「チャレンジマッチシリーズ」の第6戦で、コグリンがバイオレンス・アンリミテッドのディッキンソンと対決。
序盤、グラウンドの攻防からディッキンソンが腕を取る、しかし、コグリンは身軽な動きで切り返し、ディッキンソンを持ち上げてマットへ叩きつける。
その後、ディッキンソンが脇固めを仕掛け、コグリンがロープエスケープした直後に腕へストンピングを落とす。そして、カウンターバックエルボー、ショルダーアームブリーカー、逆水平チョップなどで追撃していく。
つづいてディッキンソンは腕ひしぎ逆十字固めを狙うが、コグリンがディフェンス。さらに、エルボーを受け流すと、強烈なエルボーと逆水平チョップを食らわせる。
それでもコグリンは怯むことなく、強烈なエルボーを連発。これをきっかけに両者がエルボーを打ち合い、そこからディッキンソンが逆水平チョップを浴びせる。
だが、コグリンはディッキンソンの動きを読み、カウンタージャンピングショルダータックルで逆転。そして、串刺しラリアット、エルボー、逆水平チョップ、変型フロントスープレックス、バックドロップなどで畳み掛ける。
しかし、ディッキンソンは串刺し攻撃を回避し、コグリンをニュートラルコーナーへ激突させる。そして、ロープを利用した腕攻撃、串刺しエルボー、フロントネックチャンスリーで追撃していく。
次にディッキンソンは腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けるが、コグリンが脱出に成功。そして、バックドロップの体勢に入るが、ディッキンソンが潰してチキンウィングアームロックを極める。
だが、コグリンは腕を取られたままディッキンソンを持ち上げ、ボディスラムの要領で投げる。それでもディッキンソンは腕をクラッチするが、コグリンがジャーマンスープレックスで投げ捨て、ショートレンジラリアットで吹き飛ばす。
次にコグリンはファイヤーマンズキャリーで担ぐが、ディッキンソンが回転して切り返し、腕ひしぎ逆十字固めで勝負を決めた。
【試合後コメント】
ディッキンソン「(※ハンバーガーを食べながら現れ)お前との試合に勝った記念だ、アレックス。ニューヨーク出身のヤツの悪態をついていたが、本当はお前もカッコつけたいんだろ!? お前も頑張ってはいたが、今日は“ダーティー・ダディ”がお前を食い尽くした。お前にはガッツもあるし、根性も怒りも兼ね備えている。(※カメラを指さし)しかし、俺がやっているような戦術をもっと学ばないといけないな。今日の俺の作戦はお前からタップアウトを奪うことだった。この世界で生きていきたいのなら、メモを取ったほうがいいだろうな。(※ハンバーガーをほおばってカメラへ接近し)食い尽くしてやる」
コグリン「(※左腕を押さえ)クリス!! コーヒーやベーグルを片手に歩いているニューヨーカーもいるが、俺たちはどうだ!? 今日がお前との初めての対戦だった。俺が高校生のころ、お前の試合をよく見ていた。今日はチャンスだったんだ。今日、お前は俺のホームである新日本プロレスLA DOJOのリングで闘った! 俺はLA DOJOで生活し、眠り、血を流しているんだ! 俺のオープンチャレンジを受け、テキサス州のダラスまで来て俺を倒した。LA DOJOのキャプテンだけでなく、別のふたつの単語も言っていたな。ヤングライオンだ。お前は俺のことをヤングライオンと言ったんだ!! その単語は俺へのハンデか!? 片方の腕を後ろで取られたかと思ったら、もう片方の腕も下から極めやがって! 俺はたしかにヤングライオンだ! 俺は本当にやりたいことをやることが許されてはいない! 俺だって本当はもっと色々なことができるんだ! (※カメラを指さし)お前はまだ100%の俺を体感していない。次に対戦するときは本当の俺を見せつけてやる! わかったか? クリス!? 次にお前が俺と闘うときは、ヤングライオンのコスチュームとはおさらばだ! お前はヤングライオンではないアレックス・コグリンの全てを体感することになる! すぐにでもヤングライオンを卒業してお前を見返してやる! (※落ち着いた口調になり)自由の女神に手を振ったあと、お前のところに行くからな。覚悟しておけ。イジョウ」