新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN TRUTH 〜G1 TAG LEAGUE〜

日時: 2007年10月18日(木) 18:00開場　18:30開始
会場: 長野・飯田市勤労者体育センター
観衆: 1336

第2試合 20分1本勝負

外道
プリンス・デヴィット

邪道
稔

境界線

11分54秒　スーパーフライ→片エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

IWGP Jr.タッグ王座奪取を目指す稔＆デヴィットと、“タッグのスペシャリスト”邪道＆外道による第2試合。

稔と邪道の先発で試合スタート。グラウンドの攻防で邪道に丸め込まれた稔は、キックアウトすると場外エスケープ。リングに戻ると、リングの中を回りながら手で体をパチパチ叩き出し、自軍コーナーへ戻ってデヴィットとタッチ。邪道をすかした行動に観衆から笑いが起こる中、試合権利を得たデヴィットは外道を指名する。
外道の串刺し攻撃を避けたデヴィットだったが、そこへ邪道がエプロンからラリアット。場外へ連れて行かれたデヴィットは、邪道に逆水平チョップ、ツバ攻撃。外道も稔を場外で痛めつける。
得意のインサイドワークでペースを掴んだ邪道＆外道は、デヴィットを集中攻撃。邪道は逆水平チョップ連打、ロープを利用した顔面攻撃、外道はスイング式ネックブリーカー。だが、デヴィットは外道の攻撃を邪道に誤爆させると、プリンスズスロウンで外道を落下させた勢いを利用して、マットに倒れていた邪道もプレスする荒技を見せる。
タッチを受けた稔は、ミサイルキック、腕ひしぎ逆十字固め、ミドルキック連打で邪道を攻撃。邪道に応戦され、クロスフェースオブJADOで捕らえられるが、ここはデヴィットがカット。稔は、邪道のジャーマンスープレックスを一回転して着地し、キックのコンビネーションから正面飛びドロップキック。ここでデヴィットにタッチし、勝負を託す。
デヴィットは、ロープへダッシュするが、場外にいた外道に脚を引っ張られて転倒。しかし、これでもペースを崩すことなく、邪道＆外道をドロップキックで同時に倒すことに成功する。
外道にエプロンからの延髄斬り、ミサイルキックを放つと、「ブレーンバスター！」と、いつものようにアピールするデヴィット。だが、これは不発に終わり、続いて放ったスクリューハイキックも回避され、外道のトラースキックを食らってしまう。
これでペースを落としたデヴィットに追い討ちをかけるべく、外道は杖を手にするが、浅見レフェリーが止めに入る。その隙に邪道がデヴィットを、急所攻撃、ラリアットで闇討ち。そして、外道がコンプリートショットからのスーパーフライでデヴィットを沈め、邪道＆外道が勝利を収めた。

COMMENT

邪道「もういいだろ？ IWGP Jr.タッグ、アイツら(ディック東郷、TAKAみちのく)に獲られたのは、確かに俺らだよ。俺らのケジメは俺らでつけるよ。もう、いいんじゃねぇか。デヴィット、稔のイケメンコンビに2連勝してるんだしよ。もう相手はいねぇだろ。何処でもいい。次のビッグマッチで組んでくれよ。言っておくけど、俺らのケジメは俺らがとるよ。そこんとこ、ちゃんと書いておけよ。テメェのケツはテメェで拭く」
外道「いいか、このG1 TAG LEAGUE、今日はただの前夜祭だよ。何でか分かるか？邪道、外道が(公式戦に)出ねぇからだよ！次の（10/20）柳井からが本番だよ！大本命の出場だよ！分かったか、この野郎!!」

稔「このチームで(IWGP )Jr.タッグを奪い返したいと言っているので、何かモチベーションが欲しいね。勝ったら何か。負けたら落ちるだろうけど。俺とデヴィットのチームで Jr.タッグを狙うまでに、1つ俺から提案があるんだけれど、今日のところは置いといて。昨日、たまたま家族で飯を食っている最中に携帯サイトを見たら、(11月11日両国大会に)TNAからクリストファー・ダニエルズが来ると。まぁ、俺は今日のコメントで『アイツとやるのは俺しかいねぇだろう！』と言うつもりだったけど、もう何か先走りしてTNAのWEBサイトを見たらセンシとクリスが組んで、俺とデヴィットのカードがTNAのサイトに発表されていると。クリスとやるのは9年4ヶ月ぶりなので、やるなら俺しかいないと思っていたし。TNAも新日本も俺を選ぶだろうとは思っていたけど。カードが組まれたのだったら俺らは逃げないし、新日本プロレスは逃げませんよと。俺は対抗戦という感覚は別に無いけど、とにかくクリスとの9年4ヶ月ぶりの対決が楽しみ。それだけ。なぁ、デヴィット？」
デヴィット「サンキュウベリーマッチ(と言って稔と握手)」
稔「ちょっとね、こういう風に2人で組んだ時は負けたくないけれど。負ける事で遠回りするかも知れないけど、何処の会場かは分からないけど、俺らはこのチームでクリスとセンシを倒したいし、Jr.タッグに辿りつきたいですね。(デヴィットに向かって)サンキュウ!」