TEAM FILTHYのローラーが、『G1 CLIMAX 32』参戦を経て『NJPW STRONG』へ復帰。盟友のクレイトスと組み、チャン＆クルスのコンビと対決。
　
　チャン対ローラーで試合が始まり、ローラーが優位に攻める。だが、チャンはローラーの腕を取って前方へ投げ、ヘッドスピンで立ちあがる余裕を見せる。それでもローラーはチャンの両脚を折り畳み、同時に腕を取って苦しめた。
　続いて登場したクレイトスが横向きにチャンを抱え上げると、ローラーがその上にクルスを座らせる。そして、クレイトスがバックブリーカーの形でチャンを叩きつけると、クルスはハイアングルパワーボムの形でマットへ落下してしまう。
　これでチャンの動きが止まると、ローラーは背中へ強烈なローキックをお見舞い。だが、チャンはクルスのアシストを受けて復活し、後方回転してローラーを丸め込む。そして、試合権利を得たクルスがエプロンからカウンタータックルを浴びせ、トップロープ越えの回転エビ固めで3カウントを迫る。
　その直後、チャンがローラーにトラースキックを見舞い、クルスがジャックナイフ式エビ固めで押さえ込む。そして、返された直後に串刺し攻撃を狙うが、ローラーが受け止め、ロックボトムの形で叩きつける。
　しかし、ローラーはクレイトスと同士討ちしそうになって驚き、そこへクルスがエルボースマッシュとエルボー連打を浴びせる。続いてチャンもリングへ入り、クルスと2人でローラーにローリングエルボーをお見舞い。そして、控えのクレイトスにダブルトラースキック食らわせ、ローラーを突き飛ばして衝突させる。
　続いてクルス＆チャンはローラーを捕まえ、ネックブリーカー＆バックドロップの合体攻撃を敢行。そして、チャンのジャンピングニーアタックからクルスがジャーマンスープレックスで叩きつける。
　その後、クルスはブレーンバスターの体勢に入るが、ローラーが両脚をボディに絡めてフロントネックロックを極める。これをクルスが抵抗すると、ローラーは赤コーナーと控えのチャンを踏み台にして体勢を立て直し、変型TTDで突き刺した。
　チャン対クレイトスとなり、クレイトスが出合い頭にラリアットをお見舞い。それでもチャンはニュートラルコーナーでクレイトスにカウンターフロントハイキックを浴びせ、コーナー最上段へ座る。
　ところが、なんとクレイトスがオーバーヘッドキックで頭部を撃ち抜き、デッドリードライブで大きく投げ飛ばす。そして、すぐさまショルダータックルで吹き飛ばすと、ローラーは変型バックドロップと変型キャメルクラッチでクルスを分断。ここでクレイトスがモスト・フィアード（振り子式スクラップバスター）を炸裂させ、チャンを沈めた。
　
　
【試合後コメント】
　
クレイトス「よく戻ってきたな。会いたかったぜ（※と言ってローラーとタッチして抱き合う）。今日の歓声を聞いたか？」
ローラー「ああ、聞いたぜ」
クレイトス「『G1（CLIMAX）』で爪痕を残したな（※と言って平手でローラーの胸を叩く）」
ローラー「そうみたいだな。だが、これはまだTEAM FILTHYが日本で活躍する序章に過ぎない」
クレイトス「そのとおりだ」
ローラー「こんなものじゃ足りない」
クレイトス「まだまだだな」
ローラー「アメリカに帰ってきて最高の気分だぜ！ 興奮しすぎて話すことすらままならない」
クレイトス「問題ない」
ローラー「プロレスと『NJPW STRONG』を語る上で外すことのできないのは、TEAM FILTHY、ウエストコースト・レッキングクルー、JRクレイトス、“フィルシー”トム・ローラーだ。アメリカではこのよっつの名前だけを覚えておけばいい」
　
　
※チャン＆クルスはノーコメント