メインイベント(第7試合)では『NJC』準々決勝として、内藤哲也とSANADAのL・I・J同門対決が実現。
この数カ月、スランプに陥っていたSANADAだが、1回戦(3.5後楽園)でタイチを撃破。吹っ切れた様子のSANADAは続く2回戦(3.11名古屋)でKENTAを破り、ベスト8進出を決めた。対する内藤は1回戦(3.5後楽園)エル・ファンタズモ、2回戦(3.11名古屋)でチェーズ・オーエンズに勝利を収めた。
両者は過去に2度、『G1』公式戦で対戦。18年は内藤、20年はSANADAが勝利をつかんでいる。3度目の対決の結末は果たして?
内藤がリングインすると、SANADAは目を閉じて集中。内藤はゆっくりとコスチュームを脱ぎ、ニヤリを笑みを見せてからグータッチの手を上げる。これにSANADAもグータッチで応える。
開始のゴング、場内は両者へのコールが交錯する。まずはロックアップで組み合い、内藤が押し込む。そして離れ際にエルボーを見舞うと見せかけ、ここはクリーンブレイク。
続いて手四つの体勢から、内藤は腕を取る。そしてグラウンドに持ち込んでアームロック。さらにヘッドロックに移行する。
SANADAはハンマーロックで切り返すが、内藤はカニ挟みでグラウンドに持ち込む。そしてフェイスロックを決めてから、今度はレッグロックへ。
SANADAは腕ひしぎ逆十字で切り返そうとするが、内藤は回避し、レッグロックで捕獲。そしてリバースインディアンデスロックで痛めつける。SANADAはロープに手をかけてエスケープ。
続いて内藤はハンマースルーを仕掛けるが、SANADAは内藤をうまく場外に落として空中技を狙う。だが、内藤はすばやくリングに戻り、エプロンのSANADAをエルボーで場外に落とす。そして寝転びポーズと見せかけ、スライディングキックをお見舞い。
続いて内藤はSANADAの頭部をエプロン、さらに腰を鉄柵に打ちつける。内藤はもう一度同じ攻撃を見舞ってから、おもいきり鉄柵にハンマースルー。その勢いでSANADAは鉄柵の外に落ちてしまう。そして内藤はリングに戻る。
SANADAはカウント16でリングに生還。すると内藤はフライングメイヤーからネックロック。SANADAはロープに足をかけてエスケープ。
内藤はSANADAを引きずり起こし、コーナーミサイルを見舞い、右腕を突き上げる。カバーはSANADAがカウント2でキックアウト。
すると内藤は両足を用いてネックロック。SANADAは必死にロープエスケープ。だが、内藤はさらに締め上げてから離れる。
SANADAはエルボーで応戦するが、内藤はキックからハンマースルー。SANADAは逆に投げ返し、技の読み合いからバックドロップで反撃。
さらにSANADAはリープフロッグの連発からドロップキックをヒット。内藤が場外に逃れると、SANADAはプランチャをお見舞い。SANADAは内藤をリングに戻してカバー。これはカウント2。
ならばとSANADAはTKOを狙う。これを回避した内藤はスウィンギングネックブリーカー。さらにSANADAを引きずり起こし、バックエルボーを乱打。そして変形ネックブリーカーから後頭部に低空ドロップキックをお見舞い。カバーはSANADAがカウント2でキックアウト。
ここで内藤はSANADAの頭部を挑発するように蹴りつける。そして頭部を踏みつけると、場内の一部からブーイングが発生。
続いて内藤はグロリアを狙うが、SANADAは後退して内藤をコーナーに叩きつける。さらに内藤の攻撃をかわし、スワンダイブのミサイルキックをヒット。
そしてSANADAはネックスクリューからカバーするが、内藤はカウント2でキックアウト。するとSANADAは場内の声援を煽ってから、スタンディングのドラゴンスリーパーで捕獲。
これを切り抜けた内藤は、トルネードDDTを炸裂。そして内藤はSANADAにバックエルボーを乱打し、エスペランサでマットに突き刺す。続いてコリエンド式デスティーノを仕掛けるも、SANADAは内藤を空中で捕らえる。
内藤は脱出するが、SANADAはセカンドロープからトンボを切って内藤のをドラゴンスリーパーで捕獲。そこからSkull Endに持ち込む。内藤の身体から力が抜けると、SANADAはラウンディング・ボディプレスへ。だが、内藤はヒザを突き立ててディフェンス。ここで両者はダブルダウン状態に。
続いて両者は力を振り絞り、エルボーの応酬を展開。内藤はバックエルボーの連発でダメージを蓄積させる。しかし、SANADAも意地のチョップで反撃。だが、内藤はバックエルボーで倍返し。
さらに内藤は延髄斬りからバリエンテを狙うも、SANADAは切り抜けてオコーナーブリッジへ。しかし、内藤は何とかカウント2でキックアウト。
そして内藤はコリエンド式デスティーノを狙うが、SANADAはポップアップしてTKOを炸裂。だが、カバーはカウント2。
SANADAは内藤を引きずり起こし、シュミット式バックブリーカー。そしてラウンディング・ボディプレスを繰り出すが、内藤がかわすと、SANADAは着地。
そしてSANADAはエルボーの連打からローリングエルボー。内藤はひるまず雄叫びを上げるも、SANADAはドロップキックをヒット。さらにTKOを狙うが、内藤は高角度前方回転エビ固めへ。しかし、SANADAはカウント2でキックアウト。
続いて内藤は突進してきたSANADAをポルポ・デ・エストレージャで丸め込む。これもSANADAはカウント2で必死にはね返す。
すると内藤はマンハッタン・ドロップから、バックエルボーを連発。SANADAは雄叫びを上げるが、内藤は追撃のバックエルボーから延髄斬り。そしてついにコリエンド式デスティーノを炸裂するも、カバーはSANADAがカウント3寸前ではね返す。
ならばと内藤はデスティーノの体勢に入るが、SANADAは切り抜けると、一気に新技の変形DDTを炸裂。そのままカバーすると、内藤は返すことができず、SANADAが逆転勝ちを収めた。