新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN TRUTH 〜G1 TAG LEAGUE〜
- 日時
- 2007年10月21日(日) 15:30開場 16:00開始
- 会場
- 福岡・アクロス福岡
- 観衆
- 900
-
第7試合 30分1本勝負
G1タッグリーグ公式戦レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
ミラノ対金本で試合開始のゴング。グラウンドでの攻防、腕の取り合いから、ミラノがアームホイップを繰り出せば、金本もアームホイップですぐに反撃。そして、金本はソバットから回転エビ固め。これをミラノが切り返すと、丸め込み合戦となる。
ここで金本はミラノのトラースキックをかわしニーリフト連打、ムーンサルトプレス。だが、ミラノはかわして今度こそトラースキックをヒットさせる。
棚橋対後藤となり、ロックアップ、力比べで後藤が押すと、棚橋はカニ挟みから顔面への低空ドロップキックで反撃。
棚橋対ミラノとなり、棚橋は対角コーナーを背にするミラノに馬乗りになってエルボーを落とす。すると、ミラノはそのまま棚橋を抱え上げてパワーボムの要領で叩きつける。
タッチを受けた後藤は棚橋にチョップ連打、バックエルボー、サッカーボールキック。さらに、カットに来た金本も蹴散らす。
ミラノ対棚橋となり、ミラノはロープパラダイス&低空ドロップキック。だが、棚橋はミラノのハンマースルーを切り返し、串刺しドロップキック。
タッチを受けた金本はミラノの顔面へドロップキック、顔面ウォッシュ。続くローリングセントーンはミラノがかわし、後藤とスイッチ。
金 本と後藤はリング中央で激しいエルボー合戦を展開。そしてロープワークから、金本はカウンターミドルキック。さらに後藤の延髄ラリアットをかわし、ソバッ トからアンクルホールドへ。棚橋がミラノをドラゴンスリーパーで押さえるも、ミラノはこれを脱出してカット。だが、金本は技を解かず、後藤は自力でロープ へ。
さらに金本は後藤にローキック、張り手、顔面への飛び膝蹴り。そして、コーナー最上段からダイブしてきたミラノを下からキックで蹴散らす。
棚橋対後藤となり、棚橋はエルボー連打。これを受け止めた後藤は、エルボー合戦で押し返し、串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップからカバー。続いての昇天を首固めで切り返した棚橋だが、後藤のラリアットを浴びてダウン。
タッチを受けたミラノはダイビングボディアタック。すると、棚橋もフライングフォーアームからミラノをカバー。だが、ミラノはこれをブリッジで返し、低空ドロップキック、トレイン攻撃。そして、ミラノが棚橋を羽交い絞めにすると、そこへ後藤がラリアット。
棚橋がこれをかわすと、ミラノもブリッジで直撃を免れる。そして、ミラノは間髪入れずにラウンドハウスキック。さらに後藤のラリアットを挟み、エンポリオ・アルマニッシュ、トラースキックで追撃。
劣勢の棚橋は、ミラノを捕獲すると変型キャプチュードで叩きつける。そして、金本との合体ドロップキックから、交互にサンセットフリップを投下し、最後は同時にエルボードロップを落とす。
金 本との連携攻撃で勢いに乗った棚橋は、ミラノに裏投げ、ドラゴンスクリュー。そして、ダウンしたミラノの脚を掴んで、そのままドラゴンスクリュー。脚を押 さえてもがき苦しむミラノにテキサスクローバーホールド。ここは場外で金本に押さえられていた後藤のカットが間に合う。そして、後藤は金本にラリアット一 閃。
リング上では棚橋がミラノにスリングブレイド。ここからのフォールを返したミラノは、ドラゴンスープレックスを狙ってきた棚橋をその体勢のまま対角コーナーへと叩きつける。
そして、後藤がミラノを踏み台にして棚橋にニールキック。その直後、ミラノがミラノ固め! で棚橋を押さえ込んで電光石火の3カウント奪取。
後藤、ミラノ組が執念で踏み止まり、IWGPヘビー級王者の棚橋に土をつけた。
COMMENT
後 藤「今日が始まり。俺の(G1 TAG)リーグ戦、今日から始まったから。もう連敗しないし、負けないよ。次の棚橋弘至とのシングル(11/11両国、IWGPヘビー級選手権試合)に向 けて、もう負けは許されない。いい感じで、ミラノとのタッグも出来上がってきたから、今日から始まったと思って、決勝戦まで突っ走ります。また自信つけま したよ。次の(10/28)神戸(での棚橋との前哨戦)でも勝たせてもらって、全部いい方向に持っていきますから。11月11日両国までに、この自信をさ らに2倍、3倍に膨れ上がらせて、最高の状態でタイトルマッチに挑みます」
棚橋「チクショー、やってもうた!」
金本「おい、どうした?」
棚橋「スイマセン、3つ(3カウント)いかれました。上手いことやられました」
金本「ミラノ、後藤組なんて、点数の内に数えていたのによ。ミラノ、後藤組は、絶対に落としたくなかったー! あと、強いヤツらがいっぱい残っているからな。バーナード、トムコ組、永田、中西組に、蝶野、曙組。あー、クソッ!」
棚橋「(金本に向かって)俺は負けたからと言って、後ろ向きになるような“残念な思考回路”は持っていないです。これからッスよ、これからがクライマックス!」
金本「俺も一緒や。この負けで火が点いた。全部獲る(勝つ)よ、全部! 俺ら2人が全部獲る!(と言って先に控え室へ)」
棚橋「(控え室に入る途中で)クソッ! 腰が。ちょっと昨日さ、腰を痛めちゃって……おっと、それ以上はプライベートだから聞かないで(キッパリ)。よし、これから。(テレビカメラを指しながら)俺、絶対に優勝するからさ。みんなとの約束!」