
ここでフレッチャーが救出に登場するが、裕二郎とSHOが妨害。H.O.Tはオージー・オープンを蹂躙し、場内は「帰れ」コールが発生。
すると左腕を吊ったオスプレイの先導で、ほかのUNITED EMPIREメンバーが次々にリングイン。場内は混戦状態に。
オーカーンが手錠を取り出すが、それを東郷が奪い取る。そして東郷はオーカーンに手錠をかけ、ロープにくくりつけようとする。だが、切り抜けたオーカーンは東郷にローブロー。そして、オーカーンは自身と東郷を手錠でつなぎ、場外に連れ出す。
裕二郎はヘナーレにフロントキック。しかし、切り抜けたヘナーレはボディスラムからフィッシャーマンズバスターを炸裂し、裕二郎を排除する。
SHOはトーチャーツールでデイビスに襲いかかろうとするも、フレッチャーがトラースキックをヒット。そしてオージー・オープンがSHOにコリオリスを食らわす。
しかし、EVILがオージー・オープンに二人まとめて背後からローブロー。この動きを読んだオージー・オープンは、EVILをコブにパス。するとコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂。そして最後はデイビスがEVILにウォータースライダーを食らわせ、3カウントを奪取。デイビスがベスト4進出を決めた。
試合後、デイビスはフレッチャーと抱擁。さらにオスプレイがデイビスに背後から抱きついて健闘を称える。
デイビスは勝ち名乗りを受けると、オスプレイを抱きしめる。ここでオーカーンが東郷を差し出すと、デイビスがパンチでKO。そしてUNITED EMPIREは場内の声援に応えながら花道を引き上げた。