メインイベント終了後、STRONG無差別級王座2度目の防衛を果たしたロッサーは、タイガー服部氏からチャンピオンベルトを受け取り、マイクアピールを開始。
ロッサー「クソッ。フレッドのヤツやるじゃないか。いつも言っているが、観客が50人でも10,000人でも俺はプロレスを楽しんでいる(※大歓声)。WWEに復帰することもできるだろうし、AEWに挑戦することだってできる。だけど、『NJPW STRONG』が俺のホームなんだ(※大歓声)。そして、あまり自分では言いたくないが、俺は自分のことを『NJPW STRONG』の“ピープルズチャンピオン”だと思っている(※と言ってベルトを掲げて大歓声を受ける)。STRONG無差別級王座は俺にとってすべてを意味する。俺は“ファイティングチャンピオン”として活躍していきたいんだ。フレッド、お前もよく頑張ったがまだ足りなかったな。次にSTRONG無差別級王座へ挑戦するのは誰だ?(※と言ってベルトを掲げる)」
すると、UNITED EMPIREのTJPが現れ、IWGPジュニアタッグベルトを持ってリングイン。それに対し、ロッサーが言葉をかける。
ロッサー「俺とTJPの関係について面白いことを教えてやろう。俺は長いあいだ『NJPW STRONG』をホームにしたいと思っていた。そして、俺はこいつにTwitterでDMを送り、どうすれば新日本の一員になれるかを聞いた。お前は昔からここにいるから、お前のことはリスペクトしている。だからといって、ここに出てきていい理由にはならない。お前が俺に挑戦するんじゃない。俺がお前に挑戦するんだ」
これを受け、TJPがマイクで返答。
TJP「(※ロッサーと握手をしながら)久しぶりだな、フレッド。(※手を離し)お前と俺が連絡を取り合ったことは事実だ。たしかにお前と同じくらいのレベルのヤツらが、ここでは活躍している。だが、ひとつだけ明確にしておこう。俺たちはこのリングをシェアしているわけじゃない。お前はこのリングを一時的に借りているだけだ(※場内騒然)。そして、このリングを貸し出しているのはこの俺だ。このリングは俺が作り上げたんだ。お前にも『STRONG』の“ピープルズチャンピオン”としてのプライドがあるみたいだな。俺はいまや“パブリック・エネミー”なんだ。2人の男がそのベルトを懸けて闘うのであれば、それは俺たち2人だ。(※左手を開き)まだこっちの手は空いている。(※右手でIWGPジュニアベルトを掲げ)こっちの手はすでにベルトを手にしているが、俺のコレクションに加えたい。だから、お前の挑戦を受け入れよう。今日やりたいのか、今度やりたいのかは知らないが、やってやろう」
するとロッサーは、「いまここでやってやるぜ」とすぐに答えるが、TJPは拒否を表明。
TJP「いまここでやることも可能だが、俺がホームと呼んでいる場所で試合をしたい。こんな観客がいる会場よりももっとマシな場所でな(※ブーイング)。俺のホームであるロサンゼルスで試合をしよう(※ブーイング)」
ここでリングを降りたTJPに対し、ロッサーは上からのマイクで挑発。
ロッサー「俺は“Mr. No Days Off”と呼ばれているんだ。ロサンゼルスでやってやろうじゃないか。ほかのヤツらにも言っていることをあらためて言っておいてやろう。お前はみっつのブーツを履いて会場をあとにすることになる。ふたつはオマエの足に、そしてもうひとつはお前のケツにな(※STRONG無差別級ベルトを掲げ)そして最後のひとつは“Mr. No Days Off”“日に焼けたスーパーマン”がお前を倒した証として残ることになるんだ。覚悟しておけ。仕事の時間だ(※大歓声)」
そしてロッサーは、リング内をランニングする余裕を見せ、ファンの大歓声を浴びて退場した。
HIGH ALERT
- 日時
- 2022年9月4日(日) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・Grady Cole Center(ノースカロライナ州シャーロット)